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【サイン本】『あなたに犬がそばにいた夏』岡野大嗣(短歌)、佐内正史(写真)
¥2,090
予約商品
【サイン本の予約を承ります】〆切:5/19 2025年6月上旬より順次発送予定 歌人の岡野大嗣が生まれ育った大阪の街を、写真家の佐内正史と巡った夏の記憶。 2023年の7月と2024年の8月、2年をかけてつくった短歌102首と写真42枚を収録。 造本は180度開くコデックス装で、写真が美しく展開されます。 【収録歌より】 人がきて信用金庫の自動ドアひらいて夏がひらめいていく きらきらと風を車に呼び込んで午前みたいに午後をはじめる かつてあった出版社の美しい名に会話が混線して花が咲く 声がして水遊びだとわかる声 二時から二時の声がしている 郷愁は遠いところをやってくる未来にちょっと寄り道をして 【著者より】 〈東京から黄色い車でやってきた佐内さんと歩いた夏。 短歌が写真に、写真が短歌になる瞬間をお楽しみください!〉 岡野大嗣 〈写真の時差の中にいた2年間! 「そば犬」をよろしくお願いします!〉 佐内正史 出版社:ナナロク社 発売日:2025.6 判型・製本:B6変形 ページ数:160
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『人質の朗読会』小川洋子
¥726
慎み深い拍手で始まる朗読会。 耳を澄ませるのは人質たちと見張り役の犯人、そして……。 しみじみと深く胸を打つ、祈りにも似た小説世界。 Lounge B booksの屋号は本書の中の一編「B談話室」から取っています。 当店にとって重要な一冊です。 "世界のあらゆる場所にB談話室はある" 出版社:中央公論新社 発売日:2014.2 判型・製本:文庫 ページ数:256
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『たのしい保育園』 滝口悠生
¥2,200
二歳のももちゃんとお父さんは日々、川べりを歩く。 かけがえない瞬間を描く、新時代の「父」小説。 出版社:河出書房新社 発売日:2025.4 判型・製本:四六判 ページ数:224
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『長い一日』滝口悠生
¥2,475
「どこまでも伸びる一日。そして過ぎてみれば、たった一日。」 小説家の夫と妻は、住み慣れた家からの引っ越しを考え始めた。 長いつきあいの友人たちやまわりの人々、日々の暮らしの中でふと抱く静かで深い感情、失って気づく愛着、交錯する記憶。 かけがえのない時間を描く、著者4年ぶりの長編小説。 出版社:講談社 発売日:2021.6 判型・製本:四六変型 ページ数:354
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『ラーメンカレー』滝口悠生
¥1,870
「すべての出会いは運命的だ」 35歳、9月。 ロンドンで高校の同級生の結婚式に参加した。 仁と茜の夫婦は、茜の古い友達を訪ねてペルージャまで足を延ばす。 そして窓目くんは、結婚式でシルヴィに出会ってしまったのだった。 言葉と記憶があふれだす、旅の連作短編集。 出版社:文藝春秋 発売日:2023.2 判型・製本:四六判 ・製 ページ数:264
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『死んでいない者』滝口悠生
¥781
SOLD OUT
通夜が奇跡の一夜に。 通夜のために集まった親族たちの一夜のふるまい、思い、記憶――傑作の誉れ高い第154回芥川賞受賞作。 出版社:文藝春秋 発売日:2019.3 判型・製本:文庫 ページ数:224
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『川柳EXPO 2025 ―川―』
¥1,800
投稿連作川柳アンソロジー。 今作より川版、柳版の2冊分冊となって同時発売。 発売日:2025.4 ページ数:138
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『川柳EXPO 2025 ―柳—』
¥1,800
投稿連作川柳アンソロジー。 今作より川版、柳版の2冊分冊となって同時発売。 発売日:2025.4 ページ数:140
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『フリアとシナリオライター』マリオ・バルガス=リョサ(著)、 野谷文昭(訳)
¥1,650
天才シナリオライターによる奇想天外な放送劇と、「僕」と叔母の恋。 やがてライターの精神は変調を来し、虚実は混淆する…… ノーベル文学賞作家の半自伝的スラップスティック青春コメディ。 出版社:河出書房新社 発売日:2023.9 判型・製本:文庫 ページ数:592
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『楽園への道』マリオ・バルガス=リョサ(著) 、田村さと子(訳)
¥1,540
ゴーギャンとその祖母で革命家のフローラ・トリスタン。 飽くことなく自由への道を求め続けた二人の反逆者の激動の生涯を、異なる時空を見事につなぎながら壮大な物語として描いたノーベル賞作家の代表作。 出版社:河出書房新社 発売日:2017.5 判型・製本:640 ページ数:
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『ケルト人の夢』マリオ・バルガス=リョサ(著)、野谷文昭(訳)
¥3,960
1916年、大英帝国の外交官であった男に死刑が執行された。 その名はロジャー・ケイスメント。 植民地主義の恐怖を暴いた英雄であり、アイルランド独立運動に身を捧げた殉教者である。 同性愛者ゆえに長くその名は忘れられていたが、魂の闇を含めて、事実と虚構が織りなす物語のうちによみがえった。 人間の条件を問う一大叙事詩。 出版社:岩波書店 発売日:2021.10 判型・製本:四六判・上製 ページ数:550
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『都会と犬ども』マリオ・バルガス=リョサ(著) 、杉山晃(訳)
¥3,080
“怒れる若者”として登場した作家自身の体験を昇華させた、華々しき出世作。 厳格な規律の裏では腕力と狡猾がものを言う、弱肉強食の寄宿生活。 首都リマの士官学校を舞台に、ペルー各地から入学してきた白人、黒人、混血児、都会っ子、山育ち、人種も階層もさまざまな一群の少年たち=犬っころどもの抵抗と挫折を重層的に描き、残酷で偽善的な現代社会の堕落と腐敗を圧倒的な筆力で告発する。 出版社:新潮社 発売日:2010.12 判型・製本:四六判変型 ページ数:416
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『若い小説家に宛てた手紙』マリオ・バルガス=リョサ(著) 、木村榮一(訳)
¥1,760
作家を志す人へ、実作者からの熱い思い! 小説は面白い。小説家はもっと面白い! が、創作とは多大な犠牲を強いるものであり、将来の保証は何もない。 それでも作家になりたい若い人へ、小説への熱い思いを込めて宛てた小説家への手引。 出版社:新潮社 発売日:2000.7 判型・製本:四六判 ページ数:176
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『ヒジヤマさん 星の音 森のうた こうの史代短編集』こうの史代
¥1,045
SOLD OUT
憎めないクールビューティーな大学生・ヒジヤマさんの日常に癒やされる人気シリーズ「ヒジヤマさん」全話、核分裂を発見した女性物理学者リーゼ・マイトナーの半生を描いた「リーゼと原始の森」や、震災後の“鎌石市”を舞台にした「おでんせ大観音!」まで、単行本未収録作が満載。 漫画家生活30周年を迎えるこうの史代の魅力が存分に詰まったファン垂涎の短編集。 出版社:コアミックス 発売日:2025.4 判型・製本:B6判 ページ数:226
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『石ころ路』田畑修一郎
¥1,870
【版元紹介より】 小品をもって、作者や作品との出会い、本との出会いの場へと誘う「灯光舎 本のともしびシリーズ」第2弾は昭和期に活躍した早世の作家・田畑修一郎の作品3編をお届けします。 暗く切ない人間模様のなかにどこか親しみを感じる「あの路この路」、生への執念と小説家として生きる希望と現実の葛藤を見事に描き出した「木椅子の上で」の2編、そして、田畑文学の柱のひとつといえる「石ころ路」を収録。 自身の病と私生活の苦悩から逃れるように三宅島へ赴いたひとりの男が主人公の「石ころ路」は、現地の風景や住民との交流をきっかけに、陰鬱としたなかに一筋の光を見つけるように少しずつ自身を取り戻していく姿が描かれます。 日常生活を正面からとらえ、自分を静かに見つめて描かれた田畑文学の一端を読者の心に届けます。 田畑修一郎の作品を収録した類書は少ないかと思いますので、多くの方々にとって田畑文学との出会いになる貴重な1冊になれば幸いです。 出版社:灯光舎 発売日:2021.7 判型・製本:B6変形・上製 ページ数:120
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『ファンキー中国 出会いから紡がれること』井口 淳子、山本 佳奈子(編著)
¥2,530
【版元紹介より】 音楽、クラフトビール、TikTok、豆腐屋、祭祀、ロックフェスに伝統劇―― 多彩な書き手が一堂に会し、それぞれの視点と切り口で描く、ファンキーな中国体験記! 音楽家や収集家、映画祭主催者、祭祀採音者、研究者など13人が集まり、自身の体験した「中国」をそれぞれが思う存分に綴ったエッセイ集を刊行。 80年代の「魔都」上海と食の記憶、中国の村に出現したド派手なステージでのライブ、TikTok で見つけた瀋陽公園で溌溂と踊る人々。70年代の文革期から現代中国という時代をまたにかけ、北京の胡同(フートン)から雲南省、 果てはフランスや台湾、モンゴルにまでエッセイの舞台が広がっていく。 報道では伝えられることのない、書き手たちが映し出す中国の姿。「伝統」に新しいものを豪快に取り入れる姿があり、厳しい規制があるなか、生活に染み入る絶妙な「ゆるさ」や「自由」がある。ときにはカルチャーギャップと呼ばれるような衝撃にも戸惑いながら、書き手ひとりひとりが経験した小さな「出会い」を紡ぎます。 中国といえば国家や政治や歴史という大きなイメージをつい頭に浮かべてしまいがちですが、人と人が出会う小さな瞬間にこそ、かけがえのないものがある。そんな、ひとつの希望を感じるような一冊を刊行します。 本文とカバーのイラスト及び装幀は、『送別の餃子』でお馴染みの佐々木優さん。「14人目の書き手」として、自身の記憶に残る中国の街並みをカバーに描いていただきました。 出版社:灯光舎 発売日:2025.2 判型・製本:A5変形 ページ数:320
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『翻訳する私』ジュンパ・ラヒリ(著) 、小川高義(訳)
¥2,145
自分自身をべつの言葉に置き換え、変化を恐れずに生きてきた──。 ベンガル人の両親のもとロンドンで生まれ、アメリカで育った著者は、幼い頃から自らや家族のことを、頭のなかで常にベンガル語から英語に「翻訳」してきた。 大人になってから習得したイタリア語に見出した救い、母の看取りなど、自身の半生をひもときながら綴られる、小説を書くことを鼓舞してくれる「翻訳」について考えたこと。 出版社:新潮社 発売日:2025.4 判型・製本:四六判変型 ページ数:192
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『わたしのいるところ』ジュンパ・ラヒリ(著) 、中嶋浩郎(訳)
¥1,870
歩道で、仕事場で、本屋で、バルコニーで、ベッドで、海で、文房具店で、彼の家で、駅で……。 ローマと思しき町に暮らす45歳の独身女性、身になじんだ彼女の居場所とそれぞれの場所にちりばめられた彼女の孤独、その旅立ちの物語。 大好評のエッセイ『べつの言葉で』につづく、イタリア語による初の長篇小説。 出版社:新潮社 発売日:2019.8 判型・製本:四六判変型 ページ数:168
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『べつの言葉で』ジュンパ・ラヒリ(著) 、中嶋浩郎(訳)
¥1,760
子供時代から、家では両親の話すベンガル語、外では英語と、相容れない二つのことばを使い分けて育ったラヒリ。 第三の言語、イタリア語と出会ってから二十余年。 ついにラヒリは家族を伴いローマに移住する。初めての異国暮らしを、イタリア語と格闘しながら綴ったひたむきなエッセイ。 イタリア語で書かれた掌篇二篇も付す。 出版社:新潮社 発売日:2015.9 判型・製本:四六判変型 ページ数:144
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『停電の夜に』ジュンパ・ラヒリ(著) 、小川高義(訳)
¥737
毎夜1時間の停電の夜に、ロウソクの灯りのもとで隠し事を打ち明けあう若夫婦──「停電の夜に」。 観光で訪れたインドで、なぜか夫への内緒事をタクシー運転手に打ち明ける妻──「病気の通訳」。 夫婦、家族など親しい関係の中に存在する亀裂を、みずみずしい感性と端麗な文章で表す9編。 出版社:新潮社 発売日:2003.2 判型・製本:文庫 ページ数:336
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『族長の秋』ガブリエル・ガルシア=マルケス(著)、鼓直(訳)
¥1,100
無人の聖域に土足で踏みこんだわれわれの目に映ったのは、ハゲタカに喰い荒らされた大統領の死体だった。 国に何百年も君臨したが、誰も彼の顔すら見たことがなかった。 生娘のようになめらかな手とヘルニアの巨大な睾丸を持ち、腹心の将軍を野菜詰めにしてオーブンで焼き、二千人の子供を船に載せてダイナマイトで爆殺したという独裁者──。 権力の実相をグロテスクなまでに描いた異形の怪作。 出版社:新潮社 発売日:2025.2 判型・製本:文庫 ページ数:432
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『昨日、今日、明日、明後日、明々後日、弥の明後日』横尾忠則
¥3,520
「昨日、今日、明日、明後日、明々後日、弥の明後日」 ――88歳、横尾忠則、五年間の記録が生む“時間”の感触―― 横尾忠則が綴った日々が、本になる。 2019年12月から2024年12月までの5年間、彼が見たこと、感じたこと、考えたことが、瑞々しい感覚と独特の脱力感をもって記録された。 そのタイトルも、「昨日、今日、明日、明後日、明々後日、弥の明後日」。 まるで、時間がずっと続いていくことを肯定するような、どこかとぼけた響きをもった言葉が並ぶ。 日記という形式は、時に内省的で、時に奔放で、書く者のそのままの姿を映し出す。 横尾忠則の日記もまた、そうした飾り気のない日々の断片の積み重ねだが、そこには彼ならではの“軽さ”がある。 それは、年齢を重ねることによる重厚さとは真逆の、肩の力の抜けた自由な視線。88歳になってなお、彼の言葉は老成することなく、むしろ軽やかに時間の中を泳いでいく。 芸術、日常、健康、夢、死――ありふれたことから深遠なことまでが、思いつくままに記されている。 しかし、それらは決して深刻ではなく、どこかゆるやかで、気負いのないものばかりだ。 「まあ、そんなこともあるよね」とでも言うような、あるいは「それが人生ってもんじゃない?」と肩をすくめるような、そんな空気が漂う。 この日記を読んでいると、時間の流れに逆らわず、ただ“いま”を生きることの心地よさが伝わってくる。 私たちは、未来に急ぎすぎているのかもしれない。 何かを成し遂げなければ、何かを証明しなければと、つい肩に力が入ってしまう。けれども、横尾忠則の言葉に触れると、その焦燥感がふっと和らぐ。 昨日があり、今日があり、明日がある。そしてその先に、明後日や明々後日、弥の明後日がある。 ただそれだけで、時間は流れ続けていく。 この本は、読者に“生き急がなくていい”という安心感をくれる。 力を抜いて、流れに身を任せても大丈夫なのだと、横尾忠則のまなざしがそっと教えてくれる。 今、この瞬間を生きることの豊かさを、ただ静かに、けれども確かに感じさせてくれる一冊である。 出版社:実業之日本社 発売日:2025.4 判型・製本:四六判 ページ数:568
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『刑事コロンボ研究 上』菊地成孔
¥1,650
稀代の異能批評家・菊地成孔による21世紀の「刑事コロンボ」研究。 その決定版。 「刑事コロンボ(Columbo)」は1968年から2003年までの35年間、全69エピソードからなる、20世紀のTVドラマ史上、屈指の傑作として、世界中で熱中され、研究され、再放映され続けている名番組である。 本書は21世紀の批評話法によるこの番組の研究成果であり、新鮮にして最大級の賛辞と愛を送る方法を模索する実験は、転倒と迂回を芳醇に含む、つまりは倒叙形式の書である。 そして厳密には「続・倒叙形式の書」がより正しいことは言うまでもない。 出版社:星海社 発売日:2025.4 判型・製本:新書 ページ数:432
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『普通の底』月村了衛
¥2,035
「ただ普通でありたかった」 誰か教えてください。 ぼくはどう生きればよかったのでしょうかーー。 三通の手紙に刻まれた魂の叫びが、現代の精神的堕落をあぶりだす。 中学受験、トー横、起業サークル、悪徳コンサル、闇バイト。 「普通」が壊れた時代に漂う「自己本位」への誘惑。 【あらすじ】 ある青年から届いた手紙には、幼少期から「普通」を願って生活を送ってきたことが書かれていた。 普通の家庭、普通の教育、普通の交友関係。 多少の挫折はあっても、彼は「普通」の軌道に乗り続けている--はずだった。 今、彼はとても困難な状況にいる。 どこでそうなったのか。 どうしてそうなったのか。 両親が不仲だからか、トー横に行ってしまったからか、それとも大学時代の起業サークルが原因か、それとも重くのしかかる奨学金のせいだろうか。 三通の手紙があぶり出すのは、あらゆるものが可視化された現代社会にはびこる精神的幼稚さと、その行く末。 ぼくだけが悪いのでしょうか? 見えますか? この暗黒が。 出版社:講談社 発売日:2025.4 判型・製本:四六判変型 ページ数:224