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『五月 その他の短篇』アリ・スミス
¥2,200
近所の木に恋する<私>、バグパイプの楽隊に付きまとわれる老女、おとぎ話ふうの語りの反復から立ち上がる予想外の奇譚……現代英語圏を代表する作家のユーモアと不思議に満ちた傑作短篇集。 訳者:岸本佐知子 出版社:河出書房新社 発売日:2023.3 タイプ:単行本(ハードカバー) ページ数:210
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『若き詩人への手紙』ライナー・マリア・リルケ
¥2,200
詩人、音楽家や画家はもちろん、マリリン・モンロー、デニス・ホッパーからレディ・ガガに至るまで世界中の表現者に影響を与えてきたリルケの「若き詩人への手紙」。 これまで割愛され、謎に包まれていた「若き詩人」からの12通の全貌を本邦初紹介。 往復書簡の形で第二の著作と言われるリルケ書簡の新しい側面を提示!! 訳者:安家達也 出版社:未知谷 発売日:2022.6 タイプ:単行本(ハードカバー) ページ数:208
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『愛しいあなた』劉梓潔
¥2,090
『父の初七日』監督・脚本のエッセイ・リウ。 映画の原作エッセイがベストセラーとなった作家の最初の短編小説集。 子供が欲しい。でもそれってホルモンのせい?でも、過ぎてしまえばそれでいいなんて私は思わない…「愛しいあなた」。 母親には永遠にわからないだろう。 それは四倍の愛なのだ。 母と父の役目で二乗。 会えなかった最初の息子の分でさらに二乗だって…「プレゼント」。 私は年上の人しか好きになれないんです。 父の秘密と私の恋…「失明」。 台湾の現代女性の愛と痛みを衝動的に描いた短編小説集10編。 訳者:明田川聡士 出版社:書肆侃侃房 発売日:2022.10 タイプ:単行本(ソフトカバー) ページ数:224
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『赤の自伝』アン・カーソン
¥2,420
SOLD OUT
怪物と英雄が恋をした。言葉が存在を解放する。 ノーベル文学賞最有力とも言われるアン・カーソンの代表作。 古代ギリシアの詩人ステシコロスが描いた怪物ゲリュオンと英雄ヘラクレスの神話が、ロマンスとなって現代に甦る。 詩と小説のハイブリッド形式〈ヴァース・ノベル〉で再創造された、アン・カーソンの代表作ついに邦訳! 訳者:小磯洋光 出版社:書肆侃侃房 発売日:2022.9 タイプ:単行本(ハードカバー) ページ数:256
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『精神の生活』クリスティン・スモールウッド
¥2,310
SOLD OUT
この痛みを何と呼んだらいいのか? 「流産」というテーマを克明かつ赤裸々に描いた傑作小説。 不安定な地位にある大学非常勤講師のドロシーは、図書館のトイレで出血を確認する。 流産したことを親友にも母親にも打ち明けることはできない。 大学で講義し、セラピーに通い、産婦人科を訪れるが、どこにいても何をしていても世界から認めてもらえない気がしてしまう。 3月の終わりからの1ヶ月半、予測不能なキャリアのなかで、自分の身体に起きた「流産」という不可解な出来事と知性によってなんとか折り合いをつけていく。 訳者:佐藤直子 出版社:書肆侃侃房 発売日:2023.8 タイプ:単行本(ソフトカバー) ページ数:280
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『大聖堂』レイモンド・カーヴァー
¥1,650
「ぼくが電話をかけている場所」「ささやかだけれど、役にたつこと」ほか、一級の文学としての深みと品位をそなえた、粒ぞろいの名篇を収録。 成熟期の風格漂う、カーヴァー最高の短篇集。 訳者:村上春樹 出版社:中央公論新社 発売日:2007.3 タイプ:新書判 ページ数:432
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『愛について語るときに我々の語ること』レイモンド・カーヴァー
¥1,210
SOLD OUT
アグレッシヴな小説作法とミステリアスなタイトリング。 作家カーヴァーの文学的アイデンティティを刻印し、アメリカ文学にカルト的とも言える影響を及ぼした、転換期の鮮やかにして大胆な短篇集。 訳者:村上春樹 出版社:中央公論新社 発売日:2006.7 タイプ:新書判 ページ数:306
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『野原』ローベルト・ゼーターラー
¥2,200
悲しみとは、生の躍動——。 人の尊厳に迫る、このうえなく静かな長篇小説。 ミリオンセラー『ある一生』で国際ブッカー賞候補となったオーストリアの作家が、小さな町の墓所に眠る死者たちが語る悲喜交々の人生に耳を傾ける。 たゆまぬ愛、癒えない傷、夫婦の確執、労働の悦び、戦争、汚職、ならず者の悲哀……。 失意に終わる人生のなかにも、損なわれることのない人間の尊厳がある。 胸を打つ物語。 訳者:浅井晶子 出版社:新潮社 発売日:2022.10 タイプ:単行本(ソフトカバー) ページ数:256
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『ウォーターダンサー』タナハシ・コーツ
¥3,080
忘れることは、本当の奴隷になること——。 全米図書賞作家の大ベストセラー! 19世紀中盤、アメリカ・ヴァージニア州。 神秘的な力を持つ黒人奴隷のハイラムは、奴隷逃亡のネットワーク「地下鉄道」の活動に加わることで、自らが持つ力の意味とその秘密を知っていく。 秘密を解く鍵は失われた母の記憶——。 トニ・モリスンが「ボールドウィンの再来」と絶賛した、いま最も注目される作家による初長篇小説。 訳者:上岡伸雄 出版社:新潮社 発売日:2021.9 タイプ:単行本(ソフトカバー) ページ数:488
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『光を灯す男たち』エマ・ストーネクス
¥2,640
絶海の灯台から3人の男たちが消えた! 実在の事件を元にした傑作文芸ミステリ。 1972年末、英国コーンウォールの灯台から3人の灯台守が忽然と姿を消した。 灯台は内側から施錠、食事も手つかずのままであった。 8週間の任務、狭いベッド、夫婦の距離……。 孤絶したコミュニティの中で、灯台守とその妻たちに何が起きていたのか? 誰もが光として抱えてきた思いが、20年前の未解決事件の謎を解き明かす。 訳者:小川高義 出版社:新潮社 発売日:2022.8 タイプ:単行本(ソフトカバー) ページ数:384
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『ニューヨークの唇』蝦名泰洋
¥2,200
月を追う途中の子どもにあいさつをさよならみたいな青いハローを 流星のように去っていった蝦名泰洋の最後の短歌とメッセージ。 闘病のすえ、両吟『クアドラプル プレイ』の友・野樹かずみに託した遺稿をもとに、多くの声援を受けて編まれた歌集。 歌集『イーハトーブ喪失』も収録。 【収録歌より】 落ちている海かと思うあおむけの君がまぶたをひらいた瞳 抱きあげるするとわたしも何者かに抱きあげられていることを知る 夕焼けがより濃い席で答えなき答え合わせを待つ女の子 この鍵はどこのドアにも合わないが永久があるから失くしたくない 全校の運動会に人が消えひとりで踊るオクラホマミキサー 出版社:書肆侃侃房 発売日:2023.6 タイプ:単行本(ソフトカバー) ページ数:192
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『ライナスの毛布』高田ほのか
¥2,090
第一歌集『ライナスの毛布』に新作短歌31首を加え、 イノウエマサルさんによる書き下ろしカバー装画と小沢真理さんによる新帯で刊行する増補新装版。 小沢真理『世界で一番優しい音楽』 たっぷりと未来が用意されている頰にそうっとおやすみなさい 【少女漫画の短歌化】チョコよりあまい恋があるってホントですか? より ほのかさんの一行は、なまえのない気持ちをとじこめた、一本の野の花のよう。この本は、大好きなひとに贈りたい花束です。 小沢真理(漫画家) 出版社:書肆侃侃房 発売日:2023.8 タイプ:単行本(ソフトカバー) ページ数:144
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『カミーユ』大森静佳
¥2,200
曇天に火照った胸をひらきつつ水鳥はゆくあなたの死後へ 幽明を行き来しながら うたは火となる。水となる。 声の雫が心を濡らす。 出版社:書肆侃侃房 発売日:2018.5 タイプ:単行本(ソフトカバー) ページ数:144
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『恋愛名歌集』萩原朔太郎
¥704
萩原朔太郎(1886-1942)は、日本語の詩の精髄は、古典和歌にこそ宿ると論じた。 さらに、抒情詩中の抒情詩は、恋愛歌とした。 詩人は、『万葉集』『古今和歌集』から『新古今和歌集』までの歌集から、抒情、韻律に優れた歌を選び、評釈を付ける。近代詩の巨人による和歌の詞華集にして、独自の古典文学論(解説=渡部泰明)。 出版社:岩波書店 発売日:2022.6 タイプ:文庫 ページ数:270
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『幸せな日々』多賀盛剛
¥1,980
ナナロク社主催の短歌作品公募企画「第2回 ナナロク社 あたらしい歌集選考会」より、歌人の岡野大嗣さんが選出した、多賀盛剛さんの第1歌集。 【帯文 岡野大嗣】 別々の時間を生きていずれこなごなになる私たちを、 広く静かに抱きとめる三十一音がここにある。 【著者より】 買ってすぐに冒頭だけよんで、十年後によみおわった本があります、いつもそばにあっていつかよみおわるような、そんな本になりますように 出版社:ナナロク社 発売日:2023.6 タイプ:単行本(ソフトカバー) ページ数:136
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『あの人と短歌』穂村弘
¥1,760
SOLD OUT
16人の気になる「あの人」とホムラさんの、今日はとことん短歌談義。 「NHK短歌」テキストの人気連載「穂村 弘、対して談じる。」でお迎えした短歌好き16名との、待望の対談集。 穂村さんの熱望から対話が実現したゲストは、意外な「あの人」たち。 短歌からひと、ひとから短歌が見えてくる。 ゲスト:北村薫(作家)、酒井順子(エッセイスト)、三浦しをん(作家)、清家雪子(漫画家)、高原英理(小説家)、知花くらら(モデル・女優)、金原瑞人(翻訳家)、文月悠光(詩人)、鳥居(歌人)、朝吹真理子(小説家)、小澤實(俳人)、保阪正康(ノンフィクション作家)、里中満智子(マンガ家)、吉澤嘉代子(シンガーソングライター)、名久井直子(ブックデザイナー)、俵 万智(歌人) 出版社:NHK出版 発売日:2022,10 タイプ:単行本(ソフトカバー) ページ数:272
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『推しとショボンヌ』
¥2,090
『瀬戸際レモン』の蒼井杏、第二歌集。 今だから、いや、今しか書けないショボンヌのつぶやき。 【収録歌より】 背表紙が背の順にならびうつくしくきおくのひざをおりまげている この鍵はだれかの指の味がする。わたしいつでもひざまずけるよ アイコンをかえたのですね。とおいなぁ。クリアファイルであおいだあの夏。 プリンターのうえのねこの目とじてゆき世界中からわたしがきえる ひとつぶのみずが耳から出ていっておもいだせそうだったんだけどな 出版社:書肆侃侃房 発売日:2023.11 タイプ:単行本(ソフトカバー) ページ数:144
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『青卵』東直子
¥858
現代短歌の新しい潮流となった歌人・東直子の第二歌集。 第一歌集『春原さんのリコーダー』から五年間の491首を収める。 柔らかな空気をまといながら、時にハッとさせられる表現や心の奥を覗くような影を含んだ歌など、独自の感覚に充ちた一冊。 花山周子の評論、穂村弘との特別対談により「ママンあれはぼくの鳥だねママンママンぼくの落とした砂じゃないよね」などの不思議な作品の謎に迫る。 出版社:筑摩書房 発売日:2019.11 タイプ:文庫 ページ数:288
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『春原さんのリコーダー』東直子
¥770
人気歌人で、作家としても活躍している東直子のデビュー歌集。 代表歌「廃村を告げる活字に桃の皮ふれればにじみゆくばかり 来て」ほか、シンプルな言葉ながら一筋縄ではいかない独特の世界観が広がる347首。 小林恭二、穂村弘、高野公彦らによる単行本刊行時の栞文に、新たに花山周子による解説、川上弘美との対談も収録。 出版社:筑摩書房 発売日:2019.10 タイプ:文庫 ページ数:224
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『シン・短歌入門』笹公人
¥1,760
SOLD OUT
三十一年の短歌歴で、これだけは伝えておきたいという大事なことは、 ほとんど詰め込むことができたと思っています。――笹 公人「はじめに」より 「歌を作るには何から始めたらいいですか?」 「初心者が覚えるべき型のようなものはありますか?」 「インパクトがある展開にしたいのですが…。」 短歌アイドル「明星コトハ」と、プロデューサーの「笹先生」が、短歌作りのお悩みをズバッと解決! あなたの短歌ライフを徹底サポートします。 「NHK短歌」テキストの人気連載「念力短歌入門」がパワーアップして書籍化されました。 「NHK短歌」番組講師や、「アイドル歌会」選者としておなじみの笹公人による、短歌入門の新しい必携書。 豊富なQ&Aと穴埋め問題ドリルで、ステップアップしながら作歌のコツを体得できます。 自選40首、エッセイの他、投稿前に役立つ「推敲10のチェックリスト」も収載。 最初の一首を作ってみたい方にも、スランプ中の短歌迷子も、役立つヒントが満載です。 北村みなみによる可愛いイラストも必見! 出版社:NHK出版 発売日:2023.12 タイプ:単行本(ソフトカバー) ページ数:180
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【サイン入り】『肌に流れる透明な気持ち』伊藤紺
¥1,870
SOLD OUT
増刷のたびに売り切れる噂の私家版歌集が、発売から約3年の時を経て 次作『満ちる腕』とともに短歌研究社より新装版が同時発売! 「わたし」を巡る60首。 歌人・伊藤紺、最初の短歌集。 【歌集より】 ひさしぶりに会うたびきみは生きていて新鮮さに泣きそうになる 楽しいだけとかってたぶんもうなくて楽しいたびにすこしせつない フラれた日よくわからなくて無印で箱とか買って帰って泣いた 前髪にかけてきた気が遠くなるほどの時間の一部にあなた 出版社:短歌研究社 発売日:2022.8 タイプ:B6判変型並製 ページ数:80
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【サイン入り】『満ちる腕』伊藤紺
¥2,090
2020年に発売された著者2作目となる私家版歌集。 完売が続き入手困難となっていた本作が、 前作『肌に流れる透明な気持ち』とともに短歌研究社より 新装版同時発売!! 短歌45首、詩・散文8篇を収録。 出版社:短歌研究社 発売日:2022.8 タイプ:B6判変変型上製 ページ数:96
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【サイン入り】『踊れ始祖鳥』くろだたけし
¥1,870
SOLD OUT
版元主催の短歌作品公募企画「第2回 ナナロク社 あたらしい歌集選考会」より、歌人の木下龍也さんが選出した、くろだたけしさんの第1歌集。 出版社:ナナロク社 発売日:2023.6 タイプ:単行本(ソフトカバー) ページ数:136
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『アスパラと潮騒』塚田千束
¥2,200
クロワッサンばさばさたべて白衣からうろこを落とすよう立ち上がる もがく日々のうた。 医師として、母として、娘として、妻として。 2021年第64回短歌研究新人賞受賞作「窓も天命」を含む第一歌集。 【歌集より】 我のこと何ひとつ知らぬひとと居てつむじきりりと立つ診察室 あらっても洗っても砂がこぼれだす子を産む前の我を見失う 誰ひとり死なない昼もあるようなアスパラを湯に放てば潮騒 きらめかず傷つきやすき肌をもち鱗に生んであげたらよかった 先生と呼ばれるたびに錆びついた胸に一枚白衣を羽織る 出版社:短歌研究社 発売日:2023.7 タイプ:単行本(ソフトカバー) ページ数:144