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『人質の朗読会』小川洋子
¥726
慎み深い拍手で始まる朗読会。 耳を澄ませるのは人質たちと見張り役の犯人、そして……。 しみじみと深く胸を打つ、祈りにも似た小説世界。 Lounge B booksの屋号は本書の中の一編「B談話室」から取っています。 当店にとって重要な一冊です。 "世界のあらゆる場所にB談話室はある" 出版社:中央公論新社 発売日:2014.2 判型・製本:文庫 ページ数:256
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【初回特典オリジナルメッセージカード付】『花のうた』左右社編集部(編)
¥2,200
同時代の歌人100人がうたった 100首の〈花〉の短歌アンソロジー どこから開いても〈花〉があふれる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首。 満開の桜、野に咲くたんぽぽ、雨の日の紫陽花、凛とひらく百合、色とりどりの薔薇、大輪のダリア、金木犀の香り、枯れてゆく花束……100人の歌人がうたった、わたしだけの花のうた。 【収録歌人一覧】 青松輝/我妻俊樹/天野慶/阿波野巧也/井口可奈/石井僚一/伊舎堂仁/伊藤紺/井上法子/上坂あゆ美/内山晶太/宇都宮敦/宇野なずき/上澄眠/江戸雪/太田垣百合子/近江瞬/大森静佳/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/奥田亡羊/奥村晃作/尾崎まゆみ/小佐野彈/笠木拓/金田光世/椛沢知世/川野里子/川野芽生/川村有史/北谷雪/北山あさひ/木下龍也/木村比呂/工藤吉生/くどうれいん/黒井いづみ/小坂井大輔/小島なお/小俵鱚太/五島諭/佐クマサトシ/笹井宏之/佐佐木定綱/笹原玉子/ショージサキ/鈴木ジェロニモ/鈴木晴香/高柳蕗子/谷川由里子/谷じゃこ/俵万智/千種創一/手塚美楽/寺井奈緒美/堂園昌彦/土岐友浩/ナイス害/永井祐/中井スピカ/中村森/中山俊一/錦見映理子/沼尻つた子/橋爪志保/長谷川麟/初谷むい/服部真里子/馬場めぐみ/濱田友郎/早坂類/林あまり/東直子/平岡直子/廣野翔一/藤井柊太 /藤宮若菜/穂村弘/堀静香/本多真弓/枡野浩一/松野志保/丸田洋渡/丸山るい/水野葵以/水野しず/水原紫苑/光森裕樹/睦月都/盛田志保子/藪内亮輔/山崎聡子/山階基/山田航/山中千瀬/雪舟えま/揺川たまき/吉川宏志/吉田竜宇 出版社:左右社 発売日:2025.3 判型・製本:四六判変形 上製 ページ数:136
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『それはただの偶然』植本一子
¥1,540
写真家・植本一子による、自費出版としては初めてのエッセイ集。 夏から秋にかけて執筆された7篇と併せて『文學界』『ベストエッセイ2024』に掲載された1篇と詩も収録。 【目次】 一緒に生きていこうぜ 春 小森さんと私 タトゥーを入れる それは愛と呼ばれる何か 新しい友達 高橋さんのこと お葬式のメンバー ねこのきもち 私たちの本当の終わり あとがき 植本一子 出版年表 発売日:2024.12
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『われわれの雰囲気』植本一子、碇雪恵、柏木ゆか
¥1,430
約束の時間に来なかった友人(ピコちゃんこと柏木ゆか)が事故に遭い、ICUで意識不明の状態に。 コロナ禍では病院へかけつけることもできない状況のなか、植本一子と碇雪恵は目を覚まさない友達をめぐる日々を記録する。 そして意識を取り戻したピコちゃん本人による日記を収録。 ※3色ある帯の色はランダムです。 装画:近藤聡乃 発売日:2023.5 ページ数:124
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『個人的な三ヶ月 にぎやかな季節』植本一子
¥1,760
写真家・植本一子による日記。 2021年の1月から3月までの個人的な三ヶ月間の記録。 娘たち、パートナー、大切な友人たちとのかけがえのない日々。 【目次】 2021年1月 2021年2月 2021年3月 あとがき「ミツは存在しない」 判型・製本:185×130mm コデックス装 ページ数:176
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『風景を綴る 写生文ワークショップ作品集』おかやま旅筆会、講師:乗代雄介
¥1,100
SOLD OUT
岡山小説家・乗代雄介が講師を務める、風景描写のワークショップ参加者によって編まれたZINE。 2年目となる2024年開講のワークショップ参加者によるスケッチ。 発売日:2025.3 判型・製本:B6 ページ数:165
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『SLOW WAVES issue04 日記の中の海』
¥1,000
海にまつわる作品だけを集めた文芸誌。 第4号の特集は「日記の中の海」。 東西さまざまな場所でつづられた、8人の「海」にまつわる日記を収録。 【内容】 巻頭詩 犬飼愛生(詩人/エッセイスト) 特集 日記の中の海 アサノタカオ(サウダージ・ブックス)/中田実希(庭文庫)/鳥野みるめ(フォトグラファー)/日下踏子(書架 青と緑)/本沢結香(トンガ坂文庫)/toitoitoi(短歌グループ) 特別企画 往復書簡 今枝孝之・村田奈穂(ひびうたブックハウス) 出版社:SLOW WAVES 発売日:2025.2 判型・製本:新書版・並製 ページ数:152
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『四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』村上春樹(著) 、高妍(絵)
¥1,870
100パーセントの恋人たちへ──村上春樹と台湾の画家が描く瑞々しい世界。 世界中の読者に愛される初期短編の表題作と「鏡」。 二つの超人気短編が、瀟洒なピクチャー・ブックに。 物語は「昔々」で始まり、「悲しい話だと思いませんか」で終わる──ある朝、原宿の裏通りで少年と少女が偶然出会い、恋に落ちる。 しかし二人の運命は……。 若手画家と短編の村上ワールドが心地よく響き合う美しい一冊。 出版社:新潮社 発売日:2025.2 判型・製本:四六判変型 ページ数:64
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『ミナミの春』遠田潤子
¥1,980
痛みも後悔も乗り越えて、いつかきっと笑える。 売れない芸人を続ける娘、夫の隠し子疑惑が発覚した妻、父と血のつながらない高校生…… 大阪・ミナミを舞台に、人の「あたたかさ」を照らす群像劇。 「松虫通のファミリア」 「ピアニストになってほしい」亡妻の願いをかなえるために英才教育を施した娘のハルミは、漫才師になると言って出ていった。 1995年、阪神淡路大震災で娘を亡くした吾郎は、5歳になる孫の存在を「元相方」から知らされる。 「ミナミの春、万国の春」 元相方のハルミが憧れた漫才師はただ一組、「カサブランカ」。 ハルミ亡き後も追い続けたが、後ろ姿は遠く、ヒデヨシは漫才師を辞めた。 2025年、万博の春に結婚を決めたハルミの娘のため、ヒデヨシは「カサブランカ」に会いに行く。 (他、計6篇) 出版社:文藝春秋 発売日:2025.3 判型・製本:四六判 ページ数:328
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『水曜生まれの子』イーユン・リー(著)、篠森ゆりこ(訳)
¥2,695
表題作ほか11の短編を収録。 喪失、孤独、秘密、愛情……深みのあるテーマを扱っている小説だが、率直ゆえの辛辣さのなかにユーモアを感じる。 唯一無二の作家による待望の一冊。 出版社:河出書房新社 発売日:2025.2 判型・製本:四六判変形 ページ数:312
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『月とアマリリス』町田そのこ
¥1,870
声なき声が届くなら、今度こそ記者を諦めない。 北九州市の高蔵山で一部が白骨化した遺体が発見された。 地元のタウン誌でライターとして働く飯塚みちるは、元上司で週刊誌編集者の堂本宗次郎の連絡でそのニュースを知る。 遺体と一緒に花束らしきものが埋めれられており、死因は不明だが大きな外傷はなかった。 警察は、遺体を埋葬するお金のない者が埋めたのではないかと考えているという。 遺体の着衣のポケットの中には、メモが入っていた。 部分的に読めるその紙には『ありがとう、ごめんね。みちる』と書かれていた。 遺体の背景を追って記事にできないかという宗次郎の依頼を、みちるは断る。 みちるには、ある事件の記事を書いたことがきっかけで、週刊誌の記者を辞めた過去があった。 自分と同じ「みちる」という名前、中学生のころから憧れ、頑張り続けた記者の仕事。 すべてから逃げたままの自分でいいのか。みちるは、この事件を追うことを決めた──。 出版社:小学館 発売日:2025.2 判型・製本:四六判 ページ数:368
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『夜明けのはざま』町田そのこ
¥1,870
自分の情けなさに、歯噛みしたことのない人間なんて、いない。 地方都市の寂れた町にある、家族葬専門の葬儀社「芥子実庵」。 仕事のやりがいと結婚の間で揺れ動く中、親友の自死の知らせを受けた葬祭ディレクター、元夫の恋人の葬儀を手伝うことになった花屋、世界で一番会いたくなかった男に再会した葬儀社の新人社員、夫との関係に悩む中、元恋人の訃報を受け取った主婦……。 出版社:ポプラ社 発売日:2023.11 判型・製本:四六判 ページ数:366
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『トリビュートブック 100%孤独のグルメ! それにしても腹が減った!』
¥1,320
食漫画の金字塔『孤独のグルメ』初のトリビュートブック。 食描写の達人たちによる珠玉のトリビュート漫画+エッセイを収録。 原作・久住昌之氏へのロングインタビュー、井之頭五郎名言辞典、作画・谷口ジロー氏のイラストギャラリーも。 【収録作家】 和泉晴紀、イナダシュンスケ、戌井昭人、宇垣美里、浦沢直樹、江口寿史、大根仁、オカヤイヅミ、小田原ドラゴン、カレー沢薫、河内遙、久住卓也、コナリミサト、島田雅彦、新久千映、夏目房之介、山崎紗也夏、吉田戦車、ラズウェル細木
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『すべてきみに宛てた手紙』長田弘
¥836
SOLD OUT
人生は、「やめたこと」「やめざるをえなかったこと」「わすれてしまったこと」で出来ている。 そうして結局、己のなかにのこったものは? 今の自分にのこったものから、あらゆることがはじまるのならば――。 この本のページを開いた読者=「きみ」へと詩人はまっすぐ語りだす。 贈られるのは39通の「手紙」たち。 体温を帯びた言葉のすべてに胸が震える、珠玉のエッセイ集。 解説 谷川俊太郎 出版社:筑摩書房 発売日:2022.4 判型・製本:文庫 ページ数:160
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『喫茶店文学傑作選』林哲夫(編)
¥990
多くの作家・芸術家を魅了し、作品の舞台、創作の淵源、彼らの交友の拠点となった「喫茶店」。 短篇小説、エッセイから、喫茶店文化の真髄に触れる。 出版社:中央公論新社 発売日:2023.9 判型・製本:文庫 ページ数:296
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『八木重吉詩集』八木重吉(著)、 若松英輔(編)
¥1,155
近代詩の彗星、八木重吉(1898-1927)。 残された珠玉の詩篇には、生きることへの愛しみと哀しみが満ちている。 愛と祈りの詩人を一冊に編む。 キリスト教詩人とされる八木は、特定の宗派を超えて受け入れられている。 人間の内奥にある普遍的なものが、読む者に働きかけている。 霊性と言葉の交響を明らかにする。 出版社:岩波書店 発売日:2025.2 判型・製本:文庫 ページ数:364
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【初回限定特典小冊子付き】『湯気を食べる』くどうれいん
¥1,760
SOLD OUT
※お一人様一冊でお願いします。 幅広い分野で活躍する注目の作家・くどうれいんによる自炊エッセイ集。 「オレンジページ」の人気連載と河北新報での東北エッセイ連載に書き下ろしを多数加えた、心にひびく48編。 初回搬入限定の特典小冊子には書籍未収録の3編を収録。 出版社:オレンジページ 発売日:2025,3,4 判型・製本:四六判 ページ数:212
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『世界99 下』村田沙耶香
¥2,420
私たち、ピョコルンに、全部捨てられるようになりましたよね。 性欲を。出産を。育児を。介護を。人生の時間を食いつぶす、あらゆる雑務を。 14年前、「リセット」を経験した人類は混乱の最中にあった。 しかしラロロリン人の考えた「人間リサイクルシステム」がうまく機能し、やがて社会は再生を迎える。 そして49歳になった空子は「クリーンな人」として、美しく優しい世界を生きている。生まれ育った街「クリーン・タウン」の実家に戻り、同級生の白藤遥とその娘・波とともに。 ようやく訪れた穏やかな社会の中心には、さらなる変貌を遂げたピョコルンがいた。 村田沙耶香渾身の大長編、ここに完結。 都合の良い「道具」・ピョコルンを生み出した果てに、人類が到った極地とは――。 出版社:集英社 発売日:2025.3 判型・製本:四六判 ページ数:432
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『世界99 上』村田沙耶香
¥2,420
この世はすべて、世界に媚びるための祭り。 性格のない人間・如月空子。 彼女の特技は、〈呼応〉と〈トレース〉を駆使し、コミュニティごとにふさわしい人格を作りあげること。「安全」と「楽ちん」だけを指標にキャラクターを使い分け、日々を生き延びてきた。 空子の生きる世界には、ピョコルンがいる。 ふわふわの白い毛、つぶらな黒い目、甘い鳴き声、どこをとってもかわいい生き物。 当初はペットに過ぎない存在だったが、やがて技術が進み、ピョコルンがとある能力を備えたことで、世の中は様相を変え始める。 3年以上にわたる著者初の長期連載がついに書籍化。 村田沙耶香の現時点の全てが詰め込まれた、全世界待望のディストピア大長編。 出版社:集英社 発売日:2025.3 判型・製本:四六判 ページ数:432
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『結論それなの、愛』一木けい
¥1,925
バンコクの高級アパートで暮らすマリは、コロナ禍で出張先から帰ってこられない夫と別居生活を送っている。 日本にいた母の葬儀にも参加できず、孤独なマリに声を掛けたのは、テオというタイ人青年だった。 寄り添い、理解しようと向き合ってくれるテオに、マリは心惹かれるようになる。 魂が震える最高純度の恋愛小説。 出版社:新潮社 発売日:2025.2 判型・製本:四六判 ページ数:224
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『小説』野崎まど
¥2,145
SOLD OUT
「物語に救われ、読書に呪われた」 君はなぜ、小説を読むのか? 五歳で読んだ『走れメロス』をきっかけに、内海集司の人生は小説にささげられることになった。 一二歳になると、内海集司は小説の魅力を共有できる生涯の友・外崎真と出会い、二人は小説家が住んでいるというモジャ屋敷に潜り込む。 そこでは好きなだけ本を読んでいても怒られることはなく、小説家・髭先生は二人の小説世界をさらに豊かにしていく。 しかし、その屋敷にはある秘密があった。 読むだけじゃ駄目なのか。 それでも小説を読む。 小説を読む。 読む。 宇宙のすべてが小説に集まる。 出版社:講談社 発売日:2024.11 判型・製本:四六変型 ページ数:224
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『おいしそうな文学。』群像編集部(編)
¥1,320
SOLD OUT
物語は別腹。 29名の豪華執筆陣が綴る、古今東西の文学作品に登場する一品と、忘れられない読書体験。 読書欲と食欲をそそられる三ツ星<食×文学>エッセイ・アンソロジー。 物語の美食家たちを虜にした全29品。 その味は、読んでみてのお楽しみ。 まずは一口。 【執筆者】 江國香織、枝元なほみ、粥川すず、木村衣有子、くどうれいん、斉藤倫、最果タヒ、向坂くじら、関口涼子、武塙麻衣子、田中知之、崔実、中条省平、土井善晴、奈倉有里、野村由芽、花田菜々子、原武史、原田ひ香、平松洋子、藤野可織、穂村弘、堀江敏幸、益田ミリ、町田康、三浦裕子、宮内悠介、宮崎純一、山崎佳代子 出版社:講談社 発売日:2025.2 判型・製本:B6変型 ページ数:128
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『荒地』T.S.エリオット(著)、 岩崎宗治(訳)
¥1,001
「四月は最も残酷な月……」と鮮烈な言葉で始まる『荒地』は,20世紀モダニズム詩の金字塔である。 本書には,『プルーフロックその他の観察』から『荒地』までのT.S.エリオット(1888-1965)の主要な詩を収録し,その前期の詩作の歩みをたどれるようにした。 難解な詩を味読できるよう詳細な訳注を付した文庫決定版。 出版社:岩波書店 発売日:2010.8 判型・製本:文庫 ページ数:324
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『荒地/文化の定義のための覚書』T・S・エリオット(著)、深瀬基寛(訳)
¥1,100
第一次大戦後のヨーロッパの精神的混迷を背景とした長篇詩「荒地」と鋭利な文化論を合わせた決定版。 巻末に深瀬基寛による概説を併録。 出版社:中央公論新社 発売日:2018.4 判型・製本:文庫 ページ数:336