ブラックスタディーズの作家・研究者、サイディヤ・ハートマンが、かつて奴隷が旅をした大西洋奴隷航路を遡り、ガーナへと旅をする思索の物語。
奴隷になるとはいかなることか?
そして、奴隷制の後を生きるとはいかなることか?
ガーナでの人々との出会い、途絶えた家族の系譜、奴隷貿易の悲惨な記録などから、歴史を剝ぎ取られ母を失った人々の声を時を超えてよみがえらせる、現代ブラック・スタディーズの古典的作品にして、紀行文学の傑作。
訳者:榎本空
出版社:晶文社
発売日:2023.9
判型・製本:四六判上製
ページ数:376