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『百年の孤独』ガブリエル・ガルシア=マルケス
¥1,375
蜃気楼の村を開墾しながら孤独に生きる一族。 目も眩むその宿命を描いた百年の物語。 蜃気楼の村マコンドを開墾しながら、愛なき世界を生きる孤独な一族、その百年の物語。 錬金術に魅了される家長。いとこでもある妻とその子供たち。 そしてどこからか到来する文明の印……。 目も眩むような不思議な出来事が延々と続くが、予言者が羊皮紙に書き残した謎が解読された時、一族の波乱に満ちた歴史は劇的な最後を迎えるのだった。 世界的ベストセラーとなった20世紀文学屈指の傑作。 訳者:鼓直 出版社:新潮社 発売日:2024.6.26 判型・製本:文庫 ページ数:672
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『『百年の孤独』を代わりに読む』友田とん
¥1,298
ガルシア=マルケス『百年の孤独』を読者の代わりに読む「私」。 ところがすぐに脱線し始めて…… 話題を呼んだ自主制作本を文庫化 出版社:早川書房 発売日:2024.7 判型・製本:文庫 ページ数:360
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『スイマーズ』ジュリー・オオツカ
¥2,035
過食、リストラ、憂鬱症――地下の市民プールを愛し、通いつめる人達は、日常では様々なことに悩み苦しんでいる。 そのうちのひとり、アリスは認知症になり、娘が会いに来ても誰なのかわからなくなって、ついに施設に入ることになる。 瞬時にきえてしまうような、かけがえのない人生のきらめきを捉えた米カーネギー賞受賞作。 訳者:小竹由美子 出版社:新潮社 発売日:2024.6 判型・製本: 四六判変型 ページ数:160
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『推し短歌入門』榊原紘
¥1,980
「脚が5メートルある!」「顔がルーブル美術館(=美術品のように美しい)」などなど、オタ活においてはミームや誇張表現に頼ってしまい、語彙喪失状態になってしまいがち。 それでも、好きなものをもっと丁寧に、自分だけの言葉にしたい! そんなオタクたちの真摯な想いに応える、現役オタク歌人による短歌入門。 出版社:左右社 発売日:2023.10 判型・製本:四六判並製 ページ数:272
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『短編宝箱』
¥1,045
人気作家たちが描き出す、宝物のような11編 さあ、物語を探しに行こう! 「小説すばる」創刊35周年記念特別アンソロジー 眠れない夜。 久しぶりの旅行。 のんびりしたい休日…… どんな時も寄り添ってくれるもの。 それは、一編の物語。 スリリングな大人の駆け引きにはらはらしたり、初恋に胸をときめかせたり、家族や友達との特別な絆に涙したり。 2010年代、「小説すばる」に掲載された様々なジャンル──ミステリから時代小説まで──の短編作品から厳選。 出版社:集英社 発売日:2022.11 判型・製本:文庫 ページ数:512
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『短編ホテル』
¥880
SOLD OUT
さあ、今こそ物語で旅に出よう。 豪華作家陣が贈るホテルを舞台に繰り広げられる珠玉のアンソロジー。 心はいつでも自由に旅をする。 ホテルを舞台に人気作家が書き下ろす珠玉のアンソロジー。 母と娘が最後の約束を交わした客室、定年の担当編集者の送別会に選ばれた思い出の宴会場、男女が再会を誓ったクリスマスイブのロビー、貧しい身を粉にして働く、客と顔を合わせることのない英国式ホテル──心あたたまる思い出から身の毛のよだつ惨劇まで、ここで起きる物語を心ゆくまでお楽しみください。 出版社:集英社 発売日:2021.9 判型・製本:文庫 ページ数:376
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『非接触の恋愛事情』
¥682
【お題】コロナ禍で変わる新しい恋愛を描け──。 キスもデートも禁止! 気鋭の作家が想像の限りを尽くして描く、新時代の恋愛アンソロジー。 コロナ禍で変わる恋愛をテーマにした短編アンソロジー。 小学生の頃から病原菌扱いをされ、いじめを受けてきた高校生の朝陽。 しかし、ウイルスの蔓延で状況は一変する。(「拝啓コロナさま」) 休校中、チャットアプリ上に作られた仮想の教室。 名前も性別も不明の空間で、"僕"は一人の生徒に恋をした。(「仮面学級」) など、各作家が想像の限りを尽くして描く、全7編。 出版社:集英社 発売日:2021.12 判型・製本:文庫 ページ数:288
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『いつか、アジアの街角で』
¥737
あの街の空気が呼びおこす遠い記憶と、かすかな希望、そして―― 文庫オリジナル 珠玉のアジア・アンソロジー。 『隣に座るという運命について』中島京子 文芸サークルで偶然に出会ったエイフクさんは幽霊? 『月下老人』桜庭一樹 家事を出した台湾料理屋が探偵屋の1階に転がりこんできて……。 『停止する春』島本理生 勤続15年目のある日、会社を休んだ。次の日もその翌日も。 『チャーチャンテン』大島真寿美 1997年夏の香港でお腹のなかにいたあの子は、2022年に東京で……。 『石を拾う』宮下奈都 わたしの身体の中には活火山があって、ときどき噴火する。 『猫はじっとしていない』角田光代 1年前にいなくなった愛猫のタマ子が、夢の中に出てきて……。 出版社:文藝春秋 発売日:2024.5 判型・製本:文庫判 ページ数:208
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『時ひらく』
¥770
創業350年の老舗デパート『三越』をめぐる物語 350年の時を刻む老舗デパート『三越』 楽しいときも、悲しいときも いつでも、むかえてくれる場所 物語の名手たちが奏でる6つのデパートアンソロジー 文庫オリジナル。 制服の採寸に訪れて感じたある予感。 ライオンに跨る必勝祈願の言い伝えを試して見えたもの。 老いた継母の買い物に付き合ってはぐれてしまった娘。 命を宿した物たちが始めた会話。 友達とプレゼントを買いに訪れて繋がった時間。 亡くなった男が最後に買った土産。 歴史あるデパートを舞台に、人気作家6人が紡ぐ心揺さぶる物語。 出版社:文藝春秋 発売日:2024.2 判型・製本:文庫 ページ数:256
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『禁断の罠』
¥825
SOLD OUT
人気ミステリ作家の新作が勢ぞろい! ミステリの最前線で活躍するスター作家が各々の趣向を凝らした珠玉の6作を一気読み! 驚きも面白さも絶対保証の豪華アンソロジー。 出版社:文藝春秋 発売日:2023.12 判型・製本:文庫 ページ数:320
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『智に働けば 石田三成像に迫る十の短編』
¥858
代によって描かれ方が違う! 石田三成像の変遷を追う、短編アンソロジー。 "日本一の嫌われ者"石田三成とは、いかなる人物だったのか──。 豊臣秀吉の下、随一の頭脳派武将として辣腕を振るった彼は、死後四百年経った現在でも評価が大きくわかれる。 秀吉との出会い「三献茶」から関ヶ原での敗北に至るまで、十人の実力派作家の作品を時系列に並べて歴史的評価の変遷を辿る、画期的な短編アンソロジー。 あなたの三成像を変え、新たな小説の楽しみ方が発見できる一冊! 出版社:集英社 発売日:2021.7 判型・製本:文庫 ページ数:416
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『あなたとなら食べてもいい ―食のある7つの風景―』
¥649
穏やかな食卓を囲む二人に潜む秘密。 盗まれたエクレアが導く驚きの結末。 最後の砦のような居酒屋に集う人々の孤独。 減量に奮闘する女性が巡り会った恋。 美食の上で繰り広げられる女同士の舌戦。 幼なじみと再会して作る菓子の味。 駄菓子を食べ合う瑞々しい初恋とそれを眺める大人達の切ない祈り……。 7人の作家がこしらえた、色とりどりの食べものがたりに舌鼓を打つ絶品アンソロジー。 【目次】 千早 茜「くろい豆」 遠藤彩見「消えもの」 田中兆子「居酒屋むじな」 神田 茜「サクラ」 深沢 潮「アドバンテージ フォー」 柚木麻子「ほねのおかし」 町田そのこ「フレッシュガム」 出版社:新潮社 発売日:2021.10 判型・製本:文庫 ページ数:240
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『もう一杯、飲む?』
¥605
ときに酒は、記憶を呼び覚ます装置になる。 わたしを魅了するあの人は昼間から水玉のお猪口を手にしていた。 僕はビールの苦さに重ねて父の呟きを反芻する。 恋の行方を探りながらそっと熱燗を飲んだ日、ただ楽しくて倒れるほど飲んだ夜、まだ酒を知らなかった若さを、今は懐かしく思う。 もう会えない誰かと、あの日あの場所で。九人の作家が小説・エッセイに紡いだ「お酒のある風景」に乾杯! 【目次】 「冬の水族館」角田光代 「その指で」島本理生 「これがいいんだ」燃え殻 「シネマスコープ」朝倉かすみ 「陸海空 旅する酔っぱらい」ラズウェル細木 「カナリアたちの反省会」越谷オサム 「奇酒は貴州に在り」小泉武夫 「エリックの真鍮の鐘」岸本佐知子 「振り仰ぐ観音図」北村薫 出版社:新潮社 発売日:2021.5 判型・製本:文庫判 ページ数:240
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『夜明けのカルテ —医師作家アンソロジーー 』
¥880
その眼で患者と病を見つめてきた医師にしか描けないことがある。 新米研修医が気づいた真実。 引きこもり患者を救うひと癖ある精神科医。 無差別殺人犯への緊急手術。 友の脳腫瘍に握る電気メス。 深夜の出産に奔走する医療チーム――。 彼らは考える。 決断する。 オペを行う。 あなたの命を守るために。 9名の医師作家が、知識と経験をもとに臨場感あふれる筆致で描く、空前の医学エンターテインメント集。 【目次】 「研修医ヒナノの洞察」午鳥志季 「魚類譚」朝比奈 秋 「パイナップルがある光景」春日武彦 「救いたくない命」中山祐次郎 「春に綻ぶ」佐竹アキノリ 「闇の論文」久坂部 羊 「言葉が消えるまえに」遠野九重 「空中テント」南 杏子 「峠を越えてきた命」藤ノ木 優 解説 吉田大助 出版社:新潮社 発売日:2024.5 判型・製本:文庫判 ページ数:464
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『あなたを奪うの。』
¥638
絶対にあの人がほしい。 何をしても、何が起きても——。 今もっとも注目される女性作家・窪美澄、千早茜、彩瀬まる、花房観音、宮木あや子の五人が「略奪愛」をテーマに紡いだ、書き下ろし恋愛小説集。 出版社:河出書房新社 発売日:2017.3 判型・製本:文庫版 ページ数:224
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『午後三時にビールを 酒場作品集』中央公論新社 編
¥924
酒友との語らい、行きつけの店、思い出の味……。 銀座、浅草の老舗から新宿ゴールデン街、各地の名店まで酒場を舞台にしたエッセイ&短篇アンソロジー。 出版社:中央公論新社 発売日:2023.6 判型・製本:文庫版 ページ数:264
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『不完全な社会をめぐる映画対話──映画について語り始めるために』河野真太郎/西口想
¥2,640
こんな映画本を待っていた! 「陰謀論」、「ハラスメント」、「ケア」、「ミソジニー」、「障害」etc...テーマに沿って、現代映画を社会的な視点で語るスリリングな対談。 「好きだった監督がハラスメントで告発されたとき、作品にどう向き合えばよいのか?」「一昔前の作品を見るとジェンダー観に違和感を覚えて楽しめない」等、近年多くの人が直面した問題に寄り添いながら、映画と社会の関係を深く見通す。誰もが感想をSNSで発信し、映画を見ることがコミュニケーションに組み込まれつつある現代で、映画と社会はどのような関係にあるのだろうか?映画を「観る」だけでなく、「語る」ことの比重が増す社会における、新たな地平を描く。 出版社:堀之内出版 発売日:2024.5 判型・製本:四六判並製 ページ数:368
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『《時間》のかたち』伊藤徹
¥2,200
「時間」って何だろう? 誰でもそのような疑問を何となく抱いたことがあるだろう。 時計の蓋を開いても、そこには「時間」はない。 すぐそこにあるはずなのに、私たちには捉えることのできない「時間」。 本書は、近代と苦闘する夏目漱石から、映画が持つスジガキに抵抗した寺山修司、日常のなかにある「小さな物語」を描く是枝裕和まで、日本を代表する表現者たちが生み出した多彩な映画や小説作品を横断しながら、そこで紡がれる時間のイメージを読み取る。 捉えることのできない、この不思議な「時間」をめぐって対話を挑む、比類なき哲学的探究がはじまる——。 出版社:堀之内出版 発売日:2020.9 判型・製本:四六判並製 ページ数:246
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『観察の練習』菅俊一
¥1,760
SOLD OUT
アイデアの種は、あなたの日常の「小さな違和感」に隠れている——。 駅やオフィス、街や家の中で出くわす、小さな違和感。 あるいは、市井の人々が生み出すささやかな工夫や発明のようなもの。 著者が日々収集し続けている数多の「観察」の事例を読み解く思考の追体験をしていくことで、読み手にもアイデアの種を与えてくれる。 過去の膨大な量のリサーチの中から50あまりの「観察」の成果を厳選し、テキストはまるごと書き下ろし。 出版社:NUMABOOKS 発売日:2017.12 ページ数:256
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『やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)』滝口悠生
¥1,980
アメリカ・アイオワ大学に世界各国から約30名の作家や詩人たちが集まり毎年行われる約10週間の滞在プログラム「インターナショナル・ライティング・プログラム(IWP)」。 そこに参加した小説家・滝口悠生が綴った日記本。 お互いをほとんど知らないまま集まった各国の作家たちが、慣れない言語や文化の違いに戸惑いながら、少しづつ変化していく関係性の機微を書き留める。 出版社:NUMABOOKS 発売日:2019.12 判型・製本:四六判 ページ数:286
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『宿で死ぬ ─旅泊ホラー傑作選』
¥990
瀟洒なホテル、老舗の旅館、秘湯の湯煙……古今東西さまざまな怪奇譚の舞台となってきた「宿」をテーマに、大人気作家たちの傑作短編を一挙に集結! 出版社:筑摩書房 発売日:2021.6 判型・製本:文庫 ページ数:320
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『21世紀の道徳 ――学問、功利主義、ジェンダー、幸福を考える』ベンジャミン・クリッツァー
¥1,980
ポリティカル・コレクトネス、差別、格差、ジェンダー、動物の権利……いま私たちが直面している様々な問題について考えるとき、カギを握るのは「道徳」。 進化心理学をはじめとする最新の学問の知見と、古典的な思想家たちの議論をミックスした、未来志向とアナクロニズムが併存したあたらしい道徳論。 「学問の意義」「功利主義」「ジェンダー論」「幸福論」の4つのカテゴリーで構成する、進化論を軸にしたこれからの倫理学。 出版社:晶文社 発売日:2021.1 判型・製本:四六判並製 ページ数:408
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『言葉はいのちを救えるか? ――生と死、ケアの現場から』岩永直子
¥2,090
SOLD OUT
優生思想、障害、安楽死と緩和ケア、子どもたちの自殺、コロナ対策、終末期医療費、HPVワクチン、ニセ医療薬……最前線で取材を続ける医療記者、渾身のノンフィクション。 難病を患いながら詩や画の創作に打ち込む兄弟、重度の知的障害者で一人暮らしを続ける青年、人を生産性で計ろうとする風潮に抗う研究者、安楽死の議論を広めようとする治りにくいがんの写真家、高齢者医療費についての誤解を糺す学者、HPVワクチン接種後の体調不良の苦しみを語る母娘……医療にかかわる問題の最前線を歩き取材してきた記者が、病いや障害、喪失の悲しみ・苦しみを生きる力に変えるべく綴る医療ノンフィクション。 わたしたちが直面するさまざまな医療問題が、この一冊に詰まっている。 出版社:晶文社 発売日:2023.6 判型・製本:四六判並製 ページ数:400
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『野球が好きすぎて』東川篤哉
¥836
アリバイは阪神vs.広島戦!? 事件のカギを握るのは、野球界で実際に起きた出来事!? 警視庁捜査一課の神宮寺つばめは父親とともに、野球ファンが起こした珍事件を捜査する。 捜査が暗礁に乗り上げそうになるたび謎のカープ女子が現れて…… カープが25年ぶりのリーグ優勝を遂げた2016年から、コロナ禍で異例ずくめだった2020年シーズンまで、プロ野球界で実際に起きた出来事を背景に描く、爆笑&共感必至の痛快ミステリ! 出版社:実業之日本社 発売日:2023.6 判型・製本:文庫判 ページ数:336