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『覚悟のすき焼き』宇田川悟
¥1,760
「食」という窓からみえる、人生のモノサシ。 食は哲学に通ず! とある昼下がりに大人が1組。 語り合うのは来し方行く末、そして果てしなく広がる食談義 ! 対話の締めくくりは、死ぬ前に何を食べたいか=“最後の晩餐は?” 作家の宇田川悟が、ゲストの食卓にまつわるあれこれを掘り下げながら、各人の仕事や人間的魅力にせまる、楽しい対談集。 「食」という窓から覗けば、13人のトップランナーたちの生きる指針がみえてくる。 【目次】 1. 松浦晃一郎 「沈黙は金」は通用しない/料理という社会運動/地球的な水不足がやってくる/一九三カ国の食文化/食生活六カ条/目利きのワイン泥棒 2. 松任谷正隆 お取り寄せの「予習」/美意識はどんどん変化していく/食べ物への恐怖症/食卓のワンポイントリリーフ/殿様料理/食の結婚前・後 3. 五味太郎 楽なほうに行け/団結しない、仲良し家族/モボ・モガの正統なる嫡子/名曲はないけど名演はある/産業化されない面が魅力/命がけで食う文化 4. 佐藤可士和 土に触れる/「ちゃんと朝ごはん」家族/本質をあぶり出すコミュニケーション/象徴を介して伝える/制約の中で/前提を疑うことが原点 5. 大岡玲 グルメとグルマン/フライフィッシングにハマった/糠味噌臭いワインも好き!/食いしん坊の目覚め/台所と本棚しかない家/独学料理 6. 吉本ばなな レストランを書く/細部は清潔に/その場の最低の人間になれ/店選びは面白すぎる/命の力を思う/高級店からジャンクフードまで 7. 三遊亭好楽 正蔵師匠の精進揚げ/酒の不始末と破門/八人兄弟・九人家族/名人上手の美味しいしぐさ/何でも全員で食べる/お先でございます 8. 見城徹 ミシュランというブランド/うまい飯と三つのカード/「京味」に一〇〇〇回/たくさん恋愛しろ/一〇と引き替えの一/死んでもいいから飲みます! 9. 石丸幹二 パリで歌った「こもれびの庭に」/フランスの豊かさの尺度/演劇という異常事態/小学生で銀ブラ/料理と音楽は似ている/外食・ロケ弁・エスプレッソ/人並みの贅沢 10. 髙田郁 周五郎さんの世界へ/家を建てるように構想する/「つる家」に父がいるようで/若旦那の花見だ/覚悟のすき焼き 11. 真山仁 『アルセーヌ・ルパン』の正義/小説のほうが真実に肉迫できる/柔らかいリンゴへの違和感/無責任な正しさ/山芋好きの反骨少年/美味しかったらええんちゃうの/取材と飲食は不可分 12. 平松洋子 ちょっと外れたところにひっそりと/軍事政権下の韓国へ/知恵が生まれる場所/清らかな水の味/岡山の祭り寿司/断食後、だしをひと口/本にならないとわからない 13. 村上龍 小説を書くことは非日常/「ばんどう太郎」と「ラッキーピエロ」/取り合って食べた肉/『料理小説集』/厳密さの中の工夫/行きつけは半径二〇〇メートルに あとがき 出版社:晶文社 発売日:2015.9 判型・製本:四六判並製 ページ数:352
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『ラブレターの書き方』布施琳太郎
¥2,200
つながりすぎた社会で〈二人であることの孤独〉を取り戻す 若きアーティストによるSNS時代の恋愛・制作・人生論 「本書が捉えようとするのは、すべてがつなげられた社会から脱出して二人の時間を過ごし、その後で、労働や学校、家族といったつながりへと帰っていくことを可能にする世界制作の方法である。つまり二人のあいだで接続と断絶を様々に組み替えて、自分たちの手でストーリーを作る方法の模索である。そうした行き来を可能にするのがラブレターなのだ」(本書より) 【目次】 はじめに 序章 二人であることの孤独 第一部 ラブレターの歴史 第一章 代筆されたラブレター 恋文横丁における代筆文化 自動手記人形の主語 共に作る喜び 第二章 「私」の場所 寺山修司のラブレター 日本語の問題 詩的な病い/病的な詩 第三章 「あなた」の場所 光年性のラブレター 行為=場所としてのポスト インターネットのなかのラブレター 第二部 恋人たちの共同体 第四章 ラブとは何か 恋愛の起源 ロマン主義的恋愛 ロマンティック・ラブ・イデオロギー 第五章 『魔法使いの弟子』 バタイユの恋愛論 運命というメビウス 恋人たちの共同体 第六章 誤変換的リアリズム 二人であることの病い 見えるものと、見えないもの 誤変換の恋人 あとがき 作品からラブレターへ(コンテンツではない) 出版社:晶文社 発売日:2023.12 判型・製本:四六判並製 ページ数:344
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『気はやさしくて力持ち ——子育てをめぐる往復書簡』内田樹・三砂ちづる
¥1,980
子育てにおいて、いちばん大切なことは 「子どもに対して敬意を以て接すること」 男の子の親にも、女の子の親にも読んでもらいたい、旧くてあたらしい子育て論。 男手で女の子を育てた内田先生と、女手で男の子を育てた三砂先生。 共に「離婚して子どもを育てた親」であるふたりによる、誰も書かなかった子育て論。 最優先にされるべきは、「子どもに対して敬意を以て接すること」。 いまの時代にあわせてアップデートされた、旧くてあたらしい子育て論にして、すべての子育て中の親たちと、育てられ中の子どもたちへ贈る、あたたかなエール。 【目次】 ■第1便 寄り道しながらはじめましょう 第1便A 子育てって困難でしょうか? 三砂ちづるより 第1便B 子どもを手離すときのむずかしさ 内田樹より ■第2便 感情とのつきあい方 第2便A なぜすべてにそう悲観的なのでしょう? 三砂ちづるより 第2便B 親子関係で決定的に重要なこと 内田樹より ■第3便 子育てにおける母語の意味について 第3便A 性教育はナナメの関係で 三砂ちづるより 第3便B 感情のカタログを増やす 内田樹より ■第4便 親を許すこと、親から許されること 第4便A ぼんやりすることで得られる力 三砂ちづるより 第4便B 生きているなら、それでいい 内田樹より ■第5便 家族をむずびつけるもの 第5便A 一度は死んだもの、と思って育てる 三砂ちづるより 第5便B 家族とは「想像の共同体」 内田樹より ■第6便 『細雪』の世界から 第6便A 「女の文化」と「男の文化」の絡み合い 三砂ちづるより 第6便B 「女の社会」にも「男の社会」にも逃避できること 内田樹より ■第7便 野生と文明のあわいにて 第7便A 女性の身体性は取り戻せたか? 三砂ちづるより 第7便B 「産めよ殖やせよ」の逆説 内田樹より ■第8便 「母性」なるものをめぐって 第8便A 母性活性化スイッチ 三砂ちづるより 第8便B 「〈それ〉を何と呼ぶか」よりも、「〈それ〉をどう扱うか」 内田樹より ■第9便 複雑な現実は複雑なままに 第9便A 人間が太古から物語を使って行ってきたこと 三砂ちづるより 第9便B 「真のリアリスト」と「リアリストもどき」を分かつもの 内田樹より ■第10便 「ものすごく気持ちの良いこと」を経験する 第10便A 自分を手放せること/自立していくこと 三砂ちづるより 第10便B 自我が消えてしまう時の解放感と愉悦 内田樹より ■第11便 没入すること、10歳前後であること 第11便A 当時の女の子たちは失神していた 三砂ちづるより 第11便B 師に全幅の信頼を置く 内田樹より ■第12便 長い時間軸の中で考える 第12便A 無条件に愛され、無条件に見守られること 三砂ちづるより 第12便B 大人たちから子どもを守るために学校は生まれた 内田樹より ■最終便 子育てにおいて、時代が変わっても変わらないもの 最終便A 今日を機嫌良く生きていくことができたら 三砂ちづるより 最終便B 親族が存続するために最もたいせつなこと 内田樹より 長いあとがき 三砂ちづるより 短いあとがき 内田樹より 出版社:晶文社 発売日:2023.10 判型・製本:四六判並製 ページ数:336
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『急に具合が悪くなる』宮野真生子・磯野真穂
¥1,760
SOLD OUT
もし明日、急に重い病気になったら―― 見えない未来に立ち向かうすべての人に。 哲学者と人類学者の間で交わされる「病」をめぐる言葉の全力投球。 共に人生の軌跡を刻んで生きることへの覚悟とは。 信頼と約束とそして勇気の物語。 もし、あなたが重病に罹り、残り僅かの命言われたら、どのように死と向き合い、人生を歩みますか? もし、あなたが死に向き合う人と出会ったら、あなたはその人と何を語り、どんな関係を築きますか? がんの転移を経験しながら生き抜く哲学者と、臨床現場の調査を積み重ねた人類学者が、死と生、別れと出会い、そして出会いを新たな始まりに変えることを巡り、20年の学問キャリアと互いの人生を賭けて交わした20通の往復書簡。 【目次】 1便:急に具合が悪くなる 2便:何がいまを照らすのか 3便:四連敗と代替療法 4便:周造さん 5便:不運と妖術 6便:転換とか、飛躍とか 7便:「お大事に」が使えない 8便:エースの仕事 9便:世界を抜けてラインを描け! 10便:ほんとうに、急に具合が悪くなる 出版社:晶文社 発売日:2019.9 判型・製本:四六判並製 ページ数:256
