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【サイン本】『あなたに犬がそばにいた夏』岡野大嗣(短歌)、佐内正史(写真)
¥2,090
予約商品
【サイン本の予約を承ります】〆切:5/19 2025年6月上旬より順次発送予定 歌人の岡野大嗣が生まれ育った大阪の街を、写真家の佐内正史と巡った夏の記憶。 2023年の7月と2024年の8月、2年をかけてつくった短歌102首と写真42枚を収録。 造本は180度開くコデックス装で、写真が美しく展開されます。 【収録歌より】 人がきて信用金庫の自動ドアひらいて夏がひらめいていく きらきらと風を車に呼び込んで午前みたいに午後をはじめる かつてあった出版社の美しい名に会話が混線して花が咲く 声がして水遊びだとわかる声 二時から二時の声がしている 郷愁は遠いところをやってくる未来にちょっと寄り道をして 【著者より】 〈東京から黄色い車でやってきた佐内さんと歩いた夏。 短歌が写真に、写真が短歌になる瞬間をお楽しみください!〉 岡野大嗣 〈写真の時差の中にいた2年間! 「そば犬」をよろしくお願いします!〉 佐内正史 出版社:ナナロク社 発売日:2025.6 判型・製本:B6変形 ページ数:160
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【初回限定】『ヨイヨワネ あおむけ&うつぶせBOX』ヨシタケシンスケ
¥2,420
絵本作家ヨシタケシンスケさんが日々描いているスケッチ。 最近の弱音であふれるスケッチ。 一冊に収まらない弱音を、二冊セットで。 「あおむけ編」は、魂が疲れ気味のあなたを励ましてくれる一冊。 「うつぶせ編」は、しんどさを受け容れ、自分と折り合いをつけるための一冊。 特別付録「あおむけとうつぶせのあいだ手帖」付き。
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『原爆写真を追う』林重男、井上祐子
¥2,860
広島と長崎を撮影したカメラマン、林重男。 原子野の荒野を写したパノラマ写真をはじめ、原爆投下直後の貴重な記録はいかにして撮られ、保存されたのか。 彼が残した体験記に、平和運動にまい進した戦後の活動まで含めた詳細な解説を付す。 150枚近くの写真も収録。 【目次】 第Ⅰ部 林重男『爆心地ヒロシマに入る―カメラマンは何を見たか』 1 パノラマ写真 2 広島を撮る 3 裏側から見た戦争 4 長崎を撮る 5 原爆カメラマンたち 6 写真が生んだ感動 あとがき 第Ⅱ部 東方社カメラマン林重男とヒロシマ・ナガサキ 井上祐子 第1章 東方社入社まで 第2章 東方社・文化社の沿革と業務 第3章 東方社・文化社における林の業績 第4章 ヒロシマとナガサキの撮影 第5章 ヒロシマ・ナガサキ撮影以後 第6章 「原爆カメラマン」と戦後の運動 おわりに 出版社:図書出版みぎわ 発売日:2023.3 判型・製本:四六判・上製 ページ数:308
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『四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』村上春樹(著) 、高妍(絵)
¥1,870
100パーセントの恋人たちへ──村上春樹と台湾の画家が描く瑞々しい世界。 世界中の読者に愛される初期短編の表題作と「鏡」。 二つの超人気短編が、瀟洒なピクチャー・ブックに。 物語は「昔々」で始まり、「悲しい話だと思いませんか」で終わる──ある朝、原宿の裏通りで少年と少女が偶然出会い、恋に落ちる。 しかし二人の運命は……。 若手画家と短編の村上ワールドが心地よく響き合う美しい一冊。 出版社:新潮社 発売日:2025.2 判型・製本:四六判変型 ページ数:64
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『トリビュートブック 100%孤独のグルメ! それにしても腹が減った!』
¥1,320
食漫画の金字塔『孤独のグルメ』初のトリビュートブック。 食描写の達人たちによる珠玉のトリビュート漫画+エッセイを収録。 原作・久住昌之氏へのロングインタビュー、井之頭五郎名言辞典、作画・谷口ジロー氏のイラストギャラリーも。 【収録作家】 和泉晴紀、イナダシュンスケ、戌井昭人、宇垣美里、浦沢直樹、江口寿史、大根仁、オカヤイヅミ、小田原ドラゴン、カレー沢薫、河内遙、久住卓也、コナリミサト、島田雅彦、新久千映、夏目房之介、山崎紗也夏、吉田戦車、ラズウェル細木
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『コーヒーの絵本』庄野雄治(作)、平澤まりこ(絵)
¥1,100
SOLD OUT
おいしいコーヒーのいれ方がよくわかる 世界でいちばんやさしいコーヒーの絵本 全国に多くのファンを持つ人気焙煎所・アアルトコーヒーの庄野雄治さんが、コーヒーの基本から淹れ方まで、お話仕立てで楽しくわかりやすく教えます。 イラストレーター・平澤まりこさんのかわいらしくほのぼのとした絵とともにコーヒーのお話が展開するので、美味しいコーヒーの淹れ方が本当によーくわかります。 「家でコーヒーをいれてみたいけど面倒そう」という方にこそおすすめの1冊。 この絵本があれば、おうちのコーヒーがグッと美味しくなりますよ。 出版社:mille books 発売日:2014.10 判型・製本:B6・上製 ページ数:48
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『今読み解く日本の庭園 作者の想いからデザインまで』戸田芳樹、野村勘治
¥1,980
【版元HPより】 本書の狙いは日本庭園を専門に学ぶ人へのアカデミックな内容を目指すのではなく、観光的視点からだけの庭園案内でもない。 作庭家、ランドスケープアーキテクトなど、「つくり手」の視点から古典庭園を大胆に解釈したのが本書の骨子である。 この書は書斎で読むだけではなく、実際に庭園を歩きながら読んで欲しい。 作庭者の想いが強い庭園には必ず作者の声が天から降りてくる。この本を読むことで、作庭者が自ら日本庭園の素晴らしさを語りかけてくれるような体験をして欲しいと願っている。 (著者) 出版社:風景パブリッシング 発売日:2024.10.10 判型・製本:B5判 ページ数:128
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『美術館・博物館の事件簿』島田真琴
¥2,640
日本の3つの「ダリ展」、大英博物館の収蔵品、琉球王家の遺骨、表現の不自由展、重要文化財准胝観音立像・・・。 アートの世界の内幕と真実とは? 16の法廷ドラマと15のコラムから美術館・博物館の舞台裏を明らかにする。 日本では、美術館と博物館は別物とされているが、英語ではどちらも「ミュージアム」で、実は両者の間に違いはない。 強いて区別すれば、美術品を多く収蔵・展示しているのが美術館、それ以外の歴史資料、自然資料等を収蔵・展示する施設が博物館ということになるが、東京、京都、奈良の国立博物館は美術品・工芸品を中心に扱っているし、古文書や化石などを集めている美術館もある。 本書は、日本と世界の美術館・博物館がその活動や収蔵品、借入品等に関連して巻き込まれた様々な裁判や事件を紹介している。 外見は取り澄ましてみえるこれらの施設の舞台裏では何が起きているのか? どんな問題を抱えどう対処しているのだろうか? 出版社:慶應義塾大学出版会 発売日:2024.12 判型・製本:四六判・並製 ページ数:240
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『名画と建造物』中野京子
¥2,035
映画「サイコ」の家、スフィンクスに登る侍、印象派のエッフェル塔嫌い――。 20の名画が伝える時代の息吹きを読む、絵画鑑賞本! 過去と現在の比較ができるよう、写真も掲載。 歴史を学び、観光案内にもおすすめです! クロード・モネ『サン・ラザール駅』 マルク・シャガール『七本指の自画像』 スタフ・クリムト『旧ブルク劇場の観客席』 フィンセント・ファン・ゴッホ『アルルの跳ね橋』 エドワード・ホッパー『線路脇の家』など 出版社:KADOKAWA 発売日:2023.10 判型・製本:四六判 ページ数:208
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『学芸員しか知らない 美術館が楽しくなる話』ちいさな美術館の学芸員
¥1,760
SOLD OUT
知れば美術館が10倍面白い! 「展覧会はどうやって作っているの?」 「学芸員って何をしているの?」 「アートは役に立たない?」 「おすすめの鑑賞方法は?」 現役学芸員が語る、美術館の舞台裏と美術鑑賞の楽しみ方。 出版社:産業編集センター 発売日:2024.1 判型・製本:四六判変型 ページ数:216
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『エッシャー完全解読 なぜ不可能が可能に見えるのか』近藤滋
¥2,970
エッシャーの代表作である《物見の塔》《滝》《上昇と下降》などのだまし絵。 これらの作品は、一見しただけではそこに錯視図形があるとわからないほど自然に見える。しかし、少しの間をおいて「これはありえない立体だ」と気付いた瞬間、鑑賞者に大きな驚きをもたらす。 この劇的な鑑賞体験はどのようにして作られたのか。 エッシャーはまず、絵のあちこちに鑑賞者を誘導するトリックを仕掛け、さらにそれらを手品師さながらに覆い隠していった。 そしてトリックの存在を生涯隠し通し、決して語らなかったのだ。 本書は100点を超える図版でだまし絵の制作過程を分解し、エッシャーがかつて5つの作品に仕掛けた視覚のトリックを明らかにしている。エッシャーが制作中に何に悩み、何を大切にしていたかにまで踏み込んでいく。 謎解きの楽しさに満ちた1冊。 出版社:みすず書房 発売日:2024.12 判型・製本:四六変型 ページ数:208
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『エッシャー 不思議のヒミツ』(展覧会公式カタログ)
¥3,300
【版元HPより】 トリックに迫る 謎解きの決定版 落ち着きがなく引っ込み思案だったエッシャー。しかし彼は、まぎれもなく卓越した芸術家であった。 エッシャーは、グラフィックアートの想像的可能性を広げた点で評価される唯一無二の芸術家であろう。科学、自然、厳密な分析、高い芸術などが関連し合う彼の作品は、見る人すべてに驚きを与えてきた。 この芸術家をより深く掘り下げ、新しい世代のあらゆる分野の芸術家に刺激を与え続けている数多くの遠近法的、幾何学的、構成的パラドックスと能動的に関わるという、かけがえのない作品を紹介する。 本書では、エッシャーがサミュエル・イェッスルン・ド・メスキータに師事していた頃のアール・ヌーヴォーにインスピレーションを得た作品を手始めとして、イタリア滞在時代の作品を中心に掲載。 現代アートのみならず過去の美術からもインスピレーションと影響を受けたエッシャーは、幾何学的な構成と厳密さを追求して、類まれな芸術作品を実現した。シュルレアリスムやオプティカル・アートなどの芸術的潮流を予見させる存在であったといえる。 彼が自身の創造的な世界を形づくる鍵を見出したのは、数字や幾何学、数学の世界においてだけではなかった。 芸術的言語を幅広く駆使し、それらを融合させて魅力的な新しい道を切り開いたのである。この点で、エッシャーは美術史における例外的な存在であり、幅広い層の人々の関心を惹きつけてやまない人物だと言えるだろう。 本書は「エッシャーの不思議のヒミツ」を知る決定版といえる。同名展覧会の公式図録兼書籍として刊行。 出版社:求龍堂 発売日:2023.12 判型・製本:B5判・並製 ページ数:280
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『ポップ・ミュージックを語る10の視点』大和田俊之(編著)
¥2,090
SOLD OUT
【版元HPより】 いま音楽を語るときに私たちが語ること── 注目の論客たちがポップ・ミュージックの現在を 多角的に論じた刺激的な連続講座、待望の書籍化! 〈music is music〉レクチャー・シリーズは、 投資家/コンテンツ・プロデューサーのマスヤマコム(桝山寛)と 音楽プロデューサーの牧村憲一のプロデュース、 『文化系のためのヒップホップ入門』著者の大和田俊之のコーディネイトによって、 2016年から18年にかけて東京・渋谷で開催されました。 登壇したのは、すぐれた耳とシャープな視点を持って音楽に取り組んでいる プロデューサー(冨田ラボ)、ジャズ作・編曲家(挾間美帆)、 音楽学者(南田勝也、増田聡、細馬宏通、永冨真梨、輪島裕介、大和田俊之)、 ライター/ジャーナリスト/評論家(柳楽光隆、渡辺志保)の実力派10人。 最新型のジャズ、アメリカのヒップホップ、ロック、ポップス、 さらにはカントリーから東アジア圏のポップスまで、 いまポピュラー音楽を語るとき、どんな言葉が可能なのか? 音楽体験への新しい扉をひらく10の講座へようこそ! 出版社:アルテス・パブリッシング 発売日:2020.2 判型・製本:四六判・並製 ページ数:344
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『絵本のようにめくる建築の物語』田所辰之助、川嶋勝(監修)
¥1,540
ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライト、ザハ・ハディッド、丹下健三、隈研吾……世界の名だたる建築家たちによる建築物。 美術館や劇場、駅・空港、研究施設など63件を選りすぐりの写真により紹介。 デザインのテーマ、驚きの技術、環境との調和のヒントなど名建築たる所以をシンプルなテキストで解説。知的好奇心を刺激するビジュアル教養読本。 ■構成(紹介建築) 【美術館・博物館】ビルバオ・グッゲンハイム美術館/ニテロイ現代美術館/ユダヤ博物館/ポンピドゥー・センター/エデン・プロジェクト ほか 【オフィス・商業ビル】銀河SOHO/銀座メゾンエルメス/クライスラー・ビル/セルフリッジズ/キャピタル・ゲート/中国中央電視台本部ビル ほか 【宗教施設】ロンシャン礼拝堂/クレスゲ礼拝堂/マスジェデ・ナスィーロル・モスク/クライストチャーチ大聖堂/ロータス・テンプル ほか 【競技場・劇場】シドニー・オペラハウス/北京国家体育場/国立競技場/アリアンツ・アレナ/北京国家水泳センター ほか 【住宅・ホテル】ランブル・ブラン/オクラホマ(WoZoCo)/カサ・ミラ/落水荘/ファンズワース邸/キューブハウス ほか 【官公庁】ドイツ国会議事堂/バングラデシュ国会議事堂/香川県庁舎/マンチェスター民事司法センター 【文化施設】アラブ世界研究所/王立ポルトガル図書館/新アレクサンドリア図書館/イェール大学バイネッキ稀覯本図書館 ほか 【駅・空港・橋】北京大興国際空港/ジョン・F・ケネディ国際空港/アラミージョ橋/シェイク・ザーイド橋/リエージュ=ギユマン駅/日立駅 ほか 【研究施設・工場】ソーク生物学研究所/ファクトリービルディング/大阪市環境局舞洲工場/バウハウス・デッサウ校/アインシュタイン塔 ■コラム 建築様式の歴史 近現代・建築家リスト その1 近現代・建築家リスト その2 出版社:昭文社 発売日:2021.10 判型・製本:A5変 ページ数:144
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『世界で一番美しい建築デザインの教科書』鈴木敏彦、松下希和、 中山繁信
¥1,980
【版元HPより】 近代建築の巨匠7人 ライト ミース コルビュジエ リートフェルト アールト プルーヴェ ヤコブセン に学ぶ インテリア・家具・建築のキホン 建築とインテリアの基礎知識をすべてイラストで 分かりやすく解説した本です。 本書は、これまでバラバラに語られることの多かった 家具・インテリア・建築・まちづくりまでを横断的に説明している 唯一の本です。 それらを説明する教材として、世界的にも著名な 上記7人の建築家の作品を解剖しつつ、 そのデザインの秘密を解き明かしていきます。 カバーにも使われているユニテ・ダビタシオンをはじめ ロンシャン礼拝堂の礼拝堂や落水荘、ファンズワース邸など数々の名建築も登場し その建築の秘密や、これらが名建築とされる所以も分かります。 近代建築を知るにも、お薦めの1冊です。 出版社:エクスナレッジ 発売日:2018.10 判型・製本:B5判 ページ数:160
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『 小津安二郎発言クロニクル 1903~1963』
¥3,850
【版元紹介より】 本書は、『東京物語』『晩春』『麦秋』などで世界的に著名な映画監督、小津安二郎のクロノロジカルな発言集です。 書籍、映画専門誌、一般雑誌、新聞(一般紙・スポーツ新聞)、日記、手紙、動画、録音などに残された発言、テキストを、その誕生から没年に至る「60年間」に及ぶ軌跡を、年代別、通時的に集成しました。 小津監督は「映画界には言葉が多過ぎるよ」という批判的な発言を残しましたが、映画評論家やジャーナリストは、小津の独創的な映画作品や人格的な魅力に吸引されるとともに、その生の言葉を求め、多くの座談会、対談、インタビュー等の取材が行われました。 その結果、映画監督としては異例なまでに多くの「発言」や「言葉」が世界に残されることになりました。 小津監督はきわめてサービス精神の旺盛な映画作家であったと同時に、映画を愛することに伴った責任感を強く意識した表現者でもあり、ジャーナリズムの要望や期待に多く応えました。 小津監督の周囲には、小津監督を温かく支える家族、親族、友人、小津組というプロフェッショナルな製作集団、脚本家、一流の俳優、映画評論家、研究者、文学者、画家などの芸術家がいました。 このような仲間たちの信頼と愛情の環が、小津監督の発言や言葉を保存し、残すことを大きく支えました。 本書は、その遺産を基礎に、小津監督の発言の軌跡を年代順に集成した発言の年代記=クロニクルです。映画史的な時代背景なども各年代の冒頭の梗概部にまとめ、時代の流れの中に小津監督の発言を置いて味わえます。 また、小津監督と同じ時間を共有した関係者の発言も随所に織り込み、より多角的な視点から小津監督の人柄や人生観、映画作家としての考え方が理解できるように構成しました。 出版社:三四郎書館 発売日:2024.11 判型・製本:A5判並製 ページ数:670
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【サイン入り】『いっぽうそのころ』秦直也
¥1,870
SOLD OUT
人間の気配が介在しない動物たちの愉快な瞬間を、「いっぽうそのころ」という言葉だけでひとつなぎに。 双眼鏡で地球上のあらゆる場所にいる動物たちを覗き見しているような、シンプルながら想像の余地に溢れたモノクロの絵本です。 出版社:猋社 発売日:2024.12 判型・製本:W170mm×H170mm ページ数:32
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『染織工芸家浦野理一の仕事 小津映画のきもの帖』
¥3,960
【版元サイトより】 小津映画「秋日和」「小早川家の秋」「彼岸花」「秋刀魚の味」の女優の着物を手がけた、染織工芸家浦野理一の仕事。 昭和35年7月22日の読売新聞夕刊に「原節子、三年ぶり小津作品へ スタンダード・カラー「秋日和」に出演」という記事が掲載されました。記事には「小津監督はまず着物だと、原を北鎌倉の染色工芸家浦野理一のところへひっぱっていった。」と書かれています。 小津安二郎監督は、映画「秋日和」「小早川家の秋」「彼岸花」「秋刀魚の味」の女優に浦野理一の着物を採用しました。 同時期、浦野は鎌倉にある東慶寺で映画衣裳や新作の展示会を開催し、雑誌「ミセス」に映画衣裳や新作を着た女優が登場する連載を持つなどして、多くのファンを生みました。 しかし、浦野は「着物作家は表に出るべきではない」と裏方に徹したため、多くのファンがいながら、いまだその人となりは秘められた存在になっています。 小津監督の生誕120年、没後60年にあたる今年刊行する本書で、染織工芸家浦野理一の仕事と人間的魅力に迫ります。 出版社:katsura books 発売日:2023.12
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『塔本シスコ 絵と絵と絵の人生』
¥3,300
【版元サイトより】 シスコは、美術教育を受けていません。 大正2年生まれの熊本に住む主婦でした。 その主婦が、ある日突然、画家の長男が描いたキャンパスの絵の具を削ぎ落とし、100号の油絵を完成させたのです。53歳の時でした。 それから91歳になるまで、実にたくさんの絵を描きました。 とにかく、シスコの絵は楽しいのです。 本書は、シスコの孫の福迫弥麻さんが執筆した評伝「私は死ぬるまで絵ば描きましょうたい」を収録。評伝に登場する作品を全編に散りばめました。 遠近法は習っていないシスコの絵は、近くのものも遠くのものも同じ大きさ。 幼児の絵がみんなそうであるように、ヒトは皆、正面を向いています。 とにかく自由。ツッコミどころ満載。 そしてそこがシスコの魅力です。 シスコの絵は、どこを切り取っても絵になります。 だからトリミングしてもシスコの絵。 既存の画集と一線を画す、めくるめくシスコの世界に浸れるポップでビビッドな"評伝画集"です。 出版社:katsura books 発売日:2023.10
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『午後の最後の芝生』村上春樹/著、安西水丸/絵
¥1,980
SOLD OUT
【版元HPより】 村上春樹と安西水丸、名コンビによる貴重なコラボレーションが時を経て1冊の単行本としてよみがえる。 村上春樹が作家デビュー3年後に発表し、いまなお多くの読者から愛され続けている短篇「午後の最後の芝生」。 主人公の“僕”が、大学時代の芝刈りのアルバイトとその最後の仕事について回想するこの物語には、その挿絵として描かれたものの、一度雑誌に発表されたきりとなっていた、盟友・安西水丸によるイラストレーションが存在する――。 安西の没後10年を機に、遺されていた原画をもとにして、その挿絵と物語を一冊に。 『象工場のハッピーエンド』や『村上朝日堂』シリーズなどの共著を始め、数々の仕事を共にしてきた名コンビ、作家・村上春樹とイラストレーター・安西水丸。 ふたりの貴重なコラボレーションが、新たな装いでよみがえる。 出版社:スイッチパブリッシング 発売日:2024.9
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『神田伯山対談集 訊く!』神田伯山
¥1,980
SOLD OUT
“日本一チケットが取れない講談師”として、講談普及の先頭に立つ活躍を続ける六代目神田伯山の初となる対談集。 二ツ目・神田松之丞時代の2019年から真打昇進と襲名を経た2022年にかけて、『週刊プレイボーイ』誌に不定期で掲載された対談連載をベースに、今の視点から振り返る語り下ろしも収録。 激動の日々に出会った各界のトップランナー11人と交わした言葉の数々が、伯山自身の立場と心の変化を色濃く映した“タイムカプセル”と呼ぶべき一冊。 【対談相手一覧】 ◆又吉直樹(芸人/小説家) ◆弘中綾香(テレビ朝日アナウンサー) ◆宮藤官九郎(脚本家/監督/役者/ミュージシャン) ◆アントニオ猪木(プロレスラー/実業家) ◆真島昌利(ザ・クロマニヨンズ/ミュージシャン) ◆北方謙三(小説家) ◆高田文夫(放送作家)&矢野誠一(芸能評論家) ◆中村勘九郎(歌舞伎役者) ◆中井貴一(役者) ◆寺島しのぶ(役者) 出版社:集英社 発売日:2024.10 判型・製本:四六判 ページ数:304
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『スピード・バイブス・パンチライン ラップと漫才、勝つためのしゃべり論』つやちゃん
¥2,200
SOLD OUT
人の心を動かすしゃべりはいかに可能か? 勝つために発明され、進化する語りに迫る21世紀の「しゃべり論」が登場! 現代において人の心を動かすしゃべりはいかに可能か? YouTube、TikTok、ネットニュース、あらゆる語りが氾濫し、バズらなければ言葉が届かない時代。 それに適応し、素早くドラマチックに空気を掴む「しゃべり」を磨き、時代を代表するエンタメとして君臨するのが漫才とラップである。 その口語(しゃべり言葉)芸術の最前線を、「スピード」「バイブス」「パンチライン」の3つの視点を軸に分析。 賞レースとラップゲーム。 勝つために発明され、進化する語りに迫る21世紀の「しゃべり論」が登場! ヨネダ2000とTaiTan(Dos Monos)のインタビューも収録。 出版社:アルテスパブリッシング 発売日:2024.7 判型・製本:四六判・並製 ページ数:224
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『世界を配給する人びと 遠いところの声を聴く』 アーヤ藍 編著
¥2,420
一番遠くにあるものを引き寄せてつなぐ力。 彼らはなぜ”遠いところ”と強く結びついたのか。 語られてこなかった声をどのように届けているのか。 環境コンサルタントから転身したマダガスカルのバニラ商人、少年兵の歴史を追いウガンダに出会った教育者、北極民族の「今」を刻む雪を愛する写真家、シリアを想い続ける料理好き国際協力従事者、マーシャルと日本の歴史に耳を傾ける映画監督、5人のライフストーリー。 映画配給に携わってきた編著者が見た世界の重なり合いとは。映画の仕事にまつわるコラムも多数収録。 出版社:春眠舎 発売日:2024.7 判型・製本:四六判並製 ページ数:228
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『不完全な社会をめぐる映画対話──映画について語り始めるために』河野真太郎/西口想
¥2,640
こんな映画本を待っていた! 「陰謀論」、「ハラスメント」、「ケア」、「ミソジニー」、「障害」etc...テーマに沿って、現代映画を社会的な視点で語るスリリングな対談。 「好きだった監督がハラスメントで告発されたとき、作品にどう向き合えばよいのか?」「一昔前の作品を見るとジェンダー観に違和感を覚えて楽しめない」等、近年多くの人が直面した問題に寄り添いながら、映画と社会の関係を深く見通す。誰もが感想をSNSで発信し、映画を見ることがコミュニケーションに組み込まれつつある現代で、映画と社会はどのような関係にあるのだろうか?映画を「観る」だけでなく、「語る」ことの比重が増す社会における、新たな地平を描く。 出版社:堀之内出版 発売日:2024.5 判型・製本:四六判並製 ページ数:368