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『ぼけと利他』伊藤亜紗・村瀨孝生
¥2,640
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ぼけは、病気ではない。 自分と社会を開くトリガーだ—— ここを出発点に始まった、美学者と「宅老所よりあい」代表の往復書簡。 その到着点は…? 二人の「タマシイのマジ」が響き合った、圧巻の36通。 自分のしたことが本当の意味で相手のためになる、というのは、おそらく私たちが思うよりもずっと不思議で、想定外に満ちた出来事なのでしょう。ほとんど、奇跡だと言ってもいい。 ——伊藤(はじめに) お年寄りたちは、思想信条に依らないアナキズムと、人格や宗教に依らない許しを発揮し、場をつくり始めると言えるでしょう。そのように時折シンクロします。大方は揉めながらバラバラのままに一緒にいる。いるしかない。なんか、まじめで滑稽でしょ。好きなんです。 ——村瀨(3通目) 【目次】 第1章 どうしたら一緒にいることができるのか? 2020年秋 第2章 人と言葉をケアする居場所としての「しゃべり」 2020〜2021年冬 第3章 共感でも反感でもない、ぼ〜っとする 2021年春 第4章 変化は「戸惑いと待ちの溜まり場」で起こる 2021年夏 第5章 深まるぼけがもたらす解放と利他 2021年秋 第6章 心とシンクロしない体を生きる 2021〜2022年冬 第7章 生身の痕跡を手紙に残す 2022年春 出版社:ミシマ社 発売日:2022.9 判型・製本:四六判並製 ページ数:320
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『気はやさしくて力持ち ——子育てをめぐる往復書簡』内田樹・三砂ちづる
¥1,980
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子育てにおいて、いちばん大切なことは 「子どもに対して敬意を以て接すること」 男の子の親にも、女の子の親にも読んでもらいたい、旧くてあたらしい子育て論。 男手で女の子を育てた内田先生と、女手で男の子を育てた三砂先生。 共に「離婚して子どもを育てた親」であるふたりによる、誰も書かなかった子育て論。 最優先にされるべきは、「子どもに対して敬意を以て接すること」。 いまの時代にあわせてアップデートされた、旧くてあたらしい子育て論にして、すべての子育て中の親たちと、育てられ中の子どもたちへ贈る、あたたかなエール。 【目次】 ■第1便 寄り道しながらはじめましょう 第1便A 子育てって困難でしょうか? 三砂ちづるより 第1便B 子どもを手離すときのむずかしさ 内田樹より ■第2便 感情とのつきあい方 第2便A なぜすべてにそう悲観的なのでしょう? 三砂ちづるより 第2便B 親子関係で決定的に重要なこと 内田樹より ■第3便 子育てにおける母語の意味について 第3便A 性教育はナナメの関係で 三砂ちづるより 第3便B 感情のカタログを増やす 内田樹より ■第4便 親を許すこと、親から許されること 第4便A ぼんやりすることで得られる力 三砂ちづるより 第4便B 生きているなら、それでいい 内田樹より ■第5便 家族をむずびつけるもの 第5便A 一度は死んだもの、と思って育てる 三砂ちづるより 第5便B 家族とは「想像の共同体」 内田樹より ■第6便 『細雪』の世界から 第6便A 「女の文化」と「男の文化」の絡み合い 三砂ちづるより 第6便B 「女の社会」にも「男の社会」にも逃避できること 内田樹より ■第7便 野生と文明のあわいにて 第7便A 女性の身体性は取り戻せたか? 三砂ちづるより 第7便B 「産めよ殖やせよ」の逆説 内田樹より ■第8便 「母性」なるものをめぐって 第8便A 母性活性化スイッチ 三砂ちづるより 第8便B 「〈それ〉を何と呼ぶか」よりも、「〈それ〉をどう扱うか」 内田樹より ■第9便 複雑な現実は複雑なままに 第9便A 人間が太古から物語を使って行ってきたこと 三砂ちづるより 第9便B 「真のリアリスト」と「リアリストもどき」を分かつもの 内田樹より ■第10便 「ものすごく気持ちの良いこと」を経験する 第10便A 自分を手放せること/自立していくこと 三砂ちづるより 第10便B 自我が消えてしまう時の解放感と愉悦 内田樹より ■第11便 没入すること、10歳前後であること 第11便A 当時の女の子たちは失神していた 三砂ちづるより 第11便B 師に全幅の信頼を置く 内田樹より ■第12便 長い時間軸の中で考える 第12便A 無条件に愛され、無条件に見守られること 三砂ちづるより 第12便B 大人たちから子どもを守るために学校は生まれた 内田樹より ■最終便 子育てにおいて、時代が変わっても変わらないもの 最終便A 今日を機嫌良く生きていくことができたら 三砂ちづるより 最終便B 親族が存続するために最もたいせつなこと 内田樹より 長いあとがき 三砂ちづるより 短いあとがき 内田樹より 出版社:晶文社 発売日:2023.10 判型・製本:四六判並製 ページ数:336
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『急に具合が悪くなる』宮野真生子・磯野真穂
¥1,760
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もし明日、急に重い病気になったら―― 見えない未来に立ち向かうすべての人に。 哲学者と人類学者の間で交わされる「病」をめぐる言葉の全力投球。 共に人生の軌跡を刻んで生きることへの覚悟とは。 信頼と約束とそして勇気の物語。 もし、あなたが重病に罹り、残り僅かの命言われたら、どのように死と向き合い、人生を歩みますか? もし、あなたが死に向き合う人と出会ったら、あなたはその人と何を語り、どんな関係を築きますか? がんの転移を経験しながら生き抜く哲学者と、臨床現場の調査を積み重ねた人類学者が、死と生、別れと出会い、そして出会いを新たな始まりに変えることを巡り、20年の学問キャリアと互いの人生を賭けて交わした20通の往復書簡。 【目次】 1便:急に具合が悪くなる 2便:何がいまを照らすのか 3便:四連敗と代替療法 4便:周造さん 5便:不運と妖術 6便:転換とか、飛躍とか 7便:「お大事に」が使えない 8便:エースの仕事 9便:世界を抜けてラインを描け! 10便:ほんとうに、急に具合が悪くなる 出版社:晶文社 発売日:2019.9 判型・製本:四六判並製 ページ数:256
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『なしのたわむれ 古典と古楽をめぐる手紙』小津夜景、須藤岳史
¥1,980
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古典と古楽は、いつだって新しい―― フランス・ニース在住の俳人と、オランダ・ハーグ在住の古楽器奏者による、言葉と音への親愛と懐疑に満ちた 24 の往復書簡。 文芸と音楽、地中海と北海、断片と物語との、あざやかな響きあい。 【目次】 Ⅰ 第 1 信 きらめくらくがき 第 2 信 耳は意味を探してしまう 第 3 信 なしのたわむれ 第 4 信 辺境への誘惑 第 5 信 ことばはこばと 第 6 信 音のこどもたち 第 7 信 ありやあらずと 第 8 信 詩と道と 第 9 信 存在の青い灰 第 10 信 片隅と世界と 第 11 信 ゆめにめざめる 第 12 信 この地上で Ⅱ 第 13 信 日曜日の午後の軽い手紙 第 14 信 文と不死 第 15 信 うちのそと 第 16 信 ふわふわふうみ 第 17 信 未来を読むこと 第 18 信 ものがたりのはじまり 第 19 信 隠された接続詞 第 20 信 みえないたくらみ 第 21 信 間の呼吸 第 22 信 わたしのあだしの 第 23 信 限りない広がりと空白 第 24 信 ふりだしにもどる おわりに 出版社:素粒社 発売日:2022.3 判型・製本:四六判、ソフトカバー ページ数:232
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『恋文の技術』森見登美彦
¥682
京都から遠く離れた実験所に飛ばされた大学院生。 文通修業と称して京都の仲間や先輩に手紙を書きまくるが、本当に想いを伝えたい相手には書けないのだった。 出版社:ポプラ社 発売日:2011.4 判型・製本:文庫判 ページ数:344
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『文学のエコロジー』山本 貴光
¥2,750
文芸作品をコンピュータで動くシミュレーションとしてつくるとしたら、なにをどうすればよいだろうか。 作品をゲームクリエーターの目、プログラマーの目で眺める。構造やメカニクスに焦点を当てる技術を駆使し、文学をエコロジーとして見る。 作品世界を探検するための地図を持とう。 小説にはなにが書かれて、なにが書かれていないのか。 客観的に作品を眺めることで、見えてくる、楽しめる、作品世界とその魅力。 出版社:講談社 発売日:20231.11 判型・製本:四六判 ページ数:448
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『夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く』奈倉有里
¥1,980
「分断する」言葉ではなく、「つなぐ」言葉を求めて。 今、ロシアはどうなっているのか。 高校卒業後、単身ロシアに渡り、日本人として初めてロシア国立ゴーリキー文学大学を卒業した筆者が、テロ・貧富・宗教により分断が進み、状況が激変していくロシアのリアルを活写する。 【本文より】 私は無力だった。(中略)目の前で起きていく犯罪や民族間の争いに対して、(中略)いま思い返してもなにもかもすべてに対して「なにもできなかった」という無念な思いに押しつぶされそうになる。(中略)けれども私が無力でなかった唯一の時間がある。彼らとともに歌をうたい詩を読み、小説の引用や文体模倣をして、笑ったり泣いたりしていたその瞬間──それは文学を学ぶことなしには得られなかった心の交流であり、魂の出会いだった。教科書に書かれるような大きな話題に対していかに無力でも、それぞれの瞬間に私たちをつなぐちいさな言葉はいつも文学のなかに溢れていた。 出版社:イースト・プレス 発売日:2021.10 判型・製本:四六判、仮フランス装 ページ数:272
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『コモンズとしての日本近代文学』ドミニク・チェン
¥2,750
重たい文学全集はいらない。 日本近代文学は、いまや誰でも今ここでアクセスできる我々の共有財産(コモンズ)である。 そこにはまだまだ底知れぬ宝が隠されている。 日英仏の文化とITに精通する著者が、独自に編んだ一人文学全集から、今の時代に必要な「未来を作る言葉」を探し出し、読書することの本質をあらためて問う。 出版社:イースト・プレス 発売日:2021.8 判型・製本:A5判 並製 ページ数:320
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『荷風の庭 庭の荷風』 坂崎重盛
¥3,300
読み、歩き、観察し、表現する——。 庭の草木、変わりゆく川筋や町並みの景観また地理への深き想いを抱いていた永井荷風。 この異常とも思える好奇心旺盛な文化人類学者的文学者の深層心理を「理系感覚」という一本の補助線を引いて、新しい荷風の文芸世界を再発見し、堪能する1冊。 出版社:芸術新聞社 発売日:2022.12 判型・製本:四六版 上製 ページ数:348
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『絵本のつぎに、なに読もう?』越高綾乃
¥1,650
《読み終えたときの喜びを味わえるのは、本当に限られた時期だけの貴重な体験》 「幼年童話に慣れ親しんだことが、長い読み物を読むためのステップになっていた」という綾乃さんが、幼年童話と過ごした日々の記憶を思い起こし、当時の気持ちを丁寧に振り返ります。 ひとりの子どもが「物語」と出会うとき、その内面でなにが生まれるのか。 子どもと本をつなぐためのヒントが詰まった、ブックガイドにもなるエッセイ集。 エッセイ16本+コラム4本のほか、現役小学生との対談も収録。 【目次】 ・はじめに ・冒険のはじまりはぬかりなく——エルマーのぼうけん ・みんなのあおぞらようちえん——おおきな おおきな おいも ・いつでも遊びに行ける場所——おひさま はらっぱ ・「悪い子」だからこそ愛おしい——きかんぼのちいちゃいいもうと ・見守られている安心感——こぐまのくまくん ・大切なものはずっとそばにある——ジェインのもうふ ・モヤモヤした感情の心強い代弁者——ちいさいモモちゃん ・にんまり余韻に浸る——どろんここぶた ・「わたし、ちゃんと最後まで読めたよ」——はじめてのキャンプ ・紙とクレヨンがあったら、なにつくる?——ももいろのきりん ・のんびり、ぽわぽわ へなそうるワールド——もりのへなそうる ・ごっこ遊びの天才——ロージーちゃんのひみつ ・いつだって「これが私!」——ロッタちゃんのひっこし ・こんなのあり? 型やぶりなヒーロー——ロボット・カミイ ・姉妹っていいな!——雪の森のリサベット ・「いまの自分」を映す存在——百まいのドレス *コラム* ・読んでもらう楽しさ、自分で読む楽しみ ・みんなと一緒に読んでもらうこと ・本とごっこ遊びの関係 ・もう手に入らない本のこと *対談* ・どんな本が好きだった? ななちゃん×越高綾乃 出版社:かもがわ出版 発売日:2022.6 判型・製本:四六判変型 ページ数:120
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『絵本をあなたに贈る』髙村志保
¥1,782
長野県茅野市にある小さな本屋さん・今井書店の店主が綴る、子どもの本の魅力と、本のある日々の幸せと喜び。愛しい本と出会う、大事な本と再会する、扉がそっとひらくエッセイ集。 愛しい本と出会う 大事な本と再会する 『たびする木馬』『はるとあき』『かさじぞう』『ねぼすけスーザのおかいもの』『ごんぎつね』『オレゴンの旅』『こまゆばち』『街どろぼう』『おにたのぼうし』『大草原の小さな家』『星と伝説』『オズの魔法使い』…… 楽しいとき、寂しいとき、何かを誰かを探しているとき。 あなたに読んでほしい 子どもの本、ときどき大人の本のこと。 【目次・収録作品】 Ⅰ たびする木馬 旅に出たい お手紙 豊穣の雪 しろいつえ チュッパチャプスの花束 ニコライ堂 Ⅱ レイ・ハリーハウゼン 魔法のカード 夏みかん いきちがい 赤い靴 薔薇咲き誇る頃 ブロマンスの風 夏の暑さにやられて Ⅲ ゆびぱち 蜘蛛の糸 ほめられたい 息 その手を アトランティスの最後です 不可抗力 虹の橋 Ⅳ 落花生 イノセント わがままな大男 ぬいさん 本を贈られるのはうれしい 桜が終わった 出版社:河出書房新社 発売日:2023.8 判型・製本:四六判変形 ページ数:176
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『絵本のこと話そうか』松田素子/編
¥2,090
敬愛しあう作家同士で絵本について語った対談集 1990 年に刊行されて以来長らく絶版だった絵本をテーマにした対談集『素直にわがまま』(1990 年偕成社刊) が待望の復刊。 長新太さん×五味太郎さんの対談にはじまり、絵本作家、小説家、詩人、編集者ら現在も活躍している18人の、時を経てもゆらがない信念と言葉。 絵本とは、読者とは、ものづくりとは、仕事とは、芸術とは、人生とは――対談を通して、「絵本」を越えたヒントがもらえる、宝箱のような一冊。 【目次】 ・長 新太×五味太郎 魚とか鳥なんかから愛読者カードがきたら最高だね。 ・五味太郎×林明子 オッ、すごいことを言う。“世界中が絵本みたいなもの”って! ・糸井重里×高橋源一郎 わからないことのおかげで、世界の広さが見えるんだ。 ・高橋源一郎×谷川俊太郎 ドラクエは絵本をダメにしませんよ。子どもっておとなだから。 ・谷川俊太郎×山田馨 編集者の役割とか、絵本でやる意味が、もっと話されてもいいよね。 ・山田馨×司 修 絵本をつくってる間は、自分を旅しているようなものです。 ・司 修×岸田今日子 わからないところというのは、わかることがいっぱい秘められている場所なんだ。 ・岸田今日子×スズキコージ ある期間だけ尋常でなくなる、これがきっといいんだろうな。 ・スズキコージ×小沢 正 つまりね、アカデルミックな人ってのが、必要なのよ。 ・小沢 正×佐野洋子 絵本がなくても生命に別状はない。だから、絵本っていいのよ。 ・佐野洋子×沢野ひとし そこが全然違って、佐野さんはアーチストで、ぼくは職人的なんですよ。 ・沢野ひとし×田中和雄 お金もうけよりも、気持ちもうけです。 ・田中和雄×江國香織 ONとOFFの間が大事なんだよね。 ・江國香織×高橋章子 素直にわがままになれるって、すばらしいことだよ。 ・吉本ばなな×佐野洋子 感覚的には、いつもひとり。 ・黒井健×五味太郎 一緒にいたいだけですよ。絵でそれにつきあってみたいだけです。 ・復刊によせて(新規原稿):松田素子 出版社:アノニマ・スタジオ 発売日:2018.8 ページ数:520
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『絵本とは何か』松居 直
¥1,045
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子どもは早くから文字を読むようにしむけられ、親は熱心に文字を覚えさせようとする。 はたしてこれで読書のたのしみを知るだろうか? ―良質の絵本とはどういうものか、子どもはどんなふうに絵本の世界へ入ってゆくのか。 福音館書店で数々の名作絵本を世に送り出し、日本の児童出版文化の礎を築いた著者による絵本の本質と魅力をまとめた第一論集。 【目次】 第1章 絵本とは何か (想像力と絵本 おとなが奪い去った楽しみ ほか) 第2章 絵本の選択 (子どもを通して絵本をみる 言葉の体験のはじめに ほか) 第3章 絵本と言葉 (絵本と言葉イメージと言葉 昔話の勧善懲悪 二つの空想世界 聞くことと読むこと 本と言葉への省察) 第4章 絵本編集のなかから (私の絵本編集を語る 日本の絵本出版 子どもが手を結べる世界 エッツとわたし―二つの駈け出しのころ) 附論 絵本の研究―月刊絵本と保育 (『コドモノクニ』と『キンダーブック』 「保育絵本」誕生異聞 三十年間つらぬかれたヒューマニズム 保育と絵本の関係) 出版社:筑摩書房 発売日:2023.12.7 判型・製本:文庫判 ページ数:416
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『ちひろダイアリー』竹迫祐子、ちひろ美術館
¥2,145
いわさきちひろの絵に息づく懐かしく幸せな光景。 絵の中で子どもたちは真っすぐに前を見つめ、未来への希望に満ちている。 生涯に描いた1万点の絵画から厳選!最新刊!貴重な写真も満載。 出版社:河出書房新社 発売日:2021.7 判型・製本:A5 ソフトカバー ページ数:144
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『おくれ毛で風を切れ』古賀及子
¥1,980
SOLD OUT
「本の雑誌」が選ぶ2023年上半期ベスト第2位『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』の著者による日記エッセイ。 まだまだあった前回未収録作に、書き下ろしを含む新たな日記を収めた第2弾。 母・息子・娘、3人暮らしの、愉快で多感な日々。 「暮らして、暮らして、暮らしきる」 出版社:素粒社 発売日:2024.2.2 判型・製本:B6判 ソフトカバー ページ数:304
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『ひとが詩人になるとき』平川 克美
¥2,090
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詩を書くことで、ひとは詩人になる—— 言葉が蹂躙される時代に放つ、極私的詩人論。 詩人に憧れながら実業家として半生を歩んだ著者が、幾度となく読み返してきた作品を再考察。なぜ、彼ら彼女らは詩人になったのか、その謎に迫る。 「言葉が鍛えられる場所」シリーズ、待望の第3弾。 出版社:ミツイパブリッシング 発売日:2023.1.26 判型:四六判 ページ数:288
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『鬱の本』
¥1,980
SOLD OUT
本が読めないときに。 鬱のときに読んだ本。 憂鬱になると思い出す本。 まるで鬱のような本。 「鬱」と「本」をめぐるエッセイ集。 84人の鬱の本のかたち。 出版社:点滅社 発売日:2023.11 判型・製本:B6変形判
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『転職ばっかりうまくなる』ひらいめぐみ
¥1,760
20代で転職6回。 「圧倒的成長」をしたくない人のための、ドタバタ明るい転職のすゝめ。 こんな会社ばっかりの世の中なんて終わってる——。 個人誌『おいしいが聞こえる』『踊るように寝て、眠るように食べる』が異例の売れ行きを見せるひらいめぐみ、書き下ろし最新作。 生涯年収やキャリアプランよりも大事にしたいことがある人、転職に悩む人、働き方に悩むすべての人たちに送ります。 出版社:百万年書房 発売日:2023.12 判型・製本:四六判 ページ数:1760
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『野生のしっそう』猪瀬浩平
¥2,640
知的障害があり自閉症者でもあるが、さまざまな鋭さをもった兄。 障害がないとされているが、さまざまないびつさをもった弟(著者)。 世間には、この兄と弟を切断する「ものの見方」があたりまえに存在する。 しかし、その分断をすり抜けてしまうある出来事が起こった。 2021年3月、コロナの感染拡大による緊急感が高まるなか、兄は突然しっそうする―― どこへ向かったのか? なぜしっそうしたのか? その道筋を辿りながら見えてきたのは、兄の「たたかわない」術だった。 外なる他者、遠くの他者を扱ってきた文化人類学に、あらたな道を拓く実践の書! 「障害とともにある人類学」から始まり、「内なる他者」を対象とした人類学へと展開する、あたらしい学問のあり方。 出版社:ミシマ社 発売日:2023.11 判型・製本:四六判並製変形 ページ数:304
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『『忘れられた日本人』をひらく:宮本常一と「世間」のデモクラシー』若林恵、畑中章宏
¥1,760
SOLD OUT
不世出の民俗学者・宮本常一の主著のひとつであり、いまなお愛され読み継がれる『忘れられた日本人』。 そこに描かれた日本人の姿を、ノスタルジアに陥ることなく、グローバリズムとナショナリズムとが錯綜する21世紀の世界のなかにいかに価値づけ、その可能性をひらくことができるのか。 民俗学者の畑中章宏さんと若林恵がデヴィッド・グレーバーや鶴見俊輔、ジョン・デューイなどを補助線にしながら、民俗学の名著から「民主主義の日本的起源」を探ります。 出版社:黒鳥社 発売日:2023.12 判型・製本:新書判 並製 ページ数:208
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『新版 近藤聡乃エッセイ集 不思議というには地味な話』近藤聡乃
¥1,430
現代アート作家、漫画家としても活躍し、『A子さんの恋人』(KADOKAWA)、『ニューヨークで考え中』( 亜紀書房)が話題の近藤聡乃はじめてのエッセイ集。 新版のための描きおろし「上の空と穴の底」を含む全58篇のエッセイと58点の挿画、漫画2篇を収録。 手書き文字もふんだんに使われています。 地味に不思議で、おだやかに怖い。近藤聡乃の日々。 出版社:ナナロク社 発売日:2019.1 判型・製本:四六判 並製 ページ数:232
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『ゴッホはなぜ星月夜のうねる糸杉をえがいたのか』マイケル・バード
¥3,520
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さあ、4万年のアートの旅にでかけよう! 原始の洞窟画から現代アートまで、4万年にわたる美術の歴史をショートストーリーで読み解く、これまでになかったタイプの美術入門書。 臨場感あふれる語り口によって、生き生きと作品をつくる様子が想像され、アーティストをより身近に感じられます。 小学校高学年から大人まで楽しめます! 【この本に登場するおもなアーティストたち】 最初のアーティスト/洞窟の画家/ツタンカーメンの墓の職人たち/古代ローマの彫刻家/古代ローマの画家/アンコールワットを築いた人々/ジョット/ドナテッロ/ヤン・ファン・エイク/レオナルド・ダ・ヴィンチ/アルブレヒト・デューラー/ミケランジェロ/ブリューゲル/レンブラント/カラヴァッジョ/ベラスケス/フェルメール/ゴヤ/葛飾北斎/タルボット/ターナー/クールベ/モネ/ゴッホ/セザンヌ/シャガール/マルセル・デュシャン/カンディンスキー/フリーダ・カーロ/ピカソ/ポロック/キーファー/アイ・ウェイウェイ 訳者:岡本 由香子 出版社:エクスナレッジ 発行:2018.6 判型:A4変 ページ数:336
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『キャサリン・タイナン短篇集』キャサリン・タイナン
¥1,980
9世紀バイキング襲来 12世紀には英国初の植民地とされたアイルランド 19世紀末は750年にも及んだ英国の支配から脱する最後の局面だった。 詩・小説・新聞記事、多種多様な文筆活動で鋭い社会意識を表現したキャサリン。 特に強い関心を寄せて定期的に取り上げていたのは未婚の母、嬰児殺し、死刑、貧困層の教育問題、等々。 彼女が遺した102以上の小説から、短篇9篇を厳選。 摩訶不思議な話、思いもよらない結末、アイルランドの海—— 訳者:高橋歩 出版社:未知谷 発売日:2023.12 タイプ:単行本(ハードカバー) ページ数:160
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『S.モームが薦めた米国短篇』
¥2,750
名作の案内人としても名高いサマセット・モームがアメリカの大都市以外に住む、手軽に文学書が手に入らない読者のために選んだ20世紀初頭の英米短篇46篇から米国作家の6篇を厳選して新訳! 訳者:小牟田康彦 出版社:未知谷 発売日:2017.11 タイプ:単行本(ハードカバー) ページ数:256