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『雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら』東畑開人
¥1,760
SOLD OUT
子育てや介護、ふだん当たり前にしているケアが難しくなったときの道しるべ 【まえがきより】 こころのケアははじめるものではなくて、はじまってしまうものである。 つまり、自主的に、計画的に、よく考えて契約書にサインしてから開始するものではなく、受け身的に、期せずして、否が応でも巻き込まれてしまうものです。 よく晴れた休日に散歩に出かけたら、突然大雨が降ってくるようなものです。 そういうとき、僕らは当初の予定を変更して、とにもかくにも雨宿りをできる場所を探したり、傘を買ったりしなければいけなくなります。 同じように、ある日突然、身近な人の具合が悪くなる。 子どもが学校に行けなくなる。パートナーが夜眠れなくなる。老いた親が離婚すると言い出す。部下が会社に来なくなる。あるいは、友人から「もう死んでしまいたい」と連絡が来る。 突如として、暗雲が立ち込める。 どうしてそうなったのか、なにをすればいいのか、これからどうなるのか、全然わからない。 でも、雨が降っていて、彼らのこころがびしょ濡れになっていることだけはわかります。 そのとき、あなたは急遽予定を変更せざるをえません。とにもかくにも、なんらかのこころのケアをはじめなくちゃいけなくなる。 傍にいるのがあなただったからです。その人があなたの大事な人であったからです。 ある日突然、あなたは身近な人に巻き込まれて、雨の中を一緒に歩むことになってしまう。 こういうことがどんな人の身の上にも起こります。 人生には、こころのケアがはじまってしまうときがある。 ですから、突然の雨に降られている方々に向けて、あるいは長雨の中で日々を過ごしておられる方々のために、心理学の授業をしてみようと思います。 雨が降ったら、傘を差すように、こころのケアがはじまったら、心理学が役に立つと思うからです。 出版社:KADOKAWA 発売日:2024.9 判型・製本:四六判 ページ数:352
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『聞く技術 聞いてもらう技術』東畑開人
¥946
聞かれることで、ひとは変わる――。 カウンセラーが教える、コミュニケーションの基本にして奥義。 「聞く」は声が耳に入ってくることで、「聴く」は声に耳を傾けること――。 「聴く」のほうがむずかしそうに見えて、実は「聞く」ほうがむずかしい。 「聞く」の不全が社会を覆ういまこそ「聞く」を再起動しなければならない。 そのためには、それを支える「聞いてもらう」との循環が必要だ。 小手先の技術から本質まで、読んだそばからコミュニケーションが変わる、革新的な一冊。 出版社:筑摩書房 発売日:2022.10 判型・製本:新書 ページ数:256