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『ぼくにはこれしかなかった。』早坂大輔
¥1,540
就職するだけが人生ではない――40歳を過ぎて本屋を開いた、岩手県盛岡市「BOOKNERD」店主が綴る、現在進行中の物語。 出版社:木楽舎 発売日:2021.3 判型・製本: B6判 ページ数:224
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『芸術と科学のあいだ』福岡伸一
¥1,650
SOLD OUT
生物と無生物のあいだ』『動的平衡』の著者が科学の言葉で解き明かす、芸術深読み論。 ベストセラー『生物と無生物のあいだ』『動的平衡』などで「生命とはなにか?」という大命題を解き明かしてきた福岡伸一氏。 次なる根源への問いとして選んだのは「芸術とは、科学とはなにか?」。 過去から現代までの芸術と科学が混ざり合う軌跡をたどりながら、バランス、対、記号、擬態などをキーワードに俯瞰すると、どんな物語が潜んでいるのか?科学のなかに芸術を見いだし、芸術を科学の言葉で解き明かす72の芸術深読み論。 【目次】 はじめに I マンハッタンヘンジ II 親魏倭王の金印 III 聖女プラクセデス IV 右手と左手 V バベルの塔 VI ヴィレンドルフのヴィーナス VII パワーズ・オブ・テン VIII ミミクリーズ IX カバのウィリアム X メランコリアI 出版社:木楽舎 発売日:2015.11 判型・製本:四六判変型 ページ数:315
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ねずみさんトートバッグ(ながいパン)
¥2,090
『ねずみさんのながいパン』誕生20周年を記念して作られた、キャンバス地の大きめトートバッグ。 サイズ:37×36×底マチ11cm(持ち手含まず) 素材:綿・ポリエステル
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『サンリオ出版大全』小平麻衣子
¥3,960
サンリオ創業者の辻信太郎と、詩人のやなせたかしが出会い、抒情とヒューマニズムの夢をのせた出版事業が走り出す。 「かわいい」キャラクター事業のかたわら、数々の出版物を世に送り出した新興企業は、他に類のない多彩な文化事業展開をみせ、多くのファンを獲得していった。 大量消費時代に先駆けた1960年代から1980年代までのサンリオ出版を、「女性文化」や出版史のなかに位置づける初めての試み。 ★小手鞠るい氏、小池昌代氏、永田萠氏、元『いちご新聞』編集長・高桑秀樹氏の関係者説話も収録 ★カラー口絵、図版多数 装画=やなせたかし 装丁=成原亜美 出版社:慶應義塾大学出版会 発売日:2024.2.19 判型・製本:四六判 ページ数:400
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『ことばと世界が変わるとき 意味変化の哲学』朝倉友海
¥2,970
言葉の意味が変わってしまうのはなぜか。 そのとき、何が起こっているのか? そもそも、「意味」とは何なのか。 「自己」とは何か、「出来事」とは何かといった、哲学ではよく知られたさまざまな問題と交錯しながら考察する。 【目次】 はじめに Ⅰ 意味変化という主題 1意味をめぐる問い ・言葉の「意味」とは――接続詞と動詞を手がかりに ・浮かび上がる「意味」――単語から文へ ・意味をめぐる考察の略史 ・物とも心とも異なるもの 2意味は変化する ・意味が変わるとはどういうことか ・語の意味の変化 ・文の意味の変化 ・受け止め方や推論をめぐる意味変化 3意味が通じないとき ・意味変化と誤解 ・述定内容の変化 ・異なる文脈への気づき Ⅱ 事実へといたる意味 1意味は幻なのかという疑い ・消えてなくなるもの ・言葉がもたらす間違い――論理分析の効力 ・空性を体得する ・消えずに残るもの 2確固たる意味について――存立・出来事・事実 ・構文的な対象性――「存立」か「実在」か ・隠された出来事 ・出来事という存在者 ・たんなる意味から「事実の概念」への移行 3事実のもつ客観性 ・事実を知る〈私〉 ・異なる者の認め合い ・事実と意味変化 Ⅲ 意味をもたらす自己 1行為する自己の意識 ・〈私〉と〈私〉以外を分けるもの ・自己への気づきと身体 ・世界への自己の刻印 ・自己表現としての行為 2視野を拡げること ・局所的な視野の単層性 ・局所的な視野の接続による拡大 ・広域性と「心の壁」 3視野の揺れ動き ・自己を揺るがす遭遇 ・述語の意味が変わる ・揺れ動きつつ生きる Ⅳ 世界の意味が変わるとき 1厚みのある観点の獲得 ・重層性を増す経験 ・役割・立場をもつ ・様相性を獲得する 2自己へ問いを向ける自己 ・理想と生きる意味 ・自己を変える自己 ・観点がともなう意志 ・意味を与えるもの 3自己の変様、世界の変貌 ・剥き出しの現実 ・意味が到来する ・変様なのか開示なのか おわりに あとがき 出版社:トランスビュー 発売日:2024.2.20 判型・製本:四六判 ページ数:244
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『読書アンケート 2023 識者が選んだ、この一年の本』みすず書房 編
¥880
新刊・既刊を問わず、139名の方々に2023年にお読みになった本のなかから挙げてもらった印象深かった本たち。 出版社:みすず書房 発売日:2024.2.16 判型・製本:A5判 ページ数:176
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『「書けない」から「あっ 書けた!」へ 子どもが変わる はがき新聞のすすめ』監修:田中 博之、森山 卓郎 編著:今宮 信吾、蛯谷 みさ、彦田 泰輔
¥2,200
書くことが苦手な子も得意な子ももっと書きたくなる!どんどん書けるようになる! 自分の考えや学習の成果などをコンパクトにまとめる、はがき新聞。 文章だけでなくイラストや図表などを入れて個性が発揮でき、掲示したり、見せ合ったりして、友だちとの交流が深まるのも魅力。 小中学校の様々な場面で活用した実践をフルカラーではがき作品とともに提示する。 はがき新聞づくりは、学力だけでなく、生きる力を高められる。 出版社:ミズノ兎ブックス 発売日:2024.2.15 判型・製本:A5判 ページ数:152
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『砂糖水 2023 AUTUMN』
¥800
広島県出身の歌人・小説家の東直子さんを中心に集まった歌人たちによる短歌同人誌「砂糖水」の第4号。 特集は藤本玲未の短歌について、新作30首、編集部選50首(第一歌集後)、同人による一首評、ロングインタビュー、評論、第一歌集『オーロラのお針子』書評対談など。 A5 120ページ
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『砂糖水 2022 SPRING』
¥800
広島県出身の歌人・小説家の東直子を中心に集まった歌人たちによる短歌同人誌「砂糖水」の第3号。 特集は藤原かよの短歌について、自選50首、同人による一首評、評論、エッセイなど。 A5 96ページ
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『北公園 砂場編』島根県塔短歌会員有志
¥600
島根県在住の塔短歌会員有志による短歌同人誌。 『歌集 北公園』の続編。 A5 54ページ
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『歌集 北公園』島根県塔短歌会有志
¥500
島根県在住の塔短歌会員有志による短歌同人誌。 以下8名の5首連作とミニエッセイ、及びメール歌会(題詠「北」)を収録。 参加者:日下踏子、乙部真実、上澄眠、西村鴻一、小山美保子、今井早苗、田村穂隆、丸山恵子 A5 42ページ
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『百一 hyakuichi』こうの史代
¥1,430
SOLD OUT
『この世界の片隅に』『夕凪の街 桜の国』などで根強いファンを持つ、こうの史代が週刊漫画ゴラクで連載していたオールカラー1コマ漫画をまとめた1冊。 「百人一首」の上の句5字と下の句7字を合わせた12字で主人公・フクコを中心とした日常をゆるやかに描く。 「百人一首」を解説した本ではなく、「百人一首」で使われた12文字を使って言葉遊びで新しい物語を描くという、異色の「百人一首」本。 総天然色の絵を味わいながら和歌の語感に親しみダジャレや語呂を楽しむという「感覚」に特化した1冊で、こうの史代ならではの世界観を楽しめると思われます。 出版社:日本文芸社 発売日:2021.12 判型・製本:B6判 ページ数:208
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『切手デザイナーの仕事』間部香代
¥1,980
日本の切手をつくっているのは、たった8人のデザイナーたち。 作家・間部香代が日本郵便のドアを叩き、丁寧な取材とともに彼らの仕事を、その姿を、紐解きます。 出版社:グラフィック社 発売日:2022.10 判型・製本:A5並製 ページ数:192
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『せなか町から、ずっと』斉藤 倫 作 / junaida 画
¥1,540
わしは、何百年も海の上を漂っている。 その姿は、マンタと呼ばれるおおきなえいに似ているらしい。 とにかくわしはおおきくて、わしにくらべたら、クジラはまるで小魚のよう。 これから話すのは、ぜんぶ、わしのせなかにできた「せなか町」で起こったこと。 あまのじゃくなカーテン、少女の涙からうまれた極上のハチミツ、はこからちっとも出てこようとしないネコ。 ちいさくてささやかだけれど、どれもとびきりふしぎなお話なんじゃ。 出版社:福音館書店 発売日:2016.6 サイズ: 20×14cm ページ数:200
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『いろってなあに?』さく・え:アリス&マーティン・プロベンセン
¥1,980
ロベンセン夫妻が幼い娘に「色」を伝えるためにつくった絵本。 世界にはたくさんの色が存在し、ひとつひとつが美しくてすばらしい。 アメリカで1967年に刊行された名作絵本の初邦訳。あたらしいセンス・オブ・ワンダー絵本。 訳者:こみや ゆう 出版社:アノニマ・スタジオ 発売日:2022.10 判型・製本:ハードカバー ページ数:32
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『自炊者になるための26週』三浦哲哉
¥2,178
おいしさと創造力をめぐる、全くあたらしい理論&実践の書。 さっと買って、さっと作って、この上なく幸福になれる。 「トーストを焼くだけ」からはじまる、日々の小さな創造行為。 “面倒”をこえて「料理したくなる」には、どうしたらいいでしょう。 “ほぼ毎日キッチンに立つ”映画研究者が、その手立てを具体的に語ります。 ・大方針は、「風味の魅力」にみちびかれること。 「風味」=味+におい。自由に軽やかに、においを食べて世界と触れ合う。 そのよろこびで料理したくなる。人間のにおい解像度は犬並み? 最新の科学研究だけでなく、哲学、文学、映像論の重要テクストを手がかりに、知られざる風味の秘密に迫ります。 ・目標は、素材から出発して、ささっとおいしいひと皿が作れるようになること。 1週に1章、その週の課題をクリアしていけば、26週=半年で、だれでも、すすんで自炊をする人=自炊者になれる、がコンセプト。 蒸す、煮る、焼く、揚げる「だけ」のシンプル料理から、「混ぜる」「組み合わせる」、さらに魚をおろして様々に活用するまでステップアップしていきます。 日本酒とワインの新しいあり方、買い物や献立てに悩まないコツ、家事分担も考えます。 ・感覚を底上げする、「名曲」のようなレシピを40以上収録しています。 「ヤンソンの誘惑」「鶏肉とパプリカ」「山形のだし」「麦いかのフリット」等々、素朴だけど、素材と出会いなおすような感動のあるものばかり。古今東西の料理書を読みこんだ著者ならではのベストチョイスです。 より先へ進みたくなった人のための懇切丁寧なブックガイドつき! 出版社:朝日出版社 発売日:2023.12 判型・製本:四六判 ページ数:336
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『覚悟のすき焼き』宇田川悟
¥1,760
「食」という窓からみえる、人生のモノサシ。 食は哲学に通ず! とある昼下がりに大人が1組。 語り合うのは来し方行く末、そして果てしなく広がる食談義 ! 対話の締めくくりは、死ぬ前に何を食べたいか=“最後の晩餐は?” 作家の宇田川悟が、ゲストの食卓にまつわるあれこれを掘り下げながら、各人の仕事や人間的魅力にせまる、楽しい対談集。 「食」という窓から覗けば、13人のトップランナーたちの生きる指針がみえてくる。 【目次】 1. 松浦晃一郎 「沈黙は金」は通用しない/料理という社会運動/地球的な水不足がやってくる/一九三カ国の食文化/食生活六カ条/目利きのワイン泥棒 2. 松任谷正隆 お取り寄せの「予習」/美意識はどんどん変化していく/食べ物への恐怖症/食卓のワンポイントリリーフ/殿様料理/食の結婚前・後 3. 五味太郎 楽なほうに行け/団結しない、仲良し家族/モボ・モガの正統なる嫡子/名曲はないけど名演はある/産業化されない面が魅力/命がけで食う文化 4. 佐藤可士和 土に触れる/「ちゃんと朝ごはん」家族/本質をあぶり出すコミュニケーション/象徴を介して伝える/制約の中で/前提を疑うことが原点 5. 大岡玲 グルメとグルマン/フライフィッシングにハマった/糠味噌臭いワインも好き!/食いしん坊の目覚め/台所と本棚しかない家/独学料理 6. 吉本ばなな レストランを書く/細部は清潔に/その場の最低の人間になれ/店選びは面白すぎる/命の力を思う/高級店からジャンクフードまで 7. 三遊亭好楽 正蔵師匠の精進揚げ/酒の不始末と破門/八人兄弟・九人家族/名人上手の美味しいしぐさ/何でも全員で食べる/お先でございます 8. 見城徹 ミシュランというブランド/うまい飯と三つのカード/「京味」に一〇〇〇回/たくさん恋愛しろ/一〇と引き替えの一/死んでもいいから飲みます! 9. 石丸幹二 パリで歌った「こもれびの庭に」/フランスの豊かさの尺度/演劇という異常事態/小学生で銀ブラ/料理と音楽は似ている/外食・ロケ弁・エスプレッソ/人並みの贅沢 10. 髙田郁 周五郎さんの世界へ/家を建てるように構想する/「つる家」に父がいるようで/若旦那の花見だ/覚悟のすき焼き 11. 真山仁 『アルセーヌ・ルパン』の正義/小説のほうが真実に肉迫できる/柔らかいリンゴへの違和感/無責任な正しさ/山芋好きの反骨少年/美味しかったらええんちゃうの/取材と飲食は不可分 12. 平松洋子 ちょっと外れたところにひっそりと/軍事政権下の韓国へ/知恵が生まれる場所/清らかな水の味/岡山の祭り寿司/断食後、だしをひと口/本にならないとわからない 13. 村上龍 小説を書くことは非日常/「ばんどう太郎」と「ラッキーピエロ」/取り合って食べた肉/『料理小説集』/厳密さの中の工夫/行きつけは半径二〇〇メートルに あとがき 出版社:晶文社 発売日:2015.9 判型・製本:四六判並製 ページ数:352
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『あんぱん ジャムパン クリームパン 女三人モヤモヤ日記』青山ゆみこ・牟田都子・村井理子
¥1,430
SOLD OUT
神戸在住のライター・青山ゆみこ、 東京で働く校正者・牟田都子、 琵琶湖のほとりで暮らす翻訳家・村井理子。 いろいろありながらも平和に生きてきた3人を(そして世界中を)疫病の影が覆い、生活は一変。 さあ、たいへん。めっちゃ辛い。 ——そうだ、交換日記をやろう。きっとみんな、同じ気持ちを抱えているだろうから。 仕事、急に増えた家事、家族やペットのこと、必死で探したほっとする時間。 人生を揺るがす出来事を前に、戸惑い、恐れ、苦しむ。 でも、おいしいものを食べて、みんなで話せば何とかやっていけるかも。 日々のモヤモヤを3人でつづるエッセイ集。 出版社:亜紀書房 発売日:2020.7 判型・製本:四六判変型・並製 ページ数:160
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『10人の博士の昼休み 山口マサルイラストレーション集』山口マサル
¥2,530
レトロな魅力再発見!明治製菓「きのこの山」「たけのこの里」パッケージキャラクターを手掛けたイラストレーターで、絵本作家でもある山口マサル氏の魅力がたっぷり詰まったキュートなイラストレーションブック。 ツルツル頭の老博士たちが繰り広げるタイトル作のほか、特別綴じ込みの「へんてこマシン」、読み切りマンガ絵本など、ちょっとへんてこで、不思議カワイイ独特の世界を一冊にまとめました。 中には、タレントで文筆家である高見恭子さんの寄稿文も掲載。 子どもの頃のようなワクワクいっぱい、いろんな面白さが詰まった駄菓子屋さんのような一冊。 出版社:つむぐ舎 発売日:2024.1 判型・製本:四六変判 スリーブ付 ページ数:168
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『「いき」の構造』著:九鬼周造 写真:大川裕弘 編:谷村鯛夢
¥2,200
SOLD OUT
典型的な『高等遊民』にして西欧の教養と遊びの精神及び江戸と上方両文化に精通する粋人が、西欧流哲学の構文で迫る「いき」の構造。 「いき」と言えば日本人の九割が感覚的に了解し、では「いき」とは、と問われれば九割が答に窮するといわれる「いき」の謎。 一字一句の難解、一行一章の曲折に気を取られず軽く読み超えていけば、ふっと、日本独自の美学の要点が見えてきます。 『日本の美』の空気感、存在感に通底する大川裕弘の写真の数々が、そうした読書法の確かな一助になります。 出版社:パイ・インターナショナル 発売日:2022.10 判型・製本:四六判変型 ページ数:256
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『往復書簡 無目的な思索の応答』又吉直樹 ・武田砂鉄
¥1,650
SOLD OUT
「ここでしか書けない」 言葉の在庫を放出した。 言葉の世界にそれぞれ立ち向かう同年代の作家が、一年半にわたって新聞上で交わした往復書簡。 それは、いわゆる「往復書簡」とはまったく異なる。 馴れ合いや戦略や俯瞰から遠く離れて、記憶を掘り起こし、違和感を継ぎ足し、書くことについて考える。 流れから逸脱し、散らばった先でぶつかり合って、思索が自由に泳いでいく。 「言葉への態度」をめぐる、個と個のあてどない応答の軌跡。 出版社:朝日出版社 発売日:2019.3 判型・製本:B6判 ページ数:124
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『ラブレターの書き方』布施琳太郎
¥2,200
つながりすぎた社会で〈二人であることの孤独〉を取り戻す 若きアーティストによるSNS時代の恋愛・制作・人生論 「本書が捉えようとするのは、すべてがつなげられた社会から脱出して二人の時間を過ごし、その後で、労働や学校、家族といったつながりへと帰っていくことを可能にする世界制作の方法である。つまり二人のあいだで接続と断絶を様々に組み替えて、自分たちの手でストーリーを作る方法の模索である。そうした行き来を可能にするのがラブレターなのだ」(本書より) 【目次】 はじめに 序章 二人であることの孤独 第一部 ラブレターの歴史 第一章 代筆されたラブレター 恋文横丁における代筆文化 自動手記人形の主語 共に作る喜び 第二章 「私」の場所 寺山修司のラブレター 日本語の問題 詩的な病い/病的な詩 第三章 「あなた」の場所 光年性のラブレター 行為=場所としてのポスト インターネットのなかのラブレター 第二部 恋人たちの共同体 第四章 ラブとは何か 恋愛の起源 ロマン主義的恋愛 ロマンティック・ラブ・イデオロギー 第五章 『魔法使いの弟子』 バタイユの恋愛論 運命というメビウス 恋人たちの共同体 第六章 誤変換的リアリズム 二人であることの病い 見えるものと、見えないもの 誤変換の恋人 あとがき 作品からラブレターへ(コンテンツではない) 出版社:晶文社 発売日:2023.12 判型・製本:四六判並製 ページ数:344
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『人生論 あなたは酢ダコが好きか嫌いか 女二人の手紙のやりとり』佐藤愛子・小島慶子
¥1,100
1923年生まれの佐藤さんと1972年生まれの小島さん。 年の差50歳の二人が交わした往復書簡。 夫婦のこと、生きること、今の時代、書くこと、話すこと、戦うこと……交わされる手紙の内容は実に様々。 「理屈の隘路にハマって呻吟している」小島さんの悩みに、佐藤さんはどう答えたか。 佐藤さんが時に厳しく時に優しく返事をし、手紙を重ねるにつれて心の深い部分が赤裸々に綴られ、人生の大切なことが明らかになっていく往復書簡は、たっぷり笑えて、しかも深い感動を呼ぶ。 出版社:小学館 発売日:2020.5 判型・製本:新書判 ページ数:192
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『見えないものを探す旅 旅と能と古典』安田登
¥1,650
SOLD OUT
いつもの風景が、その姿を変える 単なる偶然、でも、それは意味ある偶然かもしれない。 世界各地へ出かけ、また漱石『夢十夜』や三島『豊饒の海』、芭蕉など文学の世界を逍遥し、死者と生者が交わる地平、場所に隠された意味を探し求める。 能楽師・安田登が時空を超える精神の旅へといざなう。 【もくじ】 ■ はじめに ■ 旅 ▶ 敦盛と義経 ▶ 奄美 ▶ チベットで聴いた「とうとうたらり」 ▶ 復讐の隠喩 ▶ 人待つ男 ▶ 孤独であることの勇気 ▶ ベトナムは美しい ▶ 生命の木 ■ 夢と鬼神——夏目漱石と三島由紀夫 ▶ 『夢十夜』 ▶ 待ちゐたり ▶ 太虚の鬼神——『豊饒の海』 ■ 神々の非在——古事記と松尾芭蕉 ▶ 笑う神々——能『絵馬』と『古事記』 ▶ 謡に似たる旅寝 ▶ 非在の蛙 ■ 能の中の中国 ▶ 西暦二千年の大掃除 ▶ 時を摑む ▶ 麻雀に隠れた鶴亀 ▶ 超自然力「誠」 ▶ 神話が死んで「同」が生まれる ■ 日常の向こう側 ▶ 心のあばら屋が見えてくる ▶ レレレのおじさんが消えた日 ▶ 掃除と大祓 ▶ 死者は永遠からやってくる ■あとがき 出版社:亜紀書房 発売日:2021.6 判型・製本:四六判変型・並製 ページ数:184