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『エッシャー完全解読 なぜ不可能が可能に見えるのか』近藤滋
¥2,970
エッシャーの代表作である《物見の塔》《滝》《上昇と下降》などのだまし絵。 これらの作品は、一見しただけではそこに錯視図形があるとわからないほど自然に見える。しかし、少しの間をおいて「これはありえない立体だ」と気付いた瞬間、鑑賞者に大きな驚きをもたらす。 この劇的な鑑賞体験はどのようにして作られたのか。 エッシャーはまず、絵のあちこちに鑑賞者を誘導するトリックを仕掛け、さらにそれらを手品師さながらに覆い隠していった。 そしてトリックの存在を生涯隠し通し、決して語らなかったのだ。 本書は100点を超える図版でだまし絵の制作過程を分解し、エッシャーがかつて5つの作品に仕掛けた視覚のトリックを明らかにしている。エッシャーが制作中に何に悩み、何を大切にしていたかにまで踏み込んでいく。 謎解きの楽しさに満ちた1冊。 出版社:みすず書房 発売日:2024.12 判型・製本:四六変型 ページ数:208
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『エッシャー 不思議のヒミツ』(展覧会公式カタログ)
¥3,300
【版元HPより】 トリックに迫る 謎解きの決定版 落ち着きがなく引っ込み思案だったエッシャー。しかし彼は、まぎれもなく卓越した芸術家であった。 エッシャーは、グラフィックアートの想像的可能性を広げた点で評価される唯一無二の芸術家であろう。科学、自然、厳密な分析、高い芸術などが関連し合う彼の作品は、見る人すべてに驚きを与えてきた。 この芸術家をより深く掘り下げ、新しい世代のあらゆる分野の芸術家に刺激を与え続けている数多くの遠近法的、幾何学的、構成的パラドックスと能動的に関わるという、かけがえのない作品を紹介する。 本書では、エッシャーがサミュエル・イェッスルン・ド・メスキータに師事していた頃のアール・ヌーヴォーにインスピレーションを得た作品を手始めとして、イタリア滞在時代の作品を中心に掲載。 現代アートのみならず過去の美術からもインスピレーションと影響を受けたエッシャーは、幾何学的な構成と厳密さを追求して、類まれな芸術作品を実現した。シュルレアリスムやオプティカル・アートなどの芸術的潮流を予見させる存在であったといえる。 彼が自身の創造的な世界を形づくる鍵を見出したのは、数字や幾何学、数学の世界においてだけではなかった。 芸術的言語を幅広く駆使し、それらを融合させて魅力的な新しい道を切り開いたのである。この点で、エッシャーは美術史における例外的な存在であり、幅広い層の人々の関心を惹きつけてやまない人物だと言えるだろう。 本書は「エッシャーの不思議のヒミツ」を知る決定版といえる。同名展覧会の公式図録兼書籍として刊行。 出版社:求龍堂 発売日:2023.12 判型・製本:B5判・並製 ページ数:280
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『ポップ・ミュージックを語る10の視点』大和田俊之(編著)
¥2,090
SOLD OUT
【版元HPより】 いま音楽を語るときに私たちが語ること── 注目の論客たちがポップ・ミュージックの現在を 多角的に論じた刺激的な連続講座、待望の書籍化! 〈music is music〉レクチャー・シリーズは、 投資家/コンテンツ・プロデューサーのマスヤマコム(桝山寛)と 音楽プロデューサーの牧村憲一のプロデュース、 『文化系のためのヒップホップ入門』著者の大和田俊之のコーディネイトによって、 2016年から18年にかけて東京・渋谷で開催されました。 登壇したのは、すぐれた耳とシャープな視点を持って音楽に取り組んでいる プロデューサー(冨田ラボ)、ジャズ作・編曲家(挾間美帆)、 音楽学者(南田勝也、増田聡、細馬宏通、永冨真梨、輪島裕介、大和田俊之)、 ライター/ジャーナリスト/評論家(柳楽光隆、渡辺志保)の実力派10人。 最新型のジャズ、アメリカのヒップホップ、ロック、ポップス、 さらにはカントリーから東アジア圏のポップスまで、 いまポピュラー音楽を語るとき、どんな言葉が可能なのか? 音楽体験への新しい扉をひらく10の講座へようこそ! 出版社:アルテス・パブリッシング 発売日:2020.2 判型・製本:四六判・並製 ページ数:344
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『絵本のようにめくる建築の物語』田所辰之助、川嶋勝(監修)
¥1,540
ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライト、ザハ・ハディッド、丹下健三、隈研吾……世界の名だたる建築家たちによる建築物。 美術館や劇場、駅・空港、研究施設など63件を選りすぐりの写真により紹介。 デザインのテーマ、驚きの技術、環境との調和のヒントなど名建築たる所以をシンプルなテキストで解説。知的好奇心を刺激するビジュアル教養読本。 ■構成(紹介建築) 【美術館・博物館】ビルバオ・グッゲンハイム美術館/ニテロイ現代美術館/ユダヤ博物館/ポンピドゥー・センター/エデン・プロジェクト ほか 【オフィス・商業ビル】銀河SOHO/銀座メゾンエルメス/クライスラー・ビル/セルフリッジズ/キャピタル・ゲート/中国中央電視台本部ビル ほか 【宗教施設】ロンシャン礼拝堂/クレスゲ礼拝堂/マスジェデ・ナスィーロル・モスク/クライストチャーチ大聖堂/ロータス・テンプル ほか 【競技場・劇場】シドニー・オペラハウス/北京国家体育場/国立競技場/アリアンツ・アレナ/北京国家水泳センター ほか 【住宅・ホテル】ランブル・ブラン/オクラホマ(WoZoCo)/カサ・ミラ/落水荘/ファンズワース邸/キューブハウス ほか 【官公庁】ドイツ国会議事堂/バングラデシュ国会議事堂/香川県庁舎/マンチェスター民事司法センター 【文化施設】アラブ世界研究所/王立ポルトガル図書館/新アレクサンドリア図書館/イェール大学バイネッキ稀覯本図書館 ほか 【駅・空港・橋】北京大興国際空港/ジョン・F・ケネディ国際空港/アラミージョ橋/シェイク・ザーイド橋/リエージュ=ギユマン駅/日立駅 ほか 【研究施設・工場】ソーク生物学研究所/ファクトリービルディング/大阪市環境局舞洲工場/バウハウス・デッサウ校/アインシュタイン塔 ■コラム 建築様式の歴史 近現代・建築家リスト その1 近現代・建築家リスト その2 出版社:昭文社 発売日:2021.10 判型・製本:A5変 ページ数:144
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『世界で一番美しい建築デザインの教科書』鈴木敏彦、松下希和、 中山繁信
¥1,980
【版元HPより】 近代建築の巨匠7人 ライト ミース コルビュジエ リートフェルト アールト プルーヴェ ヤコブセン に学ぶ インテリア・家具・建築のキホン 建築とインテリアの基礎知識をすべてイラストで 分かりやすく解説した本です。 本書は、これまでバラバラに語られることの多かった 家具・インテリア・建築・まちづくりまでを横断的に説明している 唯一の本です。 それらを説明する教材として、世界的にも著名な 上記7人の建築家の作品を解剖しつつ、 そのデザインの秘密を解き明かしていきます。 カバーにも使われているユニテ・ダビタシオンをはじめ ロンシャン礼拝堂の礼拝堂や落水荘、ファンズワース邸など数々の名建築も登場し その建築の秘密や、これらが名建築とされる所以も分かります。 近代建築を知るにも、お薦めの1冊です。 出版社:エクスナレッジ 発売日:2018.10 判型・製本:B5判 ページ数:160
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『 小津安二郎発言クロニクル 1903~1963』
¥3,850
【版元紹介より】 本書は、『東京物語』『晩春』『麦秋』などで世界的に著名な映画監督、小津安二郎のクロノロジカルな発言集です。 書籍、映画専門誌、一般雑誌、新聞(一般紙・スポーツ新聞)、日記、手紙、動画、録音などに残された発言、テキストを、その誕生から没年に至る「60年間」に及ぶ軌跡を、年代別、通時的に集成しました。 小津監督は「映画界には言葉が多過ぎるよ」という批判的な発言を残しましたが、映画評論家やジャーナリストは、小津の独創的な映画作品や人格的な魅力に吸引されるとともに、その生の言葉を求め、多くの座談会、対談、インタビュー等の取材が行われました。 その結果、映画監督としては異例なまでに多くの「発言」や「言葉」が世界に残されることになりました。 小津監督はきわめてサービス精神の旺盛な映画作家であったと同時に、映画を愛することに伴った責任感を強く意識した表現者でもあり、ジャーナリズムの要望や期待に多く応えました。 小津監督の周囲には、小津監督を温かく支える家族、親族、友人、小津組というプロフェッショナルな製作集団、脚本家、一流の俳優、映画評論家、研究者、文学者、画家などの芸術家がいました。 このような仲間たちの信頼と愛情の環が、小津監督の発言や言葉を保存し、残すことを大きく支えました。 本書は、その遺産を基礎に、小津監督の発言の軌跡を年代順に集成した発言の年代記=クロニクルです。映画史的な時代背景なども各年代の冒頭の梗概部にまとめ、時代の流れの中に小津監督の発言を置いて味わえます。 また、小津監督と同じ時間を共有した関係者の発言も随所に織り込み、より多角的な視点から小津監督の人柄や人生観、映画作家としての考え方が理解できるように構成しました。 出版社:三四郎書館 発売日:2024.11 判型・製本:A5判並製 ページ数:670
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【サイン入り】『いっぽうそのころ』秦直也
¥1,870
SOLD OUT
人間の気配が介在しない動物たちの愉快な瞬間を、「いっぽうそのころ」という言葉だけでひとつなぎに。 双眼鏡で地球上のあらゆる場所にいる動物たちを覗き見しているような、シンプルながら想像の余地に溢れたモノクロの絵本です。 出版社:猋社 発売日:2024.12 判型・製本:W170mm×H170mm ページ数:32
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『染織工芸家浦野理一の仕事 小津映画のきもの帖』
¥3,960
【版元サイトより】 小津映画「秋日和」「小早川家の秋」「彼岸花」「秋刀魚の味」の女優の着物を手がけた、染織工芸家浦野理一の仕事。 昭和35年7月22日の読売新聞夕刊に「原節子、三年ぶり小津作品へ スタンダード・カラー「秋日和」に出演」という記事が掲載されました。記事には「小津監督はまず着物だと、原を北鎌倉の染色工芸家浦野理一のところへひっぱっていった。」と書かれています。 小津安二郎監督は、映画「秋日和」「小早川家の秋」「彼岸花」「秋刀魚の味」の女優に浦野理一の着物を採用しました。 同時期、浦野は鎌倉にある東慶寺で映画衣裳や新作の展示会を開催し、雑誌「ミセス」に映画衣裳や新作を着た女優が登場する連載を持つなどして、多くのファンを生みました。 しかし、浦野は「着物作家は表に出るべきではない」と裏方に徹したため、多くのファンがいながら、いまだその人となりは秘められた存在になっています。 小津監督の生誕120年、没後60年にあたる今年刊行する本書で、染織工芸家浦野理一の仕事と人間的魅力に迫ります。 出版社:katsura books 発売日:2023.12
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『塔本シスコ 絵と絵と絵の人生』
¥3,300
【版元サイトより】 シスコは、美術教育を受けていません。 大正2年生まれの熊本に住む主婦でした。 その主婦が、ある日突然、画家の長男が描いたキャンパスの絵の具を削ぎ落とし、100号の油絵を完成させたのです。53歳の時でした。 それから91歳になるまで、実にたくさんの絵を描きました。 とにかく、シスコの絵は楽しいのです。 本書は、シスコの孫の福迫弥麻さんが執筆した評伝「私は死ぬるまで絵ば描きましょうたい」を収録。評伝に登場する作品を全編に散りばめました。 遠近法は習っていないシスコの絵は、近くのものも遠くのものも同じ大きさ。 幼児の絵がみんなそうであるように、ヒトは皆、正面を向いています。 とにかく自由。ツッコミどころ満載。 そしてそこがシスコの魅力です。 シスコの絵は、どこを切り取っても絵になります。 だからトリミングしてもシスコの絵。 既存の画集と一線を画す、めくるめくシスコの世界に浸れるポップでビビッドな"評伝画集"です。 出版社:katsura books 発売日:2023.10
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『午後の最後の芝生』村上春樹/著、安西水丸/絵
¥1,980
【版元HPより】 村上春樹と安西水丸、名コンビによる貴重なコラボレーションが時を経て1冊の単行本としてよみがえる。 村上春樹が作家デビュー3年後に発表し、いまなお多くの読者から愛され続けている短篇「午後の最後の芝生」。 主人公の“僕”が、大学時代の芝刈りのアルバイトとその最後の仕事について回想するこの物語には、その挿絵として描かれたものの、一度雑誌に発表されたきりとなっていた、盟友・安西水丸によるイラストレーションが存在する――。 安西の没後10年を機に、遺されていた原画をもとにして、その挿絵と物語を一冊に。 『象工場のハッピーエンド』や『村上朝日堂』シリーズなどの共著を始め、数々の仕事を共にしてきた名コンビ、作家・村上春樹とイラストレーター・安西水丸。 ふたりの貴重なコラボレーションが、新たな装いでよみがえる。 出版社:スイッチパブリッシング 発売日:2024.9
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『神田伯山対談集 訊く!』神田伯山
¥1,980
SOLD OUT
“日本一チケットが取れない講談師”として、講談普及の先頭に立つ活躍を続ける六代目神田伯山の初となる対談集。 二ツ目・神田松之丞時代の2019年から真打昇進と襲名を経た2022年にかけて、『週刊プレイボーイ』誌に不定期で掲載された対談連載をベースに、今の視点から振り返る語り下ろしも収録。 激動の日々に出会った各界のトップランナー11人と交わした言葉の数々が、伯山自身の立場と心の変化を色濃く映した“タイムカプセル”と呼ぶべき一冊。 【対談相手一覧】 ◆又吉直樹(芸人/小説家) ◆弘中綾香(テレビ朝日アナウンサー) ◆宮藤官九郎(脚本家/監督/役者/ミュージシャン) ◆アントニオ猪木(プロレスラー/実業家) ◆真島昌利(ザ・クロマニヨンズ/ミュージシャン) ◆北方謙三(小説家) ◆高田文夫(放送作家)&矢野誠一(芸能評論家) ◆中村勘九郎(歌舞伎役者) ◆中井貴一(役者) ◆寺島しのぶ(役者) 出版社:集英社 発売日:2024.10 判型・製本:四六判 ページ数:304
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『スピード・バイブス・パンチライン ラップと漫才、勝つためのしゃべり論』つやちゃん
¥2,200
SOLD OUT
人の心を動かすしゃべりはいかに可能か? 勝つために発明され、進化する語りに迫る21世紀の「しゃべり論」が登場! 現代において人の心を動かすしゃべりはいかに可能か? YouTube、TikTok、ネットニュース、あらゆる語りが氾濫し、バズらなければ言葉が届かない時代。 それに適応し、素早くドラマチックに空気を掴む「しゃべり」を磨き、時代を代表するエンタメとして君臨するのが漫才とラップである。 その口語(しゃべり言葉)芸術の最前線を、「スピード」「バイブス」「パンチライン」の3つの視点を軸に分析。 賞レースとラップゲーム。 勝つために発明され、進化する語りに迫る21世紀の「しゃべり論」が登場! ヨネダ2000とTaiTan(Dos Monos)のインタビューも収録。 出版社:アルテスパブリッシング 発売日:2024.7 判型・製本:四六判・並製 ページ数:224
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『世界を配給する人びと 遠いところの声を聴く』 アーヤ藍 編著
¥2,420
一番遠くにあるものを引き寄せてつなぐ力。 彼らはなぜ”遠いところ”と強く結びついたのか。 語られてこなかった声をどのように届けているのか。 環境コンサルタントから転身したマダガスカルのバニラ商人、少年兵の歴史を追いウガンダに出会った教育者、北極民族の「今」を刻む雪を愛する写真家、シリアを想い続ける料理好き国際協力従事者、マーシャルと日本の歴史に耳を傾ける映画監督、5人のライフストーリー。 映画配給に携わってきた編著者が見た世界の重なり合いとは。映画の仕事にまつわるコラムも多数収録。 出版社:春眠舎 発売日:2024.7 判型・製本:四六判並製 ページ数:228
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『不完全な社会をめぐる映画対話──映画について語り始めるために』河野真太郎/西口想
¥2,640
こんな映画本を待っていた! 「陰謀論」、「ハラスメント」、「ケア」、「ミソジニー」、「障害」etc...テーマに沿って、現代映画を社会的な視点で語るスリリングな対談。 「好きだった監督がハラスメントで告発されたとき、作品にどう向き合えばよいのか?」「一昔前の作品を見るとジェンダー観に違和感を覚えて楽しめない」等、近年多くの人が直面した問題に寄り添いながら、映画と社会の関係を深く見通す。誰もが感想をSNSで発信し、映画を見ることがコミュニケーションに組み込まれつつある現代で、映画と社会はどのような関係にあるのだろうか?映画を「観る」だけでなく、「語る」ことの比重が増す社会における、新たな地平を描く。 出版社:堀之内出版 発売日:2024.5 判型・製本:四六判並製 ページ数:368
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『《時間》のかたち』伊藤徹
¥2,200
「時間」って何だろう? 誰でもそのような疑問を何となく抱いたことがあるだろう。 時計の蓋を開いても、そこには「時間」はない。 すぐそこにあるはずなのに、私たちには捉えることのできない「時間」。 本書は、近代と苦闘する夏目漱石から、映画が持つスジガキに抵抗した寺山修司、日常のなかにある「小さな物語」を描く是枝裕和まで、日本を代表する表現者たちが生み出した多彩な映画や小説作品を横断しながら、そこで紡がれる時間のイメージを読み取る。 捉えることのできない、この不思議な「時間」をめぐって対話を挑む、比類なき哲学的探究がはじまる——。 出版社:堀之内出版 発売日:2020.9 判型・製本:四六判並製 ページ数:246
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『観察の練習』菅俊一
¥1,760
SOLD OUT
アイデアの種は、あなたの日常の「小さな違和感」に隠れている——。 駅やオフィス、街や家の中で出くわす、小さな違和感。 あるいは、市井の人々が生み出すささやかな工夫や発明のようなもの。 著者が日々収集し続けている数多の「観察」の事例を読み解く思考の追体験をしていくことで、読み手にもアイデアの種を与えてくれる。 過去の膨大な量のリサーチの中から50あまりの「観察」の成果を厳選し、テキストはまるごと書き下ろし。 出版社:NUMABOOKS 発売日:2017.12 ページ数:256
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『記憶する体』伊藤亜紗
¥1,980
SOLD OUT
経験と記憶は体に何をもたらすのか。 視覚障害、吃音、認知症、幻肢痛などをもつ人の11のエピソードから、ユニークな身体論を展開。 出版社:春秋社 発売日:2019.9 判型・製本:四六判 ページ数:280
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『ヴァレリー 芸術と身体の哲学』伊藤亜紗
¥1,386
習慣として早朝の数時間、一日のうちいちばん「非社会的」な時間に書き続けられたというヴァレリーの言葉。 膨大な量のそれは人間の生の実相へと肉迫する。 作品が装置であるとはどういうことか。 時間と行為の関係とは? 詩が身体を解剖するとは? ヴァレリーのテクストを丹念に読み込み、そこから描き出された芸術と身体と生の関係。 著者の美学・身体論の出発点となった記念碑的力作。 出版社:講談社 発売日:2021.12 判型・製本:文庫判 ページ数:312
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『きみのまち 歩く、旅する、書く、えがく』今日マチ子
¥2,200
【版元HPより】 今日マチ子、初めてのエッセイ集。 2024年、社会を見渡すと、コロナ禍で「旅」がタブーのようになっていた時期が遠い昔のように思えます。 今日マチ子さんはコロナ禍を描き続け、人気シリーズとなった「#stayhome日記」3部作が2023年に完結。 そんな今日マチ子さんが次に描くのは「旅ができる日々」。 ようやく自由に旅ができるようになった喜びを噛み締めるように、台北ー台中ー台南ー高雄という台湾旅、伊勢、京都、仙台、つくば、金沢……という街を巡りました。 異国の地で感じる想い、普段の生活とは違う高揚感。 旅を通して感じた記録を、初めてのエッセイ集として発売します。街や人を描いたイラストも66点収録。 出版社:rn press 発売日:2024.6.6 判型・製本:B6正寸 ページ数:224
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『センスの哲学』千葉雅也
¥1,760
服選びや食事の店選び、インテリアのレイアウトや仕事の筋まで、さまざまなジャンルについて言われる「センスがいい」「悪い」という言葉。あるいは、「あの人はアートがわかる」「音楽がわかる」という芸術的センスを捉えた発言。 何か自分の体質について言われているようで、どうにもできない部分に関わっているようで、気になって仕方がない。このいわく言い難い、因数分解の難しい「センス」とは何か? 果たしてセンスの良さは変えられるのか? 音楽、絵画、小説、映画……芸術的諸ジャンルを横断しながら考える「センスの哲学」にして、芸術入門の書。 フォーマリスト的に形を捉え、そのリズムを楽しむために。 哲学・思想と小説・美術の両輪で活躍する著者による哲学三部作(『勉強の哲学』『現代思想入門』)の最終作、満を持していよいよ誕生! 出版社:文藝春秋 発売日:2024.4.5 判型・製本:四六判・並製 ページ数:256
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『今日は自習にします』工藤あゆみ
¥1,980
国語、算数、理科、社会、体育、音楽、給食に、掃除の時間。 45の教科と学校の時間を、ちょっとおもしろい視点で楽しめる、ひとり学習指導要領。 やさしい絵と言葉は、孤独や不安をかかえた心をほぐし、変わりつづける社会の中でほのかに感じるモヤモヤへの気づきを促します。 イタリアに住む作家・工藤あゆみによる、『はかれないものをはかる』『キスの練習をしています また会える日のために』につづく、待望の新作。 出版社:青幻舎 判型・製本: 180×140mm・コデックス装 ページ数:72
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『キスの練習をしています また会える日のために』工藤あゆみ
¥1,980
イタリア・ロンバルディア州に住む作家 工藤あゆみによる、ロングセラー「はかれないものをはかる」に続く待望の新作。 今作は2020年3月10日、イタリア全土に“IO RESTO A CASA(私は家にいる)”政策が施行されたその日からはじまりました。 心も体も不安と恐怖と疲れの海に浸され、翻弄される厳しい日々の中にみつけた忘れがたい感情や覆い隠されていた気持ち。 状況が悪化する中、心情の変化を日記のように綴った作品は、刻々と変化する新型コロナウィルスの感染拡大によって世界が不安に包まれる今、人々の心に希望の火を灯します。 出版社:青幻舎 判型・製本:180×205mm・並製 ページ数:120
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『はかれないものをはかる』工藤あゆみ
¥1,760
数字でははかれないけれど、確かに感じられる感情の温度、大切な人との距離、願いや希望の重み……。 はかれないものを “はかろう” とすることは、そこにある本質に少しだけ近づこうとすること。人間や自分の過去を少し愛おしく感じられたり、肯定的な視点を得ることができるかも。 そんな「はかれないもの」を49の詩とユーモラスな絵で紡ぎます。 ちょっとお疲れ気味のあなたをそっと癒してくれる、贈りものにもぴったりな1 冊。 出版社:青幻舎 判型・製本:196mm × 180mm・コデックス装 ページ数:60
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『ざしきわらしイラスト作品集 DANDELION』ざしきわらし
¥2,750
ざしきわらし作品集第二弾! 独創的なファッションに身を包んだ、多情多感な女の子を描いて、一躍脚光を浴びるイラストレーター・ざしきわらし。 第2弾となる本作品集ではアナログを含めた新作135点以上を掲載。 出版社:芸術新聞社 発売日:2024.4.26 判型・製本:A5判 並製 ページ数:160