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『フリアとシナリオライター』マリオ・バルガス=リョサ(著)、 野谷文昭(訳)
¥1,650
天才シナリオライターによる奇想天外な放送劇と、「僕」と叔母の恋。 やがてライターの精神は変調を来し、虚実は混淆する…… ノーベル文学賞作家の半自伝的スラップスティック青春コメディ。 出版社:河出書房新社 発売日:2023.9 判型・製本:文庫 ページ数:592
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『楽園への道』マリオ・バルガス=リョサ(著) 、田村さと子(訳)
¥1,540
ゴーギャンとその祖母で革命家のフローラ・トリスタン。 飽くことなく自由への道を求め続けた二人の反逆者の激動の生涯を、異なる時空を見事につなぎながら壮大な物語として描いたノーベル賞作家の代表作。 出版社:河出書房新社 発売日:2017.5 判型・製本:640 ページ数:
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『ケルト人の夢』マリオ・バルガス=リョサ(著)、野谷文昭(訳)
¥3,960
1916年、大英帝国の外交官であった男に死刑が執行された。 その名はロジャー・ケイスメント。 植民地主義の恐怖を暴いた英雄であり、アイルランド独立運動に身を捧げた殉教者である。 同性愛者ゆえに長くその名は忘れられていたが、魂の闇を含めて、事実と虚構が織りなす物語のうちによみがえった。 人間の条件を問う一大叙事詩。 出版社:岩波書店 発売日:2021.10 判型・製本:四六判・上製 ページ数:550
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『都会と犬ども』マリオ・バルガス=リョサ(著) 、杉山晃(訳)
¥3,080
“怒れる若者”として登場した作家自身の体験を昇華させた、華々しき出世作。 厳格な規律の裏では腕力と狡猾がものを言う、弱肉強食の寄宿生活。 首都リマの士官学校を舞台に、ペルー各地から入学してきた白人、黒人、混血児、都会っ子、山育ち、人種も階層もさまざまな一群の少年たち=犬っころどもの抵抗と挫折を重層的に描き、残酷で偽善的な現代社会の堕落と腐敗を圧倒的な筆力で告発する。 出版社:新潮社 発売日:2010.12 判型・製本:四六判変型 ページ数:416
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『若い小説家に宛てた手紙』マリオ・バルガス=リョサ(著) 、木村榮一(訳)
¥1,760
作家を志す人へ、実作者からの熱い思い! 小説は面白い。小説家はもっと面白い! が、創作とは多大な犠牲を強いるものであり、将来の保証は何もない。 それでも作家になりたい若い人へ、小説への熱い思いを込めて宛てた小説家への手引。 出版社:新潮社 発売日:2000.7 判型・製本:四六判 ページ数:176
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『翻訳する私』ジュンパ・ラヒリ(著) 、小川高義(訳)
¥2,145
自分自身をべつの言葉に置き換え、変化を恐れずに生きてきた──。 ベンガル人の両親のもとロンドンで生まれ、アメリカで育った著者は、幼い頃から自らや家族のことを、頭のなかで常にベンガル語から英語に「翻訳」してきた。 大人になってから習得したイタリア語に見出した救い、母の看取りなど、自身の半生をひもときながら綴られる、小説を書くことを鼓舞してくれる「翻訳」について考えたこと。 出版社:新潮社 発売日:2025.4 判型・製本:四六判変型 ページ数:192
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『わたしのいるところ』ジュンパ・ラヒリ(著) 、中嶋浩郎(訳)
¥1,870
歩道で、仕事場で、本屋で、バルコニーで、ベッドで、海で、文房具店で、彼の家で、駅で……。 ローマと思しき町に暮らす45歳の独身女性、身になじんだ彼女の居場所とそれぞれの場所にちりばめられた彼女の孤独、その旅立ちの物語。 大好評のエッセイ『べつの言葉で』につづく、イタリア語による初の長篇小説。 出版社:新潮社 発売日:2019.8 判型・製本:四六判変型 ページ数:168
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『べつの言葉で』ジュンパ・ラヒリ(著) 、中嶋浩郎(訳)
¥1,760
子供時代から、家では両親の話すベンガル語、外では英語と、相容れない二つのことばを使い分けて育ったラヒリ。 第三の言語、イタリア語と出会ってから二十余年。 ついにラヒリは家族を伴いローマに移住する。初めての異国暮らしを、イタリア語と格闘しながら綴ったひたむきなエッセイ。 イタリア語で書かれた掌篇二篇も付す。 出版社:新潮社 発売日:2015.9 判型・製本:四六判変型 ページ数:144
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『停電の夜に』ジュンパ・ラヒリ(著) 、小川高義(訳)
¥737
毎夜1時間の停電の夜に、ロウソクの灯りのもとで隠し事を打ち明けあう若夫婦──「停電の夜に」。 観光で訪れたインドで、なぜか夫への内緒事をタクシー運転手に打ち明ける妻──「病気の通訳」。 夫婦、家族など親しい関係の中に存在する亀裂を、みずみずしい感性と端麗な文章で表す9編。 出版社:新潮社 発売日:2003.2 判型・製本:文庫 ページ数:336
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『族長の秋』ガブリエル・ガルシア=マルケス(著)、鼓直(訳)
¥1,100
無人の聖域に土足で踏みこんだわれわれの目に映ったのは、ハゲタカに喰い荒らされた大統領の死体だった。 国に何百年も君臨したが、誰も彼の顔すら見たことがなかった。 生娘のようになめらかな手とヘルニアの巨大な睾丸を持ち、腹心の将軍を野菜詰めにしてオーブンで焼き、二千人の子供を船に載せてダイナマイトで爆殺したという独裁者──。 権力の実相をグロテスクなまでに描いた異形の怪作。 出版社:新潮社 発売日:2025.2 判型・製本:文庫 ページ数:432
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『語るボルヘス 書物・不死性・時間ほか』J.L.ボルヘス(著)、 木村榮一(訳)
¥638
1978年6月に、ブエノスアイレスのベルグラーノ大学で行われた連続講演の記録。 ボルヘスが選んだテーマは,「書物」「不死性」「エマヌエル・スヴェーデンボリ」「探偵小説」、そして「時間」。 ――「この五つのテーマはわたしの内面と深くかかわっていて、これまで自分が思念を凝らしてきたものなのです」(ボルヘス)。 出版社:岩波書店 発売日:2017.7 判型・製本:文庫 ページ数:148
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『伝奇集』J.L.ボルヘス (著)、鼓直(訳)
¥935
夢と現実のあわいに浮び上がる「迷宮」としての世界を描いて現代文学の最先端に位置するボルヘス。 われわれ人間の生とは,他者の夢見ている幻に過ぎないのではないかと疑う「円環の廃墟」、宇宙の隠喩である図書館の物語「バベルの図書館」など、東西古今の神話や哲学を題材として精緻に織りなされた魅惑の短篇集。 出版社:岩波書店 発売日:1993.11 判型・製本:文庫 ページ数:282
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『ボルヘス怪奇譚集』ホルヘ・ルイス・ボルヘス、アドルフォ・ビオイ=カサーレス(著)、柳瀬尚紀(訳)
¥913
「物語の精髄は本書の小品のうちにある」(ボルヘス)。 古代ローマ、インド、中国の故事、千夜一夜物語、カフカ、ポオなど古今東西の書物から選びぬかれた九十二の短くて途方もない話。 出版社:河出書房新社 発売日:2018.4 判型・製本:文庫 ページ数:188
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『ボルヘス・エッセイ集』 ホルヘ・ルイス・ボルヘス(著)、木村榮一 (編訳)
¥1,320
フーコーの孫引きで有名な『シナの百科事典』が登場する「ジョン・ウィルキンズの分析言語」をはじめ、時間、現実、翻訳、『キホーテ』、カフカ等について博識と奇想の横溢する諸篇を新編・新訳。 出版社:平凡社 発売日:2013.10 判型・製本:B6変 ページ数:278
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『ピンポン』パク・ミンギュ(著)、斎藤真理子(訳)
¥2,090
世界に「あちゃー」された男子中学生「釘」と「モアイ」は卓球に熱中し、人類存亡を賭けた試合に臨む。 韓国の鬼才が猛打する長篇! 出版社:白水社 発売日:2025.2 判型・製本:新書判 ページ数:296
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『毎日読みます』ファン・ボルム(著)、牧野美加(訳)
¥1,980
SOLD OUT
本を手掛かりにして、わたしは、より勇気ある、より揺らがない人間になれた。 現代の忙しい私たちは、いったいどんな本を読めばいいのだろうか? または、どうやったら本が読めるだろうか? 『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』で2024年本屋大賞翻訳小説部門第1位を受賞した著者が、さまざまな本のタイトルとともに綴る、やさしい読書エッセイ。 悩めるあなたの背中を、そっと押してくれる全53章。 出版社:集英社 発売日:2025.3 判型・製本:四六判 ページ数:248
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『水曜生まれの子』イーユン・リー(著)、篠森ゆりこ(訳)
¥2,695
表題作ほか11の短編を収録。 喪失、孤独、秘密、愛情……深みのあるテーマを扱っている小説だが、率直ゆえの辛辣さのなかにユーモアを感じる。 唯一無二の作家による待望の一冊。 出版社:河出書房新社 発売日:2025.2 判型・製本:四六判変形 ページ数:312
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『荒地』T.S.エリオット(著)、 岩崎宗治(訳)
¥1,001
「四月は最も残酷な月……」と鮮烈な言葉で始まる『荒地』は,20世紀モダニズム詩の金字塔である。 本書には,『プルーフロックその他の観察』から『荒地』までのT.S.エリオット(1888-1965)の主要な詩を収録し,その前期の詩作の歩みをたどれるようにした。 難解な詩を味読できるよう詳細な訳注を付した文庫決定版。 出版社:岩波書店 発売日:2010.8 判型・製本:文庫 ページ数:324
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『荒地/文化の定義のための覚書』T・S・エリオット(著)、深瀬基寛(訳)
¥1,100
第一次大戦後のヨーロッパの精神的混迷を背景とした長篇詩「荒地」と鋭利な文化論を合わせた決定版。 巻末に深瀬基寛による概説を併録。 出版社:中央公論新社 発売日:2018.4 判型・製本:文庫 ページ数:336
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『詩人の手紙』ジョン・キーツ(著)、田村英之介(訳)
¥1,430
永遠に価値を持つといわれる、夭折した詩人キーツの書簡集。 「真実でないものはほとんど一つもない」(T・S・エリオット)詩についての思索、魂の内奥から発する種々の想念、肉親への愛、恋人への愛、青春の苦悩と喜びの一切は、この書に充ちている。 出版社:富山房 発売日:1977.4 判型・製本:新書判 ページ数:370
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『アメリカン・マスターピース 準古典篇』(柴田元幸翻訳叢書)
¥2,640
アメリカ短篇小説の“名作中の名作”を直球で選んだアンソロジー、第2弾。 【収録作品】 シャーウッド・アンダーソン「グロテスクなものたちの書」 アーネスト・ヘミングウェイ「インディアン村」 ゾラ・ニール・ハーストン「ハーレムの書」 イーディス・ウォートン「ローマ熱」 ウィリアム・サローヤン「心が高地にある男」 デルモア・シュウォーツ「夢の中で責任が始まる」 コーネル・ウールリッチ「三時」 ウィリアム・フォークナー「納屋を焼く」 F・スコット・フィッツジェラルド「失われた十年」 ラルフ・エリスン「広場でのパーティ」 ユードラ・ウェルティ「何度も歩いた道」 ネルソン・オルグレン「分署長は悪い夢を見る」 出版社:スイッチ・パブリッシング 発売日:2023.7
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『アメリカン・マスターピース 古典篇』(柴田元幸翻訳叢書)
¥2,310
柴田元幸が長年愛読してきたアメリカ古典小説から選りすぐった、究極の「ザ・ベスト・オブ・ザ・ベスト。 アメリカ古典文学の途方もない豊かさを堪能できるアンソロジー。 【収録作】 ナサニエル・ホーソーン「ウェイクフィールド」 エドガー・アラン・ポー「モルグ街の殺人」 ハーマン・メルヴィル「書写人バートルビー」 エミリー・ディキンソン「詩」 マーク・トウェイン「ジム・スマイリーと彼の跳び蛙」 ヘンリー・ジェイムズ「本物」 O・ヘンリー「賢者の贈り物」 ジャック・ロンドン「火を熾す」 出版社:スイッチ・パブリッシング 発売日:2013.5
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『郊外のフェアリーテール キャサリン・マンスフィールド短篇集』
¥2,090
薔薇、お茶、リボン、焼き菓子……。 完璧な幸福の中にひそむ死、誘拐、心変わりや別離。 ――外から来た少女は、世界の裂け目を覗き込む。 ニュージーランドに生まれたマンスフィールドは、ヨーロッパに暮らす人々の優雅な幸福を活写する。 同時に日常の翳に見え隠れする、死、階級差、裏切り、別離なども、彼女の眼は射抜いていく。 小さなお菓子のような短篇には、毒や皮肉も混ざっていて、人間社会の普遍を描く。 ヴァージニア・ウルフのよきライバルで、短篇の革新者。 マンスフィールドの比類なきコレクション。 出版社:亜紀書房 発売日:2022.3 判型・製本:四六判 ページ数:328
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『疫病短編小説集』
¥1,650
天然痘・コレラ・インフルエンザ、そして「疫病の後」。繰り返し襲いくる見えない恐怖を主題とする7編。 【目次】 1.疫病 「赤い死の仮面」エドガー・アラン・ポー 2.天然痘 「レディ・エレノアのマント」ナサニエル・ホーソーン 3.コレラ 「見えざる巨人」ブラム・ストーカー 「モロウビー・ジュークスの奇妙な騎馬旅行」ラドヤード・キプリング 「一介の少尉」ラドヤード・キプリング 4.インフルエンザ 「蒼ざめた馬 蒼ざめた騎手」キャサリン・アン・ポーター 5.疫病の後 「集中ケアユニット」J・G・バラード 解説 石塚久郎 出版社:平凡社 発売日:2021.3 判型・製本:B6変 ページ数:312