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『映画にまつわるXについて』西川美和

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気鋭映画監督が綴る、映画製作の日々35の風景

『蛇イチゴ』『ゆれる』『ディア・ドクター』『夢売るふたり』、2002年のデビューから、オリジナル脚本・監督による四作の長編映画を生みだし、数々の映画賞を受賞した映画監督・西川美和。
本書は、いま次回作にもっとも期待の寄せられる西川氏、初のエッセイ集。
小説誌「ジェイ・ノベル」の連載「映画にまつわるXについて」(現在も継続中!)を中心に、雑誌、新聞、ウェブなどに寄稿した7年分のエッセイを収録する。

脚本やキャスティング、取材やオーディションなど、『ゆれる』『夢売るふたり』などの映画制作の現場にまつわるエピソードはもちろん、旅先での出来事や人との出会い、刺激を受けた映画や本について、子どもの頃のことなど、内容は多岐にわたる。
いずれも西川美和というフィルターを通し、見つめられ、切り取られた一瞬の風景だが、横綱・朝青龍関はヒーローかヒールか、映画において裸とはどうあるべきか、オーディションでは何を見られているか、カチンコの役割について——などなど、映画作品と併せて楽しめる一冊。
解説は、単行本時の装丁、本書のカバーデザインを担当した寄藤文平氏。

出版社:実業之日本社
発売日:2015.7
判型・製本:文庫判
ページ数:288

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