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『ことばと世界が変わるとき 意味変化の哲学』朝倉友海

¥2,970 税込

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言葉の意味が変わってしまうのはなぜか。
そのとき、何が起こっているのか?

そもそも、「意味」とは何なのか。
「自己」とは何か、「出来事」とは何かといった、哲学ではよく知られたさまざまな問題と交錯しながら考察する。

【目次】
はじめに

Ⅰ 意味変化という主題

1意味をめぐる問い
・言葉の「意味」とは――接続詞と動詞を手がかりに
・浮かび上がる「意味」――単語から文へ
・意味をめぐる考察の略史
・物とも心とも異なるもの

2意味は変化する
・意味が変わるとはどういうことか
・語の意味の変化
・文の意味の変化
・受け止め方や推論をめぐる意味変化

3意味が通じないとき
・意味変化と誤解
・述定内容の変化
・異なる文脈への気づき


Ⅱ 事実へといたる意味

1意味は幻なのかという疑い
・消えてなくなるもの
・言葉がもたらす間違い――論理分析の効力
・空性を体得する
・消えずに残るもの

2確固たる意味について――存立・出来事・事実
・構文的な対象性――「存立」か「実在」か
・隠された出来事
・出来事という存在者
・たんなる意味から「事実の概念」への移行

3事実のもつ客観性
・事実を知る〈私〉
・異なる者の認め合い
・事実と意味変化

Ⅲ 意味をもたらす自己

1行為する自己の意識
・〈私〉と〈私〉以外を分けるもの
・自己への気づきと身体
・世界への自己の刻印
・自己表現としての行為

2視野を拡げること
・局所的な視野の単層性
・局所的な視野の接続による拡大
・広域性と「心の壁」

3視野の揺れ動き
・自己を揺るがす遭遇
・述語の意味が変わる
・揺れ動きつつ生きる

Ⅳ 世界の意味が変わるとき

1厚みのある観点の獲得
・重層性を増す経験
・役割・立場をもつ
・様相性を獲得する

2自己へ問いを向ける自己
・理想と生きる意味
・自己を変える自己
・観点がともなう意志
・意味を与えるもの

3自己の変様、世界の変貌
・剥き出しの現実
・意味が到来する
・変様なのか開示なのか

おわりに
あとがき

出版社:トランスビュー
発売日:2024.2.20
判型・製本:四六判
ページ数:244

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