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【サイン入り】『おいしいが聞える』ひらいめぐみ
¥1,540
7歳の頃から集めているたまごシール。 3人のおじいちゃんを思い出す食べものにまつわる記憶。 高校の友だちと帰りながら話した、ある食べものの謎。 蟹に惑わされる年末。 生きるために食べなくてはならなかったごはんのこと。 「食べる」をさまざまな角度から見つめる32編のエッセイ。 発行:ひらいめぐみ 発売日:2022.8 判型・製本:B6 ページ数:182
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『谷から来た女』桜木紫乃
¥1,870
アイヌ紋様デザイナー・赤城ミワ。 彼女といると、人は自分の「無意識」に気づいてしまう。 自分の気持ちに、傷ついてしまう――。 そして、彼女は去ってゆく。忘れられない言葉を残して。 桜木紫乃の真骨頂、 静かに刺してくる大人の物語。 【収録作】 「谷から来た女」 2021年。大学教授の滝沢は、テレビ局の番組審議会でミワと出会う。大人の恋愛を楽しむ二人だったが…。 「ひとり、そしてひとり」 2004年。アクセサリーショップとセクシーパブで働く千紗は、夜のすすきのでデザイン学校の同期・ミワと再会する。 「誘う花」 1999年。教育通信の記者・譲司は、取材で出会ったミワの弟・トクシがいじめられていることに気づく。 「無事に、行きなさい」 2015年。レストランシェフの倫彦は、ミワとの将来を信じながらも、どこか遠さを感じている。 「谷へゆく女」 1982年。母を亡くした中川時江は、高校卒業と同時に、文通相手の赤城礼良を頼って北海道へ向かう。 「谷で生まれた女」 2023年。北海道テレビプロデューサーの久志木は、ミワのドキュメンタリーを撮影するが…。 出版社:文藝春秋 発売日:2024.6 判型・製本:四六判 上製 上製カバー装 ページ数:240
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『方舟を燃やす』角田光代
¥1,980
口さけ女はいなかった。 恐怖の大王は来なかった。 噂はぜんぶデマだった。 一方で大災害が町を破壊し、疫病が流行し、今も戦争が起き続けている。 何でもいいから何かを信じないと、今日をやり過ごすことが出来ないよ——。 飛馬と不三子、縁もゆかりもなかった二人の昭和平成コロナ禍を描き、「信じる」ことの意味を問いかける傑作長篇。 出版社:新潮社 発売日:2024.2 判型・製本:四六判変型 ページ数:432
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『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策』今井むつみ
¥1,870
SOLD OUT
間違っているのは、「言い方」ではなく「心の読み方」 ビジネスで 学校で 家庭で …… 「うまく伝わらない」という悩みの多くは、 「言い方を工夫しましょう」「言い換えてみましょう」 「わかってもらえるまで何度も繰り返し説明しましょう」では解決しません。 人は、自分の都合がいいように、いかようにも誤解する生き物です。 では、都合よく誤解されないためにどうするか? 自分の考えを“正しく伝える”方法は? 「伝えること」「わかり合うこと」を真面目に考え、実践したい人のための1冊。 出版社:日経BP 発売日:2024.5 判型・製本:四六判 ページ数:304
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『しぶとい十人の本屋 生きる手ごたえのある仕事をする』辻山良雄
¥2,310
「その人オリジナルの仕事をつくり上げている人たちですから、話には自然と思想や哲学のようなものが含まれます。だからわたしはこの本で、彼らの声を一本の糸のように縒り合わせるだけでよかった」 荻窪に新刊書店「Title」を開いて8年。ふと自分の仕事がわからなくなり、全国にいる仲間のもとを訪ねると、消費されず、健やかに生きるヒントが見えてきた――。 読み終えるころにはきっと元気がでる、少し偏屈、でも愛すべき本屋を訪ねる旅。 出版社:朝日出版社 発売日:2024.6 判型・製本:四六判 ページ数:360
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『生きのびるための事務』坂口恭平 (著)、道草晴子 (イラスト)
¥1,760
SOLD OUT
どんな仕事にも《事務》は必要 「例えば芸術家であるピカソが、直感のままに生きてらっしゃるとでもお思いですか?」 芸術家でも会社員でも学生もフリーランスも、 事務作業を疎かにしては何も成し遂げられない。 夢を現実にするたった一つの技術、 それが《事務》です。 「自分に自信がない」 「やりたいことが続かない」 「悩んで行動に移せない」 足らないことは《事務》でした。 出版社:マガジンハウス 発売日:2024.5 ページ数:224
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『事務に踊る人々』阿部公彦
¥2,090
面倒くさい、複雑、抑圧的…… 時に文豪を苦しめ、戦争を阻止し、巨額の損失を生み、 ついには死の世界を垣間見せる。 「事務」 それは人間を人間たらしめる究極の知恵。 事務の営みから人間のあり方を再考する、画期的エッセイ! クソどうでもいいのに倒錯的な愛をかきたてる かくも人間くさい事務の世界への探究。 出版社:講談社 発売日:2023.9 判型・製本:四六判 ページ数:392
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『ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる』東浩紀
¥946
「数」の論理と資本主義が支配するこの残酷な世界で、人間が自由であることは可能なのか? 「観客」「誤配」という言葉で武装し、大資本の罠、ネット万能主義、敵/味方の分断にあらがう、東浩紀の渾身の思想。 難解な哲学を明快に論じ、ネット社会の未来を夢見た時代の寵児は、2010年、新たな知的空間の構築を目指して「ゲンロン」を立ち上げ、戦端を開く。 ゲンロンカフェ開業、思想誌『ゲンロン』刊行、動画配信プラットフォーム開設……いっけん華々しい戦績の裏にあったのは、仲間の離反、資金のショート、組織の腐敗、計画の頓挫など、予期せぬ失敗の連続だった。 ゲンロン10年をつづるスリル満点の物語。 〈聞き手〉石戸諭 出版社:中央後輪新社 発売日:2020.12 判型・製本:新書判 ページ数:288
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『Troublemakers No.1』
¥3,600
スフィッツ(はみ出し者)のストーリーを伝える英日バイリンガルのインディペンデントマガジン。 創刊号となる本誌では、大阪、北海道、アイルランド、スイスに編集部のふたりが会いたいミスフィッツを訪ね、彼ら・彼女らのストーリーを紙媒体ならではの文量と美しい写真で伝えています。 出版社:Troublemakers Publishing 判型・製本:B5判変形 ページ数:160
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『チャリティー百人一首』
¥1,430
能登半島地震の被災者支援を目的とするチャリティー企画として刊行された100名による短歌。 作品のテーマは「花」 発行:胎動LABEL/胎動短歌会 発売日:2024.5 判型・製本:A6 ページ数:108
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『あらゆることは今起こる』柴崎友香
¥2,200
SOLD OUT
私の体の中には複数の時間が流れている。 眠い、疲れる、固まる、話が飛ぶ、カビを培養する。 それは脳が励ましの歌を歌ってくれないから? ──ADHDと診断された小説家は、薬を飲むと「36年ぶりに目が覚めた」。 私は私の身体しか体験できない。にしても自分の内側でいったい何が起こっているのか。 「ある場所の過去と今。 誰かの記憶と経験。 出来事をめぐる複数からの視点。 それは私の小説そのもの」と語る著者の日常生活やいかに。 SFじゃない並行世界報告! 出版社:医学書院 発売日:2024.5 判型・製本:A5 ページ数:304
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『令和元年の人生ゲーム』麻布競馬場
¥1,650
SOLD OUT
《第171回 直木賞候補作》 「まだ人生に、本気になってるんですか?」 この新人、平成の落ちこぼれか、令和の革命家か? 「まだ人生に、本気になってるんですか?」 この新人、平成の落ちこぼれか、令和の革命家か――。 「クビにならない最低限の仕事をして、毎日定時で上がって、そうですね、皇居ランでもしたいと思ってます」 慶應の意識高いビジコンサークルで、 働き方改革中のキラキラメガベンチャーで、 「正義」に満ちたZ世代シェアハウスで、 クラフトビールが売りのコミュニティ型銭湯で…… ”意識の高い”若者たちのなかにいて、ひとり「何もしない」沼田くん。 彼はなぜ、22歳にして窓際族を決め込んでいるのか? 2021年にTwitterに小説の投稿を始めて以降、瞬く間に「タワマン文学」旋風を巻き起こした麻布競馬場。 デビュー作『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』のスマッシュヒットを受けて、 麻布競馬場が第2作のテーマに選んだものは「Z世代の生き方」。 新社会人になるころには自分の可能性を知りすぎてしまった令和日本の「賢すぎる」若者たち。 そんな「Z世代のリアル」を、麻布競馬場は驚異の解像度で詳らかに。 20代からは「共感しすぎて悶絶した」の声があがる一方で、 部下への接し方に持ち悩みの尽きない方々からは「最強のZ世代の取扱説明書だ!」とも。 「あまりにリアル! あまりに面白い!」と、熱狂者続出中の問題作。 出版社:文藝春秋 発売日:2024.2 判型・製本:四六判 軽装 並製 ページ数:208
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『あいにくあんたのためじゃない』柚木麻子
¥1,760
SOLD OUT
《第171回 直木賞候補作》 老若男女に贈る、強炭酸エナドリ・最高最強エンパワーメント小説集! 過去のブログ記事が炎上中のラーメン評論家、夢を語るだけで行動には移せないフリーター、もどり悪阻とコロナ禍で孤独に苦しむ妊婦、番組の降板がささやかれている落ち目の元アイドル……いまは手詰まりに思えても、自分を取り戻した先につながる道はきっとある。この世を生き抜く勇気がむくむくと湧いてくる、全6篇。 出版社:新潮社 発売日:2024.3 判型・製本:四六判変型 ページ数:256
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『時間旅行者の日記』藤岡みなみ
¥2,200
1/1から12/31までの毎日の日記のなかに、1995年や2023年、2009年など人生のいろんな瞬間があらわれる。 秘密の日記、公開日記、交換日記、育児日記、夏休みの日記。 日記の種類によっても語りは変化していく。 発行:藤岡みなみ 発売日:2024.5 判型・製本:A6 ページ数:350
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『超個人的時間紀行』
¥1,650
タイムトラベル・ノンフィクションZINE第2弾。 安達茉莉子、岡田悠、小原晩、小山田浩子、久保勇貴、JUNERAY、瀬尾夏美、pha、パリッコ、吉川浩満、藤岡みなみ 暮らしの時間をふくよかにする方法とは。 記憶を継承し未来につなぐためには。 売り上げの一部が能登半島地震の義援金として寄付されます。 発行:藤岡みなみ 発売日:2024.5 判型・製本:A5 ページ数:116
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『超個人的時間旅行』
¥1,650
「現実の中のタイムトラベル」をテーマにしたエッセイ集の第1弾。 上田誠、古賀及子、こだま、スズキナオ、せきしろ、堀静香、宮田珠己、宮崎智之、牟田都子、ワクサカソウヘイ、藤岡みなみ 過去や未来の自分に会いに行き、時間を多角的に観察する。実践的時間旅行のすすめ。 発行:藤岡みなみ 発売日:2023 判型・製本:A5 ページ数:96
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『マリリン・トールド・ミー』山内マリコ
¥1,870
友達なし、恋人なし、お金なし。 上京直後にコロナ禍に見舞われた大学生・瀬戸杏奈。孤独を募らせる彼女のもとに、ある夜、伝説の大女優から電話がかかってきて——。 運命突破系青春小説! 出版社:河出書房新社 発売日:2024.5 判型・製本:四六判 ページ数:248
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『詩人キム・ソヨン 一文字の辞典』キム・ソヨン
¥2,420
人は誰も自分だけの人生という言葉の辞典を持つ 詩人キム・ソヨンがハングル一文字の言葉を通して人生のさまざまな時間、情景、感情を描いた私的で詩的な一文字の辞典。 訳者:一文字辞典翻訳委員会 出版社:クオン 発売日:2021.9 判型・製本:四六判 ページ数:288
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『菜食主義者』ハン・ガン
¥2,420
SOLD OUT
ごく平凡な女だったはずの妻・ヨンヘが、ある日突然、肉食を拒否し、日に日にやせ細っていく姿を見つめる夫(「菜食主義者」)、妻の妹・ヨンヘを芸術的・性的対象として狂おしいほど求め、あるイメージの虜となってゆく姉の夫(「蒙古斑」)、変わり果てた妹、家を去った夫、幼い息子……脆くも崩れ始めた日常の中で、もがきながら進もうとする姉・インへ(「木の花火」)― 3人の目を通して語られる連作小説集。 訳者:きむ ふな 出版社:クオン 発売日:2011.6 判型・製本:四六判 ページ数:308
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『少年が来る』ハン・ガン
¥2,750
『菜食主義者』でマン・ブッカー国際賞に輝いた、ハン・ガン渾身の物語 あの光州で起きた民主化運動の鎮魂曲 光州民主化抗争から約三十五年。あのとき、生を閉じた者の身に何が起きたのか。 生き残った者は、あれからどうやって生きてきたのか。 未来を奪われた者は何を思い、子どもを失った母親はどんな生を余儀なくされたのか。 三十年以上の月日を経て、初めて見えてくるものがある——。 丹念な取材のもと、死者と生き残った者の声にならない声を丁寧に掬いとった衝撃作。 訳者:井手俊作 出版社:クオン 発売日:2016 判型・製本:四六判 ページ数:275
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『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』カトリーン・キラス=マルサル
¥2,310
アダム・スミスが研究に勤しむ間、身の周りの世話をしたのは誰!? 女性不在で欠陥だらけの経済神話を終わらせ、新たな社会を志向する21世紀の経済本。 20カ国で翻訳、アトウッド絶賛。 アダム・スミスが研究に勤しむ間、身の周りの世話をしたのは誰!? 女性不在で欠陥だらけの経済神話を終わらせ、新たな社会を志向する、スウェーデン発、21世紀の経済本。 格差、環境問題、少子化―現代社会の諸問題を解決する糸口は、経済学そのものを問い直すことにあった。 20カ国語で翻訳、アトウッド、クリアド=ペレス称賛。 ガーディアン、ニューヨーク・タイムズ等各紙誌絶賛。 訳者:高橋璃子 出版社:河出書房新社 発売日:2021.11 判型・製本:四六判 ページ数:288
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『利他・ケア・傷の倫理学 ——「私」を生き直すための哲学』近内悠太
¥1,980
SOLD OUT
「僕たちは、ケア抜きには生きていけなくなった種である」 多様性の時代となり、大切にしているものが一人ひとりズレる社会で、善意を空転させることもなく、人を傷つけることもなく、生きていくにはどうしたらよいのか? 人と出会い直し、歩み直し、つながりを結び直すための、利他とは何か、ケアの本質とは何かについての哲学的考察。 進化生物学、ウィトゲンシュタインの「言語ゲーム」、スラヴォイ・ジジェクの哲学、宇沢弘文の社会的費用論、さらには遠藤周作、深沢七郎、サン=テグジュペリ、村上春樹などの文学作品をもとに考察する、書きおろしケア論。『楢山節考』はセルフケアの物語だった! 出版社:晶文社 発売日:2024.3 判型・製本:四六判並製 ページ数:304
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『倫理的なサイコパス ——ある精神科医の思索』尾久守侑
¥1,870
SOLD OUT
精神科医として約10年、つねに頭をフル稼働させて格闘する日々を送る著者。「予期せぬこと、焦ること、絶体絶命のピンチになること」であふれている現場で、著者は隠しきれない生身の自分を抱えながら試行錯誤する。 「切り捨ててしまったかもしれない部分をもう一度検討し直せる “倫理的なサイコパス” に私はなりたい――」 H氏賞受賞の詩人としても活躍する医師による、ユーモラスで大まじめな臨床エッセイ。 出版社:晶文社 発売日:2024.5 判型・製本:四六判並製 ページ数:224
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『背中は語っている ——<からだのことば>をときほぐす東洋医学』松波太郎
¥1,870
臨床家が読み解き明かしている「背中」の秘密。 図解イラスト多数で、 セルフチェック・セルフケアも可能な東洋医学入門。 あなたの知らない「あなたの背中」が見えてくる。 身体の中心にあり最も広大な面積をもっているのに、これまでほとんど「中心」として扱われることのなかった「背中」という〝空白〟を東洋医学的に読み取り、そこを解きほぐしていく。読んでコリがほどける「治療本」。 出版社:晶文社 発売日:2024.1 判型・製本:四六判並製 ページ数:234