雨の降るある日、いつもやさしかった親戚の男から性暴力を受けた高校生のジェヤ。
絶望に陥りながらも告発するが、周囲の大人たちの態度は冷たい。
性被害を受けた女性に対する偏見とそれを許容してしまう歪んだ社会……。
他者に起きた暴力に無関心でいることが、どれだけ暴力に加担することになるのか?
未来への不安の中、どのように自分の生きる道を探していくのか?
性暴力がもたらす恐れと怒りを日記形式で切々とつづった、隣にいる“あなた”に届けたい物語。
訳者:すんみ
出版社:亜紀書房
発売日:2024.8
判型・製本:四六判並製
ページ数:240