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『空色心経』こうの史代
¥924
大丈夫、心はやがて、 のどかな海にたどり着くから。 こうの史代×般若心経! 黒と青の織りなす世にも美しい2色刷コミックがここに誕生。 麻木あいは久々に勤め先のスーパーへ復帰するが、夫について思い返すその表情には陰りが。一方、遥か昔のインドで、観自在菩薩がお釈迦様の弟子・舎利子と対話している。 あいは苦しみの中で、観自在菩薩の説く般若心経と出会い、そして――。 出版社:朝日新聞出版 発売日:2025.4 判型・製本:B6判並製 ページ数:136
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『原爆写真を追う』林重男、井上祐子
¥2,860
広島と長崎を撮影したカメラマン、林重男。 原子野の荒野を写したパノラマ写真をはじめ、原爆投下直後の貴重な記録はいかにして撮られ、保存されたのか。 彼が残した体験記に、平和運動にまい進した戦後の活動まで含めた詳細な解説を付す。 150枚近くの写真も収録。 【目次】 第Ⅰ部 林重男『爆心地ヒロシマに入る―カメラマンは何を見たか』 1 パノラマ写真 2 広島を撮る 3 裏側から見た戦争 4 長崎を撮る 5 原爆カメラマンたち 6 写真が生んだ感動 あとがき 第Ⅱ部 東方社カメラマン林重男とヒロシマ・ナガサキ 井上祐子 第1章 東方社入社まで 第2章 東方社・文化社の沿革と業務 第3章 東方社・文化社における林の業績 第4章 ヒロシマとナガサキの撮影 第5章 ヒロシマ・ナガサキ撮影以後 第6章 「原爆カメラマン」と戦後の運動 おわりに 出版社:図書出版みぎわ 発売日:2023.3 判型・製本:四六判・上製 ページ数:308
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『それはただの偶然』植本一子
¥1,540
写真家・植本一子による、自費出版としては初めてのエッセイ集。 夏から秋にかけて執筆された7篇と併せて『文學界』『ベストエッセイ2024』に掲載された1篇と詩も収録。 【目次】 一緒に生きていこうぜ 春 小森さんと私 タトゥーを入れる それは愛と呼ばれる何か 新しい友達 高橋さんのこと お葬式のメンバー ねこのきもち 私たちの本当の終わり あとがき 植本一子 出版年表 発売日:2024.12
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『われわれの雰囲気』植本一子、碇雪恵、柏木ゆか
¥1,430
約束の時間に来なかった友人(ピコちゃんこと柏木ゆか)が事故に遭い、ICUで意識不明の状態に。 コロナ禍では病院へかけつけることもできない状況のなか、植本一子と碇雪恵は目を覚まさない友達をめぐる日々を記録する。 そして意識を取り戻したピコちゃん本人による日記を収録。 ※3色ある帯の色はランダムです。 装画:近藤聡乃 発売日:2023.5 ページ数:124
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『個人的な三ヶ月 にぎやかな季節』植本一子
¥1,760
写真家・植本一子による日記。 2021年の1月から3月までの個人的な三ヶ月間の記録。 娘たち、パートナー、大切な友人たちとのかけがえのない日々。 【目次】 2021年1月 2021年2月 2021年3月 あとがき「ミツは存在しない」 判型・製本:185×130mm コデックス装 ページ数:176
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『ものごころ』小山田浩子
¥2,200
子供の世界へダイブする、カラフルな短篇集 植物や花、虫やさまざまな生き物が乱舞する、色鮮やかで心躍る「子供の世界」へ! 二人の少年が川原で拾った、怪我をした犬の命運は。(「心臓」) 子供が飲み込んでしまったスモモの種はいつ出てくるのか。(「種」) 「穴」で芥川賞を受賞して以来、独自の小説世界を築いてきた小山田浩子さん。近年では海外に招かれる機会も多く、「日本発のマジックリアリズム」の旗手として注目を集める著者が、言葉の奔流のような文体と、顕微鏡をのぞきこむような高精細な描写で「子供の世界」に挑む9篇。 子供の世界へ身体ごとダイブし、子供が見るように世界を見る、唯一無二のカラフルな小説集。 出版社:文藝春秋 発売日:2025.2 判型・製本:四六判 上製 ページ数:200
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『奇跡の椅子 AppleがHIROSHIMAに出会った日』小松成美
¥2,420
【版元HPより】 倒産間際の企業が椅子の魅力で再生するまで カリフォルニア州クパチーノ市アップル・パーク通り1番地。 そこに71ヘクタールもの広大なApple本社「Apple Park」が広がっている。 iMac、MacBook、iPod、iPhoneを生み出した伝説のデザイナー、ジョナサン・アイブのこだわりが随所に感じられるその空間で、日本製の椅子が数千脚も使われている。 それが「HIROSHIMA」だ。 ジョナサン・アイブも尊敬する日本を代表するデザイナー、深澤直人が生み出した優美な曲線で構成され、木目も美しい椅子は、2023年の広島サミットでも、テーブルとともに首脳会談で使われた。 この日本を代表する椅子を製造しているのが、広島の家具メーカー「マルニ木工」である。 じつは「HIROSHIMA」が誕生したとき、同社は倒産寸前だった。 かつて日本人の生活が洋風化していく波に乗り、100万セット以上も高級なリビングセット、ダイニングセットを売りまくったが、バブル崩壊以降の日本経済の低迷、そして消費者の嗜好の変化も相まって、90年代の後半、経営危機に陥ってしまう。 綱渡りの資金繰り、工場の縮小、そして1928年の創業以来、初となる社員のリストラ……地元広島の企業や金融機関の支援でかろうじて命脈をつなぐなか、創業家である山中一族の三代目は、深澤直人と組んで世界に打って出る決断を下す。 そんな起死回生のプロジェクトを支えたのは、これまで培ってきた、ものづくりの力だった。 追いつめられていた企業を救った「奇跡の椅子」。それにこめられた熱い思いと、誕生の物語。 出版社:文藝春秋 発売日:2024.1 判型・製本:四六判上製 ページ数:320
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『C線上のアリア』湊かなえ
¥1,870
中学生の時に両親を事故でなくした美佐は、叔母に引き取られ、高校時代を山間部の田舎町で過ごす。 それから約30年、叔母に認知症の症状が見られると役場から連絡があり、懐かしい故郷を訪れる。 かつて、美しく丁寧に暮らしていた家はごみ屋敷と化していた。 片付けを進めていくと、当時の恋人から借りた本を見つける。 あったかもしれない未来をのぞき見するような思いで、本を返しに行った美佐は、衝撃的な場面を目撃する。 担い手となった女性たちの心の声が響く介護ミステリ 出版社:朝日新聞出版社 発売日:2025.2 判型・製本:四六判上製 ページ数:352
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『最近』小山田浩子
¥2,420
夫に付き添い初めての救急車でやってきた深夜の病院の待合室。 ふと思い出したのは、子供の頃に聞いた、赤い猫を見ると死ぬという噂――パンデミックというついこの間の出来事を背景に、ある平凡な夫婦とその周りの人々の生活を精緻に描き、日常の外側に読者を連れていく。 海外でも翻訳多数の気鋭作家による最新連作長篇。 出版社:新潮社 発売日:2024.11 判型・製本:四六判 ページ数:272
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『小さい午餐』小山田浩子
¥2,200
SOLD OUT
広島在住の小説家、小山田浩子さんが近所や旅行先で昼ごはんを食べたことを書いたエッセイ。 お好み焼きやむさしの若鶏むすび、汁なし担々麺など広島名物について書いている回も。 出版社:twililight 発売日:2024.9 判型・製本:四六判 ページ数:272
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『かなわない』植本一子
¥1,870
SOLD OUT
【版元HPより】 育児日記『働けECD』から5年。写真家・植本一子が書かずにはいられなかった、結婚、家族、母、苦悩、愛。すべての期待を裏切る一大叙情詩。 2014年に著者が自費出版した同名冊子を中心に、『働けECD〜わたしの育児混沌記』(ミュージックマガジン)後の5年間の日記と散文で構成。震災直後の不安を抱きながらの生活、育児に対する葛藤、世間的な常識のなかでの生きづらさ、新しい恋愛。 ありのままに、淡々と書き続けられた日々は圧倒的な筆致で読む者の心を打つ。 稀有な才能を持つ書き手の注目作です。 家族とは一体何だろう。私はいつからか、誰といても寂しいと思っていた。それは自分が家庭を作れば、なくなるんじゃないかと思っていた。自分に子どもが出来れば、この孤独は消えて楽になるじゃないかと。でもそれは違った。私の中の家族の理想像はその孤独によってより高いものになり、そして現実とかけ離れていることにしんどさを覚えた。自分の苦しさは誰にも言えなかった。限界を感じた時、その好きな人は目の前に現れた。(本文より) 出版社:タバブックス 発売日:2016.2 判型・製本:四六判・上製 ページ数:288
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『フェアな関係』兼桝綾
¥1,870
【版元HPより】 地元と東京、仕事とジェンダー、恋愛、セックス、結婚。 この社会にいる女性たちの自我を描く兼桝綾、第一小説集。 『仕事文脈』で発表していた小説が話題、なかでも表題作「フェアな関係」は大きな反響を呼び、書き下ろし続編を加え緊急書籍化! 東京に住み、働き、さまざまな葛藤をいだく若い女性たちにぜひ読んでいただきたい小説集です。装画は『バクちゃん』『花四段といっしょ』で人気の増村十七さん。 かわいくも不穏さが漂い、内容を表しています。 私は一気に喋った。 セックスがしたいこと。セックスはしたいけど子どもがほしくないこと。自分の体調が悪くなるのが嫌だし、仕事の時間が奪われるのも嫌だし、そもそも子どもというものを愛せると思ったことが一度もないし、とにかく全部嫌であること。 夫はサンダルの片方を持ったまま呆気にとられていたが、「そんなに嫌なのに、何で、子どもいてもいいかもねって言ったの……」と当たり前の疑問を呟いた。 私はもう、今更隠し立てすることもないので、あたりも憚らず叫んだ。 「だから、有紀君に嫌がられないセックスがしたかったからに決まってるじゃん!」(「フェアな関係Ⅲ」より) 出版社:タバブックス 発売日:2022.11 判型・製本:四六判ハードカバー ページ数:152
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『ヒロシマ・ノート』大江健三郎
¥902
SOLD OUT
広島の悲劇は過去のものではない。 一九六三年夏,現地を訪れた著者の見たものは、十数年後のある日突如として死の宣告をうける被爆者たちの“悲惨と威厳”に満ちた姿であり医師たちの献身であった。 著者と広島とのかかわりは深まり、その報告は人々の胸を打つ。 平和の思想の人間的基盤を明らかにし、現代という時代に対決する告発の書。 【目次】 プロローグ 広島へ…… Ⅰ 広島への最初の旅 Ⅱ 広島再訪 Ⅲ モラリストの広島 Ⅳ 人間の威厳について Ⅴ 屈伏しない人々 Ⅵ ひとりの正統的な人間 Ⅶ 広島へのさまざまな旅 エピローグ 広島から…… 出版社:岩波書店 発売日:1965.6 判型・製本:新書 ページ数:206
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『野球が好きすぎて』東川篤哉
¥836
アリバイは阪神vs.広島戦!? 事件のカギを握るのは、野球界で実際に起きた出来事!? 警視庁捜査一課の神宮寺つばめは父親とともに、野球ファンが起こした珍事件を捜査する。 捜査が暗礁に乗り上げそうになるたび謎のカープ女子が現れて…… カープが25年ぶりのリーグ優勝を遂げた2016年から、コロナ禍で異例ずくめだった2020年シーズンまで、プロ野球界で実際に起きた出来事を背景に描く、爆笑&共感必至の痛快ミステリ! 出版社:実業之日本社 発売日:2023.6 判型・製本:文庫判 ページ数:336
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『本屋で待つ』佐藤友則、島田潤一郎
¥1,760
広島県庄原市、山間の本屋「ウィー東城店」。 本を売るだけではなく、町のよろず屋としてお客様の要望に応え続けながら営んできたその記録を、ひとり出版社の夏葉社代表、島田潤一郎と振り返る。 出版社:夏葉社 発売日:2022.12 ページ数:208
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『レースの村』 片島麦子
¥1,650
【あらすじ】 大学の友人サクマの帰省に同行したぼくは、そこで幽霊と暮らす奇妙な村人たちと出会う…「幽霊番」。女性だけの村で育った卯月と、「騙されちゃ、だめよ」と云い、突然いなくなってしまったハルカ。サナさんの秘密の儀式を偶然目撃した卯月は、自分の知らない世界があることに気づいてしまう…「レースの村」。夫との関係はいつも少しずれていると感じる杏子はバイト先の店長とのふとしたはずみで起こった出来事により…「空まわりの観覧車」。透明になった犬の夢二、病気がちで寝たきりの姉綾子とともに過ごす日々はあの雪の日のように儚い…「透明になった犬の話」。綻びのできたレースのように繊細で不可思議な世界を紡ぎだす四編の物語。 出版社:書肆侃侃房 発売日:2021.4 判型・製本:四六判・上製 ページ数:192
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『ハコウマに乗って』西川美和
¥1,980
映画監督の毎日は、平凡で、ドラマチック(ときどき爆笑) 血の味がしたランニング、幻のオリンピック・チケット、宣伝地獄からの東京脱出、替え玉受験疑惑……。 数々の賞に輝く映画監督が初めて明かす等身大の素顔 出版社:文藝春秋 発売日:2024.4.5 判型・製本:四六判 ・仮フランス装 ページ数:208
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『ZINE FOR GAZA 応答せよ!こちらヒロシマ原爆ドーム前』
¥1,000
SOLD OUT
2023年10月7日の6日後である10月13日から毎日、原爆ドーム前にてVIGIL FOR GAZA(ビジルフォーガザ)が行われています。 ビジルとは通夜、追悼の意味で、広島市立大学准教授の田浪亜央江さんらの呼びかけで始まった有志による抗議と追悼のスタンディング。 スタンディング中やパフォーマンス中の写真、ポスターデザインやイラストなどのアートワーク、活動記エッセイ、掌編小説、メッセージなどで構成された活動の記録。 ※売り上げの一部はパレスチナ支援団体に寄付予定です。 B5版40ページ フルカラー
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『Perfume COSTUME BOOK 2005-2022』『装苑』編集部
¥3,960
SOLD OUT
2005年のメジャーデビューから、15年間の衣装のクロニクル。 3人分で750着以上の衣装をCDジャケットや、ステージ写真と共に解説も。 メンバー、衣装スタッフのインタビューも収録。 出版社:文化出版局 発売日:2020.11 判型・製本:A4変型 ページ数:333
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『山椒魚・遙拝隊長 他七篇』井伏鱒二
¥572
SOLD OUT
独得のユーモアとペーソス。 その底に光る厳しく冷静な人間観察の眼。 内外の文学を通じて比類のないユニークな作風をもって文壇に登場した作者の初期作品を中心とする短篇集。 岩窟にまぎれこんだまま成長して出られなくなった「山椒魚」の悲喜劇,都会的哀愁の漂う「鯉」など,九篇を収める。 (解説 河上徹太郎) 【収録作品】 ・山椒魚 ・鯉 ・屋根の上のサワン ・休憩時間 ・夜ふけと梅の花 ・丹下氏邸 ・「槌ツァ」と「九郎治ツァン」はけんかして私は用語について煩悶すること ・へんろう宿 ・遙拝隊長 出版社:岩波書店 発売日:1956.1 判型・製本:文庫判 ページ数:158
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『広島風土記』 井伏鱒二
¥990
SOLD OUT
広島生まれの著者による郷里とその周辺にまつわる回想や紀行文十七編、小説「因ノ島」「かきつばた」、半生記などを収める。 文庫オリジナル。 〈解説〉小山田浩子 出版社:中央公論新社 発売日:2023.6 判型・製本:文庫判 ページ数:304
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『ちょっと不運なほうが生活は楽しい』 田中卓志
¥1,595
SOLD OUT
真面目すぎる性格なのにふざける仕事を志し、第一印象が「キモい」だった山根とコンビを組み、港区女子合コンの悔しさをバネにめでたく結婚。 人気芸人の悲喜こもごも(悲、強め)の日常は、クスリと笑えて妙に共感。 「ベスト・エッセイ2022」にも選出され280万人が涙した、母のお弁当の思い出を綴ったあの一編も収録! 出版社:新潮社 発売日:2023.8 判型・製本:四六判 ページ数:224
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『綾瀬はるか 「戦争」を聞くⅡ』 TBSテレビ『NEWS23』取材班 編
¥1,012
広島出身の女優・綾瀬はるかが被爆者のもとを訪ねます。 爆心直下で被爆しながら奇跡的に命をつないだ人々,被爆直後の惨状の中で生まれた命,原爆症の父を支え続けた娘…。 戦争体験者の言葉を通して平和の意味を考えます。 TBSテレビNEWS23「綾瀬はるか『戦争』を聞くシリーズの書籍化第2弾。 出版社:岩波書店 発売日:2016.7 判型・製本:新書 ・ 並製 ページ数:216
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『綾瀬はるか 「戦争」を聞く』TBSテレビ『NEWS23』取材班 編
¥1,100
広島出身の女優・綾瀬はるかが広島・長崎の被爆者や沖縄戦の関係者のもとを訪ねます。 爆心地で奇跡的に一命を取り留めて67年ぶりに再会を果たした幼なじみ、惨状を目の当たりにして呆然とする女性、救えなかった命の重みを思い続ける男性・・・。 綾瀬はるかが1人1人に寄り添い,聞いた,今まで語ることのできなかった辛い戦争の記憶。 次の世代に語り継いでいきたい大切な記録。 人々の辛い記憶に触れ,綾瀬はるかは何を感じたのでしょうか。 はじめに 祖母に聞いた戦争 綾瀬はるか 1 広島 「後家村」と呼ばれた村 10代で被爆した女性たちの声 救えなかった命 引き裂かれた婚約者 2 長崎 未来に伝え継いでいきたい女性たちの物語 奇跡の少女 六七年目の再会 明かされる爆心地の惨状 3 沖縄 学童疎開船,対馬丸の悲劇 ひめゆりの沖縄戦 4 ハワイ 真珠湾に散った恋 5 東北 原爆と津波 二つの悲劇 故郷・福島を追われた被爆者 おわりに 戦争を記憶し、疑うことを学ぶ 吉岡弘行 出版社:岩波書店 発売日:2013.4 判型・製本:新書 ・ 並製 ページ数:210