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『世代とは何か』ティム・インゴルド(著)、奥野克巳(訳)、鹿野マティアス(訳)
¥2,530
──地球規模の危機を乗り越え、未来を確かなものにするために、わたしたちは何をすべきか。 巨大な危機に直面したいま、私たちは「古いやり方」に立ち戻る必要がある、とインゴルドは唱える。 古来、脈々と紡がれてきた「知恵」とは、いったいどのようなものだろうか? ティム・インゴルド思想のエッセンスを総動員して語られる、希望の書。 出版社:亜紀書房 発売日:2024.10 判型・製本:四六判並製 ページ数:242
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『フィールドワークってなんだろう』金菱清
¥880
どんな場所、どんな相手、どんな関係であっても、他者と向き合ううえで大事なこと。じっくりしっかり耳を傾ける 自分の半径五メートルから飛び出し、はじめて目にする世界に飛び込もう。 考え方がひっくり返り、社会の見え方が変わるはず。 じっくり話を聞くコツもわかる。 出版社:筑摩書房 発売日:2024.10 判型・製本:新書 ページ数:176
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『人類学者のレンズ 「危機」の時代を読み解く』松村圭一郎(著)、喜多村みか(写真)
¥1,760
当たり前の日常が、視点を変えると全く別の世界になる―。 気鋭の人類学者による、世界の見方を変える「手引き」書。 西日本新聞で2020~2022年に連載した「人類学者のレンズ」、朝日新聞で2018年に連載した「松村圭一郎のフィールド手帳」を加筆・修正、再編集して書籍化。 「うしろめたさの人類学」などで知られる筆者は、コロナ禍やオリンピック、地震、水害、戦争などの社会、時事問題が噴出する「現在」に立脚しつつ、人類学の先行研究、原点であるエチオピアの人類学調査、古里の熊本での思い出をたどっていく。 人類学者のさまざまな眼を通じて、「危機」の時代を読み解き、揺れる「今」を生きるヒントを考える。 レヴィ=ストロース、ルース・ベネディクト、デヴィッド・グレーバー、ティム・インゴルド、岩田慶治、猪瀬浩平、磯野真穂など、国内外の人類学者の論考が登場。 人類学という学問と現実をつないでいく試み。 西日本新聞連載時と同様に福岡出身の写真家、喜多村みかとコラボ。 ポートレートでありながら、抽象性を合わせ持つ喜多村の写真は、文章の余白や解釈の幅を広げる。 出版社:西日本新聞社 発売日:2024.3 判型・製本:四六判・並製 ページ数:208
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『旋回する人類学』松村圭一郎
¥1,650
文化人類学ってどんな学問? 黎明期の先駆者たちから、ラトゥール、インゴルド、グレーバーまで。 繰り返されてきたパラダイム・シフト(=転回)と研究者たちの「格闘」の跡をたどり、現在地を探る。 6つのテーマ(人間の差異、他者理解、経済行動、秩序、自然と宗教、病と医療)を取り上げ、 ぐるぐるめぐり歩きながら考える、文化人類学の新しい入門書。 出版社:講談社 発売日:2023.4 判型・製本:四六判 ページ数:256