『目的への抵抗』國分功一郎
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自由は目的に抵抗する。 そこにこそ人間の自由がある。 にもかかわらず我々は「目的」に縛られ、大切なものを見失いつつあるのではないか――。コロナ危機以降の世界に対して覚えた違和感、その正体に哲学者が迫る。 ソクラテスやアガンベン、アーレントらの議論をふまえ、消費と贅沢、自由と目的、行政権力と民主主義の相克などを考察、現代社会における哲学の役割を問う。 名著『暇と退屈の倫理学』をより深化させた革新的論考。 出版社:新潮社 発売日:2023.4 判型・製本:新書 ページ数:208