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『はじめての利他学』若松英輔
¥737
他者だけでなく、自分も利する「利他」の本質とは。 「利他」という言葉は「自分ではなく、他者のためにおこなうこと」だと捉えられがちだ。しかし、日本の起源から利他を見つめ直してみると、それとは全く異なる姿が見えてくる。 空海の「自利利他」、孔子の「仁」、中江藤樹の「虚」、二宮尊徳の「誠の道」、エーリッヒ・フロムの「愛」……彼らは利他をどのようにとらえ、それをどう実践して生きたのか。彼らの考える利他は、現代とどう違うのか。「自分」があってこその利他のちからとは、どんなものなのか。 日本を代表する批評家が、危機の時代における「自他のつながり」に迫る、日本初・利他の入門書。 出版社:NHK出版社 発売日:2022.4 判型・製本:A5判 ページ数:120
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『傷つきのこころ学』宮地尚子
¥825
SOLD OUT
傷とともに生きる人のための、こころのケア論。 SNSの多様化、リモートワークの波及、デジタル社会の加速――。 人と人との距離感が変わりつつある現代では、誰もが多くの「傷つき」を経験する。 自分と他者はなぜ傷つき合い、それはどのように癒やせるのか。 トラウマ研究の第一人者が、現代に特有の「傷つき」の背景を分析し、「レジリエンス」「エンパワメント」「ポスト・トラウマティック・グロウス」など、数十年培ってきた専門的知識を初めて私たちの日常生活に落とし込んで解説する。 出版社:NHK出版 発売日:2024.11 判型・製本:A5判 ページ数:112
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『はみだしの人類学 ともに生きる方法』松村圭一郎
¥737
「わたし」と「あなた」のつながりをとらえ直す そもそも人類学とは、どんな学問なのか。 「わたし」を起点に考える「つながり方」とは何か? 「直線の生き方と曲線の生き方」「共感と共鳴のつながり」……。 「違い」を乗りこえて生きやすくなるために。 「人類学のきほん」をもとに編み出した、これからの時代にこそ必要な「知の技法」のすすめ。 第1章 「つながり」と「はみだし」 第2章 「わたし」がひらく 第3章 ほんとうの「わたし」とは? 第4章 差異とともに生きる 出版社:NHK出版 発売日:2020.3 判型・製本:A5判 ページ数:112