-
『オールアラウンドユー』木下龍也
¥1,980
SOLD OUT
※本作は本書は表紙の色が5色あります。 表紙の色はランダムでに届くので、色の指定はできかねますのでご了承くださいませ。 第2歌集から6年、待望の第3歌集。 既発表と書き下ろしから厳選した123首を収録。 一首一首が、一輪挿しの花のように美しい一冊です。 出版社:ナナロク社 発売日:2022.10 タイプ:四六変形 布張り ページ数:144
-
『現代短歌パスポート 1 シュガーしらしら号』
¥1,100
最注目の歌人10名による書き下ろしの新作短歌アンソロジー歌集。 【収録作品】 榊原紘「Classic」 伊藤紺「雪の匂い」 千種創一「White Train」 柴田葵「おさしみ」 堂園昌彦「春は水さえとろけさせる」 谷川電話「夢を縫う、たき火を保つ」 吉田恭大「フェイルセーフ」 菊竹胡乃美「火のぬいぐるみ」 宇都宮敦「羊毛期の到来(ウール、ウール、ウール)」 初谷むい「天国紀行」 出版社:書肆侃侃房 発売日:2023.5 タイプ:四六判変形 ページ数:112
-
『現代短歌パスポート 2 恐竜の不在号 』
¥1,100
大好評の書き下ろし新作短歌アンソロジー歌集、第二弾。 【収録作品】 岡野大嗣「foil」 大森静佳「オーガンジー」 寺井奈緒美「わんたんたんか」 我妻俊樹「海岸蛍光灯」 伊舎堂仁「も可」 安田茜「森なんてない」 谷川由里子「残暑」 北山あさひ「板子一枚下は地獄、今度会えたら笑ってよ」 小島なお「群か星」 川野芽生「恐竜の不在」 出版社:書肆侃侃房 発売日:2023.11 タイプ:四六判変形 ページ数:112
-
『胎動短歌 Collective vol.4』
¥2,200
SOLD OUT
ジャンルを超えた全36組が参加! 連作8首を寄稿する「胎動短歌シリーズ」vol.4 伊波真人 岡野大嗣 荻原裕幸 尾崎世界観 カニエ・ナハ 金田冬一/おばけ 上篠翔 狐火 木下龍也 小坂井大輔 GOMESS 向坂くじら 鈴木晴香 高橋久美子 竹田ドッグイヤー tanaka azusa 千種創一 千葉聡 寺嶋由芙 toron* 野口あや子 初谷むい 東直子 ひつじのあゆみ 平川綾真智 広瀬大志 文月悠光 フラワーしげる 堀田季何 穂村弘 枡野浩一 宮内元子 宮崎智之 村田活彦 和合亮一 ikoma 発行:胎動短歌会 ikoma(胎動LABEL) 発売日:2023.11 ページ数:84
-
『胎動短歌 Collective vol.3』
¥1,980
SOLD OUT
ジャンルを超えた「誌面上の短歌フェス」。 歌人のみならず、詩人、俳人、ミュージシャン、ラッパー、ライター、書店員、植物園の中の人(!)まで全34組が参加。 青松輝 伊波真人 岡野大嗣 岡本真帆 荻原裕幸 カニエ・ナハ 金田冬一/おばけ 上篠翔 狐火 木下龍也 小坂井大輔 GOMESS 向坂くじら 鈴木晴香 高橋久美子 竹田信弥 千種創一 千葉聡 toron* 野口あや子 初谷むい 東直子 ひつじのあゆみ 平川綾真智 広瀬大志 文月悠光 フラワーしげる 堀田季何 枡野浩一 宮内元子 宮崎智之 村田活彦 和合亮一 ikoma 発行:胎動短歌会 ikoma(胎動LABEL) 発売日:2023.5 ページ数:80
-
『胎動短歌 Collective vol.2』
¥1,320
SOLD OUT
ジャンルを越えて詠まれた短歌のアンソロジー。 伊波真人 岡野大嗣 荻原裕幸 金田冬一/おばけ 上篠翔 狐火 木下龍也 小坂井大輔 GOMESS 向坂くじら 鈴木晴香 竹田信弥 野口あや子 初谷むい 東直子 ひつじのあゆみ 平川綾真智 広瀬大志 フラワーしげる 枡野浩一 宮崎智之 村田活彦 和合亮一 ikoma 発行:胎動短歌会 ikoma(胎動LABEL) 発売日:2022.11 ページ数:60
-
『胎動短歌 Collective 創刊号』
¥660
SOLD OUT
ジャンルを越えて詠まれた短歌のアンソロジー ーGuestー 伊舎堂 仁 かたゆまちゃん 木下龍也 ナイス害 野口あや子 初谷むい 服部真里子 東直子 フラワーしげる 穂村弘(巻頭一首) ーMemberー 浅葉爽香 オノダミキ 向坂くじら 桜望子 平田窒素 本山まりの わなざわ ikoma 発行:胎動LABEL 胎動短歌会 発売日:2017.11 ページ数:54
-
『歩山録』上出遼平
¥1,870
どうなっているんだ、ここは――? 完璧な登山のはずが――男に襲い掛かるイレギュラーの数々! 奇想天外&予測不能! 狂信者を量産したドキュメンタリー番組「ハイパーハードボイルドグルメリポート」の生みの親が描く、スーパーサイケデリックマウンテンノベル! 奥多摩から埼玉、長野の県境を歩いて山梨の北杜市へ。 製薬会社勤務6年目、何より理屈を愛する男・山田が思い立った登山は、完璧な計画通りに遂行されるはず、だった――。 「あなたは少年を探しにここまで来たのでしょう?」 山中で出会った博士風の奇怪な男の一言を発端に、山田はいつしか思いもよらない異常事態に迷い込む。 理屈が通らない混沌の先、山田を待ち受けていた運命は――? 出版社:講談社 発売日:2023.11 タイプ:単行本(ハードカバー) ページ数:224
-
『14歳からの自己啓発』尾崎俊介
¥2,420
『カーネギー自伝』『学問のすすめ』『7つの習慣』 『ザ・シークレット』『思考は現実化する』 『夜と霧』 『人を動かす』『フロー体験』…… 自己啓発本を「文学」として読むと見えてくる、豊饒な世界。 あらゆる自己啓発本が追い求めてきたたったひとつの「答え」とは? 出版社:トランスビュー 発売日:2023.3 タイプ:単行本(ソフトカバー) ページ数:352
-
『にがにが日記』岸政彦
¥2,200
SOLD OUT
生活史研究で知られ、大阪と沖縄、そして音楽に魅せられた社会学者が綴る、発見と内省、諧謔と哀切に満ちた日記。 ウェブマガジン「考える人」の人気連載に、最愛の猫とのかけがえのない日々を書き下ろした「おはぎ日記」を併録。 出版社:新潮社 発売日:2023.11 タイプ:単行本(ソフトカバー) ページ数:350
-
【サイン入り】『風にあたる』山階基
¥1,870
早稲田短歌会出身の歌人・山階基、初の歌集。 2010年から2019年までの短歌作品346首を収録。 心にふれる、という言葉がこんなに似合う歌はないと思う。 ──東直子(歌人) もといくんの歌集の中で暮らしたい ゆくてのシャツを乾かしながら ──枡野浩一(歌人) 出版社:短歌研究会 発売日:2019.7 タイプ:四六判変型 ページ数:152
-
『桃を煮るひと』くどうれいん
¥1,760
SOLD OUT
衝撃のデビュー作『わたしを空腹にしないほうがいい』から5年。 小説、エッセイ、絵本、児童書、歌集…多方面で活躍する気鋭の作家が、 満を持して、2作目の「食エッセイ集」を解禁。 日経新聞「プロムナード」(2022年7月〜12月)に掲載されたエッセイに、 書き下ろしをたっぷり加えた、珠玉の41編。 出版社:ミシマ社 発売日:2023.6 タイプ:単行本(ソフトカバー) ページ数:136
-
『 “複雑なタイトルをここに”』ヴァージル・アブロー
¥1,760
SOLD OUT
言葉は世界を動かす。 ファッション・レーベルOff-Whiteを率い、ルイ・ヴィトンのメンズ・アーティスティック・ディレクターを務めるヴァージル・アブローが、ハーバード大学デザイン大学院で行なった特別講義の記録。 【本書裏表紙より】 “僕のDNAとは?” 満員のハーバード大学デザイン大学院の講堂でヴァージル・アブローは問う。 アブローは“チートコード”――学生時代の自分が知っていたらどんなによかっただろうと思うアドバイス――を聴衆に紹介する。 そして、“独自のデザイン言語”を培うための“ショートカット”を次々に示していく。 建築家とエンジニアのルーツを持つアブローは、学生時代に築いたツールやテクニックをファッション、プロダクトデザイン、音楽の言語へと変換させてきた。 彼のブランドOff-Whiteは、ストリートウェアとクチュールという相反するように見える要素を結びつけ、ナイキ、イケア、赤十字といったブランド、リル・ウージー・ヴァートやリアーナらのミュージシャン、レム・コールハースのような“メンター”とのコラボレーションを実現させてきた。 さまざまなハードルをものともせず(“そんなものは実際には存在しない”)、デザインプロセスの舞台裏、エディティングの本質をシェアすること、問題解決、ストーリーの紡ぎ方をアブローは解説していく。 彼は自らのDNAを描き出し、そして問いを投げかける――君のDNAとは? 本書The Incidentsは、1936年から続くハーバード大学デザイン大学院での特別イベントを記録したシリーズである。 出版社:アダチプレス 発売日:2019.3 タイプ:A5変型判 ページ数:96
-
『半径50メートルのセカイ 超日常的アイデア発見法』佐藤オオキ
¥1,760
デザインオフィス nendoのチーフデザイナー、佐藤オオキ。 2020東京五輪の聖火台デザインで世界を驚かせたことで知られるが、 ビジネス界からも絶大な信頼を得ている。 最近では、東急ハンズ⇒ハンズのリブランディングを手がけ、 漢字の「手」をモチーフにした新しいロゴも絶賛された。 2025年に開催される大阪・関西万博 日本館の総合プロデューサー/総合デザイナーも務め、建築から展示まで全てのクリエイションを統括。 そんな彼の発想は、半径50メートルの中で生まれる。 佐藤オオキのアイデア発見法には、たくさんのヒントが隠されているのです。 出版社:CCCメディアハウス 発売日:2022.12 タイプ:単行本(ソフトカバー) ページ数:252
-
『僕とデザイン』仲條正義
¥2,420
SOLD OUT
「デザインは遊びだ。野暮や退屈になったらおしまい」 半世紀以上にわたって日本のグラフィックデザインをリードしてきた マエストロ、仲條正義のオーラル・バイオグラフィー(口述自叙伝)。 資生堂のPR誌『花椿』のアートディレクターを40年以上務めたほか、 同パーラーのロゴとパッケージデザイン、 銀座松屋や東京都現代美術館、カゴメなど数多くのロゴをはじめ、 斬新で粋なデザインを世に送り続けてきた仲條正義が、 キャリアを振り返りながら、デザインとはなにか? を自ら語ります。 巻頭にはホンマタカシ撮影の著者ポートレートと、 『花椿』など主な仕事をカラー32ページで掲載しています。 出版社:アルテスパブリッシング 発売日:2022.1 タイプ:四六判変型・ビニール装 ページ数:210
-
『 声の地層 災禍と痛みを語ること』瀬尾夏美
¥2,310
伝える人と耳を澄ます人をつなぐ、語り継ぎの文学 震災、パンデミック、戦争、自然災害…。多くを失い身一つになっても、集えば人は語りだす。痛みの記憶を語る人と聞く人の間に生まれた「無名の私たち」の記録。絵画多数掲載。 出版社:生きのびるブックス 発売日:2023.10 タイプ:単行本(ソフトカバー) ページ数:288
-
『暦レシピ』高山なおみ
¥1,760
人気日記エッセイ「日々ごはん」シリーズの「おまけレシピ」が待望の書籍化! 高山なおみさんの18年間の日々の暮らしから生まれた141メニューのレシピが収録されています。 読んで、作って、食べて、おいしく生きるヒントが満載です。 【「はじめに」より】 この本は、私が生きてきたレシピでできています。 季節に合わせてこの本を暦のようにめくり、 目にとまった料理を作ってみてください。 出版社:アニノマ・スタジオ 発売日:2023.2 タイプ:単行本(ソフトカバー) ページ数:324
-
『記憶の歳時記』村山由佳
¥1,980
村山由佳デビュー30年 記念碑的エッセイ 12の季節をめぐる記憶に引き出され、初めて明かすほんとうの想い。 【内容】 想い出をひもとくと、人生の味わいはぐっと深まる。 デビュー作『天使の卵』がベストセラーとなり、南房総・鴨川でのゆたかな自給自足生活。出奔そして離婚、東京での綱渡りの日々。常識はずれな軽井沢の家で新たな生活、3度目の結婚──。そんな村山由佳の大胆な生きざまと、作家としての30年を支えてきたものとは? 季節・猫・モノをキーワードにひもとく、極彩色の記憶たち。人気作家になって抱えた葛藤、編集者との関係、20年隠してきたある猫の秘密、過去の恋愛の数々など、初めて明かすエピソードも満載。 年若いあなたの肩を「案外、大丈夫よ」とやさしくたたき、人生後半戦のあなたに「この先が楽しみ」と思わせてくれる、滋味あふれるエッセイ集。 ・特別書き下ろし掌編小説16ページ収録! ・軽井沢暮らしや愛猫たちの写真も満載! ・貴重な著者直筆コメント多数収録! 出版社:集英社 発売日:2023.10 タイプ:単行本(ソフトカバー) ページ数:244
-
『わたしはわたしで』東山彰良
¥1,980
直木賞受賞作『流』の続編「I love you Debby」ほか、珠玉の作品6編を収録。 人生はままならない。諦めの連続だ。 悲しくて。悔しくて。寂しくて。 一瞬成功したかにみえても 待ち受けている落とし穴は底なし。 「I love you Debby」 自分の不始末を許すことが出来ない娘を連れてアメリカから帰国、叔父のもとへ。『流』の読者が知りたかった叔父の秘密がついに明かされる。 「ドン・ロドリゴと首なしお化け」 元殺し屋かもしれない男の運命を左右する首なしお化けに振り回され、ついに。 「モップと洗剤」 偶然父親を殺した男の情報を摑んでしまった男とその親友。ネット炎上の先に二人を待ちうける運命。 「わたしはわたしで」 コロナ禍で仕事を失い、貯金も底をつき、行きつく先は小説を書くことしか……。 「遡上」 幼馴染の二人。一人は漁師町に残って漁業で生き、一人は東京で出版社勤め、故郷の同窓会で過去が動き始める。 「REASON TO BELIEVE」 コロナ禍でやむなく中洲で働くしかないが、最後の一線は越えられない。ぎりぎりのところで踏みとどまるが。 幸も不幸も薄紙をはがすように透けて見える、語り巧者の東山彰良が描く異色の6編。 出版社:書肆侃侃房 発売日:2023.12 タイプ:単行本(ソフトカバー) ページ数:256
-
『榎本マリコ作品集 空と花とメランコリー』榎本マリコ
¥2,970
顔を隠された異形の人物像が、『82年生まれ、キム・ジョン』などの話題書の装幀に採用され、一躍脚光を浴びる画家。榎本マリコ初作品集 それは誰でもなく誰でもある肖像 顔を隠された異形の人物像が、『82年生まれ、キム・ジヨン』など話題書の装幀に採用され、 一躍脚光を浴びる画家・榎本マリコの初作品集。 初期作から最新作、クライアントワークまでを厳選し、相反するイメージの組み合わせが想像を掻き立てる榎本作品の全貌に迫る! 斎藤環氏(精神科医)、沓名美和氏(現代美術史家)、小松隆宏氏(ギャラリスト)による跋文も収録 出版社:芸術新聞社 発売日:2023.11 タイプ:ソフトカバー、B5 ページ数:144
-
【直筆サインカードつき】『ぞうのマメパオ』藤岡拓太郎
¥1,760
SOLD OUT
【奇妙でかわいい、196ページの絵本】 『たぷの里』の藤岡拓太郎、2作目の絵本。 小さな女の子ジュンちゃんと、小さな象のマメパオが、走って転んで、また走る。子どもも大人も読めば踊りたくなる。 【あらすじ】 ある冬の日、たまごのおつかいを頼まれたジュンちゃんは、たまご屋さんに向かう途中で、迷い子らしき小さな象に出会います。 ダッ!小さな象は逃げてゆく。「まって!」 果たしてジュンちゃんはこの象と仲よくなって、お母さんとお父さんを見つけてあげることができるのでしょうか? 【作者より】 「かわいすぎて笑ってしまう」ようなものが描いてみたくなって、この絵本を作りました。 子どもが持つ愛らしい動きや言葉を描くことを軸に、シンプルでかわいい、そして変な、おもしろい絵本が描けたと思います。 漫画っぽい要素もある絵本なので、自分でひらがなが読めるようになった子どもたちにとっては、この本が新しい世界の入口になってくれたらとても嬉しいです。 いつものように手作り読者カードも入っています。子どもも大人も、ぜひ感想を聞かせてください。 出版社:ナナロク社 発売日:2022.4 タイプ:単行本(ハードカバー) ページ数:196
-
『曇る眼鏡を拭きながら』くぼた のぞみ、斎藤 真理子
¥1,760
SOLD OUT
著者:斎藤 真理子 ひとりでも拭けるけど、ふたりで拭けば、もっと、ずっと、視界がひろがる。 ノーベル文学賞受賞作家、J・M・クッツェーの訳者として名高いのぞみさん。 パク・ミンギュ『カステラ』以降、韓国文学ブームの立役者である真理子さん。 「ことば」に身をひたしてきた翻訳家どうしが交わす、知性と想像力にみちた往復書簡集。 生まれ育った地に降りつもる雪、息もたえだえの子育て期、藤本和子との出会い、出版界の女性たちの連帯、コロナ禍とウクライナ侵攻の混迷……丹念に紡がれた、記憶と記録のパッチワーク! 出版社:集英社 発売日:2023.10 タイプ:単行本(ソフトカバー) ページ数:240
-
『ロゴスと巻貝』小津夜景
¥1,980
SOLD OUT
注目の俳人小津夜景さんは、選び取る言葉の瑞々しさやその博識さが魅力。 本書では、これまでの人生と本の記憶を、芳醇な言葉の群で紡ぎ合わせる。 過去と現在、本と日常、本の読み方と人との交際など、ざっくばらんに綴った40篇。 出版社:アニノマ・スタジオ 発売日:2024.1.6 タイプ:単行本(ソフトカバー) ページ数:256
-
『塵に訊け』ジョン・ファンテ
¥3,300
SOLD OUT
30年代の頽廃、ビートニクの先駆 所は照りつける太陽と視界を奪う 砂漠の塵が舞うロサンゼルス―― ワラチを履いたメキシコ娘カミラ 作家志望のイタリア系アルトゥーロ 差別される者どうしの共感が恋に 震え、疾駆し、うなり、転げる生 80年の再刊で沸騰した名著の新訳 【訳者あとがきより】 ブラック・スパロウ版には、チャールズ・ブコウスキーが序文を寄せている。……このたびの新訳では、訳者の判断により「附録」として作品の末尾に置くこととした。ブコウスキーの言葉を介さずに、まずファンテ自身の作品に触れてほしいという願いがあるからである。……本書を含め六冊の日本語訳がそろったいま、そろそろ、「ブコウスキーによって再発見された」という枕詞から、ファンテを解放してもいいのではないかと訳者は感じている。 【「チャールズ・ブコウスキーによる序文」より】 一行一行が軽やかにページを転がっていく、言葉がほとばしっている。すべての行にエネルギーが宿っていて、同じように力強い行がそれに続く。各行の核となる部分がページに形を与え、そのなかに刻まれたなにかの感覚を伝えている。しかも、この男は感情を恐れていない。ユーモアと痛みが、どこまでも飾り気なく混ぜ合わされている。あの本の冒頭は私にとって、けたはずれの荒ぶる奇跡だった。……本のタイトルは『塵に訊け』、著者の名前はジョン・ファンテだった。 出版社:未知谷 発売日:2023.12 タイプ:単行本(ハードカバー) ページ数:288