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『往復書簡 無目的な思索の応答』又吉直樹 ・武田砂鉄
¥1,650
SOLD OUT
「ここでしか書けない」 言葉の在庫を放出した。 言葉の世界にそれぞれ立ち向かう同年代の作家が、一年半にわたって新聞上で交わした往復書簡。 それは、いわゆる「往復書簡」とはまったく異なる。 馴れ合いや戦略や俯瞰から遠く離れて、記憶を掘り起こし、違和感を継ぎ足し、書くことについて考える。 流れから逸脱し、散らばった先でぶつかり合って、思索が自由に泳いでいく。 「言葉への態度」をめぐる、個と個のあてどない応答の軌跡。 出版社:朝日出版社 発売日:2019.3 判型・製本:B6判 ページ数:124
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『ラブレターの書き方』布施琳太郎
¥2,200
つながりすぎた社会で〈二人であることの孤独〉を取り戻す 若きアーティストによるSNS時代の恋愛・制作・人生論 「本書が捉えようとするのは、すべてがつなげられた社会から脱出して二人の時間を過ごし、その後で、労働や学校、家族といったつながりへと帰っていくことを可能にする世界制作の方法である。つまり二人のあいだで接続と断絶を様々に組み替えて、自分たちの手でストーリーを作る方法の模索である。そうした行き来を可能にするのがラブレターなのだ」(本書より) 【目次】 はじめに 序章 二人であることの孤独 第一部 ラブレターの歴史 第一章 代筆されたラブレター 恋文横丁における代筆文化 自動手記人形の主語 共に作る喜び 第二章 「私」の場所 寺山修司のラブレター 日本語の問題 詩的な病い/病的な詩 第三章 「あなた」の場所 光年性のラブレター 行為=場所としてのポスト インターネットのなかのラブレター 第二部 恋人たちの共同体 第四章 ラブとは何か 恋愛の起源 ロマン主義的恋愛 ロマンティック・ラブ・イデオロギー 第五章 『魔法使いの弟子』 バタイユの恋愛論 運命というメビウス 恋人たちの共同体 第六章 誤変換的リアリズム 二人であることの病い 見えるものと、見えないもの 誤変換の恋人 あとがき 作品からラブレターへ(コンテンツではない) 出版社:晶文社 発売日:2023.12 判型・製本:四六判並製 ページ数:344
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『人生論 あなたは酢ダコが好きか嫌いか 女二人の手紙のやりとり』佐藤愛子・小島慶子
¥1,100
1923年生まれの佐藤さんと1972年生まれの小島さん。 年の差50歳の二人が交わした往復書簡。 夫婦のこと、生きること、今の時代、書くこと、話すこと、戦うこと……交わされる手紙の内容は実に様々。 「理屈の隘路にハマって呻吟している」小島さんの悩みに、佐藤さんはどう答えたか。 佐藤さんが時に厳しく時に優しく返事をし、手紙を重ねるにつれて心の深い部分が赤裸々に綴られ、人生の大切なことが明らかになっていく往復書簡は、たっぷり笑えて、しかも深い感動を呼ぶ。 出版社:小学館 発売日:2020.5 判型・製本:新書判 ページ数:192
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『見えないものを探す旅 旅と能と古典』安田登
¥1,650
SOLD OUT
いつもの風景が、その姿を変える 単なる偶然、でも、それは意味ある偶然かもしれない。 世界各地へ出かけ、また漱石『夢十夜』や三島『豊饒の海』、芭蕉など文学の世界を逍遥し、死者と生者が交わる地平、場所に隠された意味を探し求める。 能楽師・安田登が時空を超える精神の旅へといざなう。 【もくじ】 ■ はじめに ■ 旅 ▶ 敦盛と義経 ▶ 奄美 ▶ チベットで聴いた「とうとうたらり」 ▶ 復讐の隠喩 ▶ 人待つ男 ▶ 孤独であることの勇気 ▶ ベトナムは美しい ▶ 生命の木 ■ 夢と鬼神——夏目漱石と三島由紀夫 ▶ 『夢十夜』 ▶ 待ちゐたり ▶ 太虚の鬼神——『豊饒の海』 ■ 神々の非在——古事記と松尾芭蕉 ▶ 笑う神々——能『絵馬』と『古事記』 ▶ 謡に似たる旅寝 ▶ 非在の蛙 ■ 能の中の中国 ▶ 西暦二千年の大掃除 ▶ 時を摑む ▶ 麻雀に隠れた鶴亀 ▶ 超自然力「誠」 ▶ 神話が死んで「同」が生まれる ■ 日常の向こう側 ▶ 心のあばら屋が見えてくる ▶ レレレのおじさんが消えた日 ▶ 掃除と大祓 ▶ 死者は永遠からやってくる ■あとがき 出版社:亜紀書房 発売日:2021.6 判型・製本:四六判変型・並製 ページ数:184
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『世界』junaida
¥2,860
たったひとつの無数の世界 これは、はじまりとおわりの物語。 junaidaがおくる、絵を読む絵本。 出版社:福音館書店 発売日:2024.1.20 サイズ : 26×23cm ページ数:33
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『かざらないひと』月と文社・編
¥2,420
SOLD OUT
「自分をどう魅せる?」から自由に見える、あのひとが考えていること フリーアナウンサー・赤江珠緒 家政婦&料理人・タサン志麻 産婦人科医・高尾美穂 フリーアナウンサー・堀井美香 「北欧、暮らしの道具店」店長・佐藤友子 絶大な支持を集める「かざらない」たたずまいを持つ彼女たちの人生の軌跡を振り返り、その時々の「思い」に焦点を当てながら、何を大事にして生きてきたのかを紐解く濃厚インタビュー集。 他人のものさしに左右されず、でも世の中とうまく折り合いをつけながら、自分のものさしを持って生きている。 そんなふうに見える彼女たちには、どんな思考と行動の蓄積があったのか。 その等身大の言葉の数々のなかに、あなた自身が大切にしていること、大切にしたいと思っていることと共鳴する何かがきっと見つかるはずです。 出版社:月と文社 発売日:2024.2.15 判型・製本:並製 ページ数:256
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『働くことの人類学【活字版】 仕事と自由をめぐる8つの対話』松村圭一郎 + コクヨ野外学習センター・編
¥2,200
文化人類学者が、それぞれのフィールドで体験した知られざる場所の知られざる人びとの「働き方」。 狩猟採集民、牧畜民、貝の貨幣を使う人びと、アフリカの商人、世界を流浪する民族、そしてロボット......が教えてくれる、目からウロコな「仕事」論。 「JAPAN PODCAST AWARDS 2020」ナレッジ賞にもノミネートされた人気ポッドキャスト番組の活字版。 出演:柴崎友香/深田淳太郎/丸山淳子/佐川徹/小川さやか/中川理/久保明教 出版社:黒鳥社 発売日:2021.6 判型・製本:B5変型・並製 ページ数:302
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『暗闇のなかの希望 ─語られない歴史、手つかずの可能性』レベッカ・ソルニット
¥1,100
イラク戦争下で「希望を擁護する」ために刊行され、2016年に加筆された改訂版を文庫化。 アクティヴィズムと思想を往還する名著。 訳者: ,井上利男、 東辻賢治郎 出版社:筑摩書房 発売日:2023.4 判型・製本:文庫判 ページ数:320
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『主夫と生活』マイク・マグレディ
¥1,760
夫婦の役割交換は可能か? 1983年刊行、伊丹十三氏の翻訳によるエッセイを復刊。 ニューヨークで活躍していたコラムニストが仕事を辞めて「主夫」に。 実体験に基づき、家事や育児に奮闘する姿をユーモラスに描いた作品。 内田樹氏の解説を新たに収録。 訳者:伊丹十三 出版社:アノニマ・スタジオ 発売日:2014.11
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『かわいい夫』山崎ナオコーラ
¥1,870
SOLD OUT
日々の暮らし。 父との死別。 流産。 ふたたびの妊娠。 さまざまな出来事をとおして、 浮かび上がってくる、あたらしい結婚の形。 変化していく、作家のこころ。 毎日、少しずつ読みたくなる、結婚エッセイ集。 出版社:夏葉社 発売日:2015.12 判型・製本:四六判 ページ数:248
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『父と子の絆』島田潤一郎
¥1,980
ぼくは息子を腕に抱かせてもらい、 目の開いていないその子をじっと眺めた。 ようこそ。ようこそ。この世界へ。 「日曜日の昼に、生後七日目の赤ん坊がぼくの家にやってきた。 それから、人生がガラリと変わった」 ──ひとり出版社・夏葉社を吉祥寺で営み、『古くてあたらしい仕事』『本屋さんしか行きたいとこがない』などの著作にもファンの多い島田潤一郎が、幼きものに寄せるあたたかな眼差しと言葉たち。 出版社:アルテスパブリッシング 発売日:2020.11 判型・製本:四六判・上製 ページ数:200
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11ぴきのねこ トートバッグM
¥1,870
SOLD OUT
サイズ:約26×34×底マチ10cm(船底) 素材:綿・ポリエステル 「11ぴきのねこ」トートバッグ。 持ち手は長めで肩掛けも可。 底マチが10cmあるのでお弁当や水筒なども入れられます♪ 荷物の多い日のサブバッグに大活躍!
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こぐまちゃんトートバッグ大・ほっとけーき
¥2,420
SOLD OUT
サイズ:約37×36×底マチ11cm(持ち手含まず) 素材:綿・ポリエステル こぐまちゃんえほんシリーズ『しろくまちゃんのほっとけーき』、大きめトートバッグ。 丈夫なキャンバス地にたっぷり入るサイズ感は、ショッピングバッグやサブバッグにもぴったり。 裏面には、焼きたてホットケーキとしろくまちゃんがいます♪
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『Perfume COSTUME BOOK 2005-2022』『装苑』編集部
¥3,960
SOLD OUT
2005年のメジャーデビューから、15年間の衣装のクロニクル。 3人分で750着以上の衣装をCDジャケットや、ステージ写真と共に解説も。 メンバー、衣装スタッフのインタビューも収録。 出版社:文化出版局 発売日:2020.11 判型・製本:A4変型 ページ数:333
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『山椒魚・遙拝隊長 他七篇』井伏鱒二
¥572
独得のユーモアとペーソス。 その底に光る厳しく冷静な人間観察の眼。 内外の文学を通じて比類のないユニークな作風をもって文壇に登場した作者の初期作品を中心とする短篇集。 岩窟にまぎれこんだまま成長して出られなくなった「山椒魚」の悲喜劇,都会的哀愁の漂う「鯉」など,九篇を収める。 (解説 河上徹太郎) 【収録作品】 ・山椒魚 ・鯉 ・屋根の上のサワン ・休憩時間 ・夜ふけと梅の花 ・丹下氏邸 ・「槌ツァ」と「九郎治ツァン」はけんかして私は用語について煩悶すること ・へんろう宿 ・遙拝隊長 出版社:岩波書店 発売日:1956.1 判型・製本:文庫判 ページ数:158
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『太宰治』 井伏鱒二
¥990
SOLD OUT
師として友として太宰治と親しくつきあった井伏鱒二。 二十年ちかくにわたる交遊の思い出や作品解説など太宰に関する文章を精選集成。 〈あとがき〉小沼丹 出版社:中央公論新社 発売日:2018.7 判型・製本:文庫判 ページ数:288
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『広島風土記』 井伏鱒二
¥990
広島生まれの著者による郷里とその周辺にまつわる回想や紀行文十七編、小説「因ノ島」「かきつばた」、半生記などを収める。 文庫オリジナル。 〈解説〉小山田浩子 出版社:中央公論新社 発売日:2023.6 判型・製本:文庫判 ページ数:304
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『ちょっと不運なほうが生活は楽しい』 田中卓志
¥1,595
真面目すぎる性格なのにふざける仕事を志し、第一印象が「キモい」だった山根とコンビを組み、港区女子合コンの悔しさをバネにめでたく結婚。 人気芸人の悲喜こもごも(悲、強め)の日常は、クスリと笑えて妙に共感。 「ベスト・エッセイ2022」にも選出され280万人が涙した、母のお弁当の思い出を綴ったあの一編も収録! 出版社:新潮社 発売日:2023.8 判型・製本:四六判 ページ数:224
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『綾瀬はるか 「戦争」を聞くⅡ』 TBSテレビ『NEWS23』取材班 編
¥1,012
広島出身の女優・綾瀬はるかが被爆者のもとを訪ねます。 爆心直下で被爆しながら奇跡的に命をつないだ人々,被爆直後の惨状の中で生まれた命,原爆症の父を支え続けた娘…。 戦争体験者の言葉を通して平和の意味を考えます。 TBSテレビNEWS23「綾瀬はるか『戦争』を聞くシリーズの書籍化第2弾。 出版社:岩波書店 発売日:2016.7 判型・製本:新書 ・ 並製 ページ数:216
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『綾瀬はるか 「戦争」を聞く』TBSテレビ『NEWS23』取材班 編
¥1,100
広島出身の女優・綾瀬はるかが広島・長崎の被爆者や沖縄戦の関係者のもとを訪ねます。 爆心地で奇跡的に一命を取り留めて67年ぶりに再会を果たした幼なじみ、惨状を目の当たりにして呆然とする女性、救えなかった命の重みを思い続ける男性・・・。 綾瀬はるかが1人1人に寄り添い,聞いた,今まで語ることのできなかった辛い戦争の記憶。 次の世代に語り継いでいきたい大切な記録。 人々の辛い記憶に触れ,綾瀬はるかは何を感じたのでしょうか。 はじめに 祖母に聞いた戦争 綾瀬はるか 1 広島 「後家村」と呼ばれた村 10代で被爆した女性たちの声 救えなかった命 引き裂かれた婚約者 2 長崎 未来に伝え継いでいきたい女性たちの物語 奇跡の少女 六七年目の再会 明かされる爆心地の惨状 3 沖縄 学童疎開船,対馬丸の悲劇 ひめゆりの沖縄戦 4 ハワイ 真珠湾に散った恋 5 東北 原爆と津波 二つの悲劇 故郷・福島を追われた被爆者 おわりに 戦争を記憶し、疑うことを学ぶ 吉岡弘行 出版社:岩波書店 発売日:2013.4 判型・製本:新書 ・ 並製 ページ数:210
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『映画にまつわるXについて』西川美和
¥652
気鋭映画監督が綴る、映画製作の日々35の風景 『蛇イチゴ』『ゆれる』『ディア・ドクター』『夢売るふたり』、2002年のデビューから、オリジナル脚本・監督による四作の長編映画を生みだし、数々の映画賞を受賞した映画監督・西川美和。 本書は、いま次回作にもっとも期待の寄せられる西川氏、初のエッセイ集。 小説誌「ジェイ・ノベル」の連載「映画にまつわるXについて」(現在も継続中!)を中心に、雑誌、新聞、ウェブなどに寄稿した7年分のエッセイを収録する。 脚本やキャスティング、取材やオーディションなど、『ゆれる』『夢売るふたり』などの映画制作の現場にまつわるエピソードはもちろん、旅先での出来事や人との出会い、刺激を受けた映画や本について、子どもの頃のことなど、内容は多岐にわたる。 いずれも西川美和というフィルターを通し、見つめられ、切り取られた一瞬の風景だが、横綱・朝青龍関はヒーローかヒールか、映画において裸とはどうあるべきか、オーディションでは何を見られているか、カチンコの役割について——などなど、映画作品と併せて楽しめる一冊。 解説は、単行本時の装丁、本書のカバーデザインを担当した寄藤文平氏。 出版社:実業之日本社 発売日:2015.7 判型・製本:文庫判 ページ数:288
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『高校入試』湊かなえ
¥748
湊かなえが放つ、『告白』以来の学校ミステリ! 悪意は拡散する——。 衝撃の結末が待ち受ける、『告白』以来の学校ミステリ! この作品を書けたことで、小説家として次のステージに一歩進むことができました。 ——湊かなえ 県下有数の公立進学校・橘第一高校の入試前日。 新任教師・春山杏子は教室の黒板に「入試をぶっつぶす!」と書かれた貼り紙を見つける。 迎えた入試当日。 試験内容がネット掲示板に次々と実況中継されていく。 遅れる学校側の対応、保護者からの糾弾、受験生たちの疑心。 杏子たち教員が事件解明のため奔走するが……。 誰が嘘をついているのか? 入試にかかわる全員が容疑者? 人間の本性をえぐり出した、湊ミステリの真骨頂! 出版社:KADOKAWA 発売日:2026.3 判型・製本:文庫判 ページ数:432
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『物語のおわり』 湊 かなえ
¥704
妊娠三ヶ月で癌が発覚した智子、父親の死を機にプロカメラマンになる夢をあきらめようとする拓真、志望した会社に内定が決まったが自信の持てない綾子、娘のアメリカ行きを反対する水木、仕事一筋に証券会社で働いてきたあかね・・・・・・人生の岐路に立ったとき、彼らは北海道へひとり旅をする。 そんな旅の途中で手渡された紙の束、それは「空の彼方」という結末の書かれていない小説だった。 果たして本当の結末とは——。 あなたの「今」を動かす、力強い物語。 出版社:朝日新聞出版 発売日:2018.4 判型・製本:文庫判 ページ数:360
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『夜行』森見登美彦
¥671
「夜はどこにでも通じているの。世界はつねに夜なのよ」 私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。 十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。 十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。 夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。 私たちは全員、岸田道生という画家が描いた「夜行」という絵と出会っていた。 怪談×青春×ファンタジー、かつてない物語。 出版社:小学館 発売日:2019.4 判型・製本:文庫判 ページ数:304